「うじうじ主人公」登場作品特集

grayscale photography of crying woman

ためらい、悩み、決断が出来ない

人は、決断を下すには「自信」が必要になる。

情報への信頼、自分の実力への過信、頼もしい仲間の存在……

何かプラスな要素があって、決断を下す事に対して一定の「正しい筈」と言う「自信」があって、ようやく決断が出来る。

だが、自分に自信が無かったり、あまりにも未来が不透明だと、人は決断をためらい、悩み、うじうじとしてしまう事がある。

間違っているかも、出来ないかも、不安が大きすぎて、処理不全が起きるのだ。

物語の場合、主人公は常に問題解決行動を取る為に、決断し続けなければ前に進めない。

だが、面白い物語の中には、主人公がうじうじと悩み、苦しみ、葛藤をしてストレスを溜めに溜めてから、決断自体をカタルシスにしたり、うじうじ主人公の決断を手伝う相棒キャラを配する事で物語を前に進めたり、様々な工夫を凝らした作品が存在する。

この記事では、物語の冒頭で「うじうじ」と煮え切らない態度を取っているが、後に乗り越えて主人公として覚醒するタイプのキャラクターが登場する作品を紹介していく。

人によっては、うじうじしている主人公を見ているだけで、イライラする人もいるだろう。

でも、うじうじしている主人公だからこそ描ける物や、得られる共感もあるので一長一短なキャラクター属性だ。

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【ネタバレあり感想】『バブル』を見ました。【アニメ】

設定良し、作画良し、音楽良し、なのだが……

配信日に期待して視聴。

作品リンク:https://www.netflix.com/browse?jbv=81345945

以下、感想をば。

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物語で「教訓」を伝えるテクニックを解説!『うさぎとかめ』を読み解く。

beige rabbit resting on green grasses during daytime

物語を通して教える現実

教訓とは「教え、諭す」「戒める」事を指す。

例えば「人には優しくしなさい」とか「嘘は悪い事だよ」みたいな事だ。

これを物語を通して伝えるには、ちょっとしたコツがいる。

「こんな事をすると、こんな目に遭う」と言う因果応報をロジカルに描いたり、「こんな状態は、こんな事の前触れかもしれない」と希望や絶望の状況に隠された、納得出来る裏の意味を描いたり。

現実で起きうる法則と言うパターンを、物語のストーリーラインに乗せ、キャラクターを通して、シンプルに分かりやすく描く事が出来れば、そこには教訓が乗る。

要は、作品が伝えたいメッセージなのだが、今回は、それを昔話を通して簡単に見ていきたい。

題材は「うさぎとかめ」だ。

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「やりたいこと」を選ぶ為に知っておくべき事について

photo of a boy doing his homework

やりたいことを、どうやって選ぶのが良いのか?

人は、やりたい事が出来る事がある。

その際、やりたい事の筈なのに、なぜか困る事もある。

絵を描きたいのに、漫画を描きたいのに、映画を撮りたいのに、小説を書きたいのに、舞台を作りたいのに、やりたい事の筈なのに、なぜかシックリこない。

そんな時、どうすれば良いか?

どうすれば、そこから抜け出せるのか?

やりたい事を、しっかりやるには、どうすれば良いのか?

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「一般社会に溶け込もうとする戦闘マシン」キャラクター登場作品特集

man in brown camouflage sitting on top of tank

高い戦闘力と、引き換えの欠点

戦場の最前線を幾度も潜り抜けるだけの高い戦闘力。

バトルでは劇中でも上位の実力があり、通常戦闘での安心感は物凄い。

なのだが、戦闘力向上の為に色々な物を注ぎ込んだせいで、戦闘力以外に思わぬ欠点を持つ事に。

そして、戦闘が無い時は、それが日常に波乱を呼んでしまう。

この記事では、そんな「一般社会に溶け込もうとする戦闘マシン」なキャラクターが登場する作品を紹介していく。

かなり人気のあるキャラクター属性だよね。

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「取り違え、幼少期の子供入れ替え」モチーフ作品特集

close up of illuminated christmas tree and a baby

他人の家族に育てられ、後で気付く状況

遺伝、血統、血族的な家族の繋がりは、生物には重要だ。

もちろん、遺伝的に繋がっていない親子関係であっても、絆は形成出来る。

問題は「血が繋がっていると思っていたのに、実は繋がっていない事が”後出しで分かる”と言う事」である。

自分の実子であると言う思い込みから、本来なら実子に対して注ぐつもりだった愛情等の諸々が他人の子供に注がれ、更に、実子には自分以外の愛情等が注がれると言う状況に大きな問題があるわけだ。

これは、取り違えられた子供や、状況に巻き込まれた兄弟姉妹等にも影響する。

本来送り得た人生とは別の人生を送っていた事を突きつけられる状況は、片方だけでも不幸に見舞われていると、より一層、悲惨となる。

この記事では、そんな「取り違え」をテーマとした作品を紹介していく。

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【ネタバレ無し感想】『魔法が解けて シーズン4』を見ました。

安定して面白いものの……

やっと「魔法が解けて」のシーズン4をネットフリックスで視聴し終わりました。

作品リンク:https://www.netflix.com/search?q=%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%81%91%E3%81%A6&jbv=80095697

