ためらい、悩み、決断が出来ない
人は、決断を下すには「自信」が必要になる。
情報への信頼、自分の実力への過信、頼もしい仲間の存在……
何かプラスな要素があって、決断を下す事に対して一定の「正しい筈」と言う「自信」があって、ようやく決断が出来る。
だが、自分に自信が無かったり、あまりにも未来が不透明だと、人は決断をためらい、悩み、うじうじとしてしまう事がある。
間違っているかも、出来ないかも、不安が大きすぎて、処理不全が起きるのだ。
物語の場合、主人公は常に問題解決行動を取る為に、決断し続けなければ前に進めない。
だが、面白い物語の中には、主人公がうじうじと悩み、苦しみ、葛藤をしてストレスを溜めに溜めてから、決断自体をカタルシスにしたり、うじうじ主人公の決断を手伝う相棒キャラを配する事で物語を前に進めたり、様々な工夫を凝らした作品が存在する。
この記事では、物語の冒頭で「うじうじ」と煮え切らない態度を取っているが、後に乗り越えて主人公として覚醒するタイプのキャラクターが登場する作品を紹介していく。
人によっては、うじうじしている主人公を見ているだけで、イライラする人もいるだろう。
でも、うじうじしている主人公だからこそ描ける物や、得られる共感もあるので一長一短なキャラクター属性だ。
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