コラム

物語を作る時に気を付けるべき「テンプレ」の使い方の話

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良いテンプレと悪いテンプレについて

数日前、Twitterで「新人コンテストをテンプレ作品が占める」現象について、議論が起きていた。

いくつか見つけた物を引用させて貰うが、その内容は、

  • SF新人コンテストでは応募作のかなりの部分を「語り手が人間だと思わせておいて、実は……」というパターンの作品が占めていた。「人間ではない語り手の正体がラストで明かされる」というのは、初心者が真っ先に思い付く「斬新なアイデア」だったらしい。
  • ジャンプ新人漫画のテンプレに「先生、神父、孤児院の経営者が犯人」時代があった。
  • 「腹減った〜」主人公がテンプレの時代があった。
  • 主人公が施設に閉じ込められるとか、ヒロインが人外だとラストに発覚展開がありがち。
  • 「軍用ロボが人と触れあううちに自我に目覚めてなんやかんやあって最後壊れる」とか。
  • 「少年漫画の新人賞は悪党に絡まれてる村娘を流れ者の腹ペコ主人公が特殊能力で助けるオリキャラワンピース大喜利の舞台ではありません」的な。

等々と多岐に渡り、確かに該当する作品の有名作も、いくつかなら短編や読切り作品にも覚えがある。

ここに挙げさせてもらったテンプレ例は、文脈としては良くない例として出てきた物が多いが、テンプレは、そもそも悪なのだろうか?

なんて勿体ぶるのは、よそう。

テンプレは、断じて悪では無い。

大事なのは、使い方だ。

テンプレでも、いくらでも面白い作品があるのが、その証拠である。

では、良いテンプレの使い方とは、どういう物だろうか?

今回は、そんな話をしていく。

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