作品としては非常に面白かったですが、シーズン4はこれまでの登場人物の再利用が多い上に、いつものノリ、いつものオチと、慣れによる物足りなさも。

以下、感想をば。

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コンテンツ創造テクニック「好都合化」の一つ「合法化」について解説しよう

tunnel with lights

そうだ、合法化しよう

人には、それぞれ好きな物がある。

だが、好きな物の、全てが好きかと言うと、そういう物は稀だろう。

例えば、あなたの好きな人を想像して欲しい。

全てが好きだと言うなら、情熱的に愛している状態で、「恋は盲目」に近い状態だろう。

だが、少し冷静になると、かなり好きな人でも「ここだけは受け付けない」と言う要素の一つや二つや三つ、いや、もっとある筈だ。

無計画、無頓着、デリカシー無し、無職、薄給、車の運転が下手、トイレの使い方が気に食わない、家事をしない、子育てしない、空気読めない、臭い、不潔、パワハラ、セクハラ、モラハラ、等々、等々……

「なおして」と言う事もあれば、「もういいや」と諦める事も、それが積もり積もって「もう一緒にいられない」なんて事も。

それは、人に限らず、物でも同じだ。

好きな料理でも、作るのが面倒くさい、後片付けが面倒くさい、満足感に比べて高すぎる、なんて理由で作る頻度が落ちる事だってある。

そう、人には、好きな物とセットとなっている嫌いな物が、大抵あるのだ。

で、それを上手に「好都合化」する事は、大勢に求められる良いコンテンツを作る時には、重要な考え方である。

ラーメンであれば、どんなに好きでも、ゼロから作るのは流石に骨が折れるだろう。

だから、その面倒をお金の力で解決した、ラーメン屋、インスタント麺、コンビニ飯、等々に大きな需要がある。

好きな物とセットになっている嫌いな部分を代わりにやったり、楽になる様に工夫する事で、コンテンツの価値が大きくなっているわけだ。

で、今回説明するのが、その「好都合化」の一つ「合法化」である。

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アニメ『史上最強の大魔王、村人Aに転生する』が、予想外に面白い件

なろうの「○○」を全力利用⁉

アニメ「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」と言う作品を、皆さんは知っているだろうか?

2022年4月から始まったなろう小説を原作としたアニメ作品で、ノベライズコミカライズもされている作品だ。

原作は2017年8月から、今現在も連載されている。

<内容>

神話に名を刻む、史上最強の《魔王》ヴァルヴァトス。王としての人生をやり尽くした彼は、強さゆえの孤独から平凡な生活に憧れ、数千年後の世界に、村人アード・メテオールとして転生した。しかし、転生した未来では魔法文明が衰退。魔法そのものが弱体化していた。初めての友人であり幼馴染みのイリーナとともに魔法学園へと入学したアードだったが、特別な存在になることをどれだけ拒絶しても、その力が規格外であることを隠せなかった。畏敬の念を抱く者、言い寄ってくる者があとを絶たず、さらには、かつて世界を恐怖に陥れた《魔族》も暗躍し始め–。元《魔王》は平穏かつ平凡な人生を手にすることができるのか。波乱に満ちた学園ヒロイックファンタジー、開幕!

アニメ公式サイト:https://murabito-a-anime.com/#top

この様な作品なのだが、私は原作もノベライズもコミカライズも知らずに、新番組だからとアニメを見始めた。

なので、アニメ版だけの評価となるが、これが本当に面白い。

一部、気付いている人は気付いて楽しんでいる様子だが、世間では、それほど意外と話題になっていない。

なので、今回、簡単に取り上げて見る事にした。

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物語を作る時に気を付けるべき「テンプレ」の使い方の話

gray metal cubes decorative

良いテンプレと悪いテンプレについて

数日前、Twitterで「新人コンテストをテンプレ作品が占める」現象について、議論が起きていた。

いくつか見つけた物を引用させて貰うが、その内容は、

  • SF新人コンテストでは応募作のかなりの部分を「語り手が人間だと思わせておいて、実は……」というパターンの作品が占めていた。「人間ではない語り手の正体がラストで明かされる」というのは、初心者が真っ先に思い付く「斬新なアイデア」だったらしい。
  • ジャンプ新人漫画のテンプレに「先生、神父、孤児院の経営者が犯人」時代があった。
  • 「腹減った〜」主人公がテンプレの時代があった。
  • 主人公が施設に閉じ込められるとか、ヒロインが人外だとラストに発覚展開がありがち。
  • 「軍用ロボが人と触れあううちに自我に目覚めてなんやかんやあって最後壊れる」とか。
  • 「少年漫画の新人賞は悪党に絡まれてる村娘を流れ者の腹ペコ主人公が特殊能力で助けるオリキャラワンピース大喜利の舞台ではありません」的な。

等々と多岐に渡り、確かに該当する作品の有名作も、いくつかなら短編や読切り作品にも覚えがある。

ここに挙げさせてもらったテンプレ例は、文脈としては良くない例として出てきた物が多いが、テンプレは、そもそも悪なのだろうか?

なんて勿体ぶるのは、よそう。

テンプレは、断じて悪では無い。

大事なのは、使い方だ。

テンプレでも、いくらでも面白い作品があるのが、その証拠である。

では、良いテンプレの使い方とは、どういう物だろうか?

今回は、そんな話をしていく。

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