コンテンツ創造テクニック「好都合化」の一つ「合法化」について解説しよう

そうだ、合法化しよう

人には、それぞれ好きな物がある。

だが、好きな物の、全てが好きかと言うと、そういう物は稀だろう。

例えば、あなたの好きな人を想像して欲しい。

全てが好きだと言うなら、情熱的に愛している状態で、「恋は盲目」に近い状態だろう。

だが、少し冷静になると、かなり好きな人でも「ここだけは受け付けない」と言う要素の一つや二つや三つ、いや、もっとある筈だ。

無計画、無頓着、デリカシー無し、無職、薄給、車の運転が下手、トイレの使い方が気に食わない、家事をしない、子育てしない、空気読めない、臭い、不潔、パワハラ、セクハラ、モラハラ、等々、等々……

「なおして」と言う事もあれば、「もういいや」と諦める事も、それが積もり積もって「もう一緒にいられない」なんて事も。

それは、人に限らず、物でも同じだ。

好きな料理でも、作るのが面倒くさい、後片付けが面倒くさい、満足感に比べて高すぎる、なんて理由で作る頻度が落ちる事だってある。

そう、人には、好きな物とセットとなっている嫌いな物が、大抵あるのだ。

で、それを上手に「好都合化」する事は、大勢に求められる良いコンテンツを作る時には、重要な考え方である。

ラーメンであれば、どんなに好きでも、ゼロから作るのは流石に骨が折れるだろう。

だから、その面倒をお金の力で解決した、ラーメン屋、インスタント麺、コンビニ飯、等々に大きな需要がある。

好きな物とセットになっている嫌いな部分を代わりにやったり、楽になる様に工夫する事で、コンテンツの価値が大きくなっているわけだ。

で、今回説明するのが、その「好都合化」の一つ「合法化」である。

アングラコンテンツを一般市場へ!

合法化とは、読んでそのまま、コンテンツの持つ悪い要素を好都合化して、合法化するテクニックである。

そもそも、後ろ暗い、違法な市場だろうとも、そこに市場が成り立っている以上は、そこには「悪い事だと分かっていても欲しい」と言う、強力な魅力や、誰かにとっての必要が存在する。

非合法な物は、そのままでは法に触れ、作っても、所持しても、使用しても、大きな問題となる。

だが、もし、それを「合法化」する事が出来れば、そこには、圧倒的な魅力がある上に、合法化の成功をした先行者には大きな利益が入ってくる可能性がある。

合法化のテクニックを使うには、まずは、一般市場以外のニッチやアングラな場所で人気のコンテンツを探す必要がある。

一般人には見向きもされない尖ったコンテンツ探し

尖ったコンテンツの多くは、閉鎖的な環境の中で楽しまれる。

それは、一般的な、公的な場には相応しくない何かを部分的に持っている事が殆どだ。

だから、業界はそれを理解し、住み分けをして、コンテンツや愛好家に対して敵対的な人の目に触れない様にしている。

そう言ったコンテンツは、

  • 新しすぎる
  • 違法な要素がある
  • 人を選ぶ要素が強い

等の、いずれか、あるいは複数の特徴がある。

だが、そう言った特徴がありながら、物凄い魅力が、それには備わっていて、相性が良かった分かる人には、初見でも一発で分かる。

見つけたら、チャンスだ。

まだ、一般の世界に出ていないか?

見つけたコンテンツだが、一度、一般的な市場に出ていないかを探すと良いだろう。

もし、少ないなら、勝ち目は大きい。

あなたが気付いてないだけで、とっくに一般化されているなら、気付くのが遅すぎた。

何が原因で、一般化していない?

こんなに魅力的だ。

なのに、なんでみんなが手に取れる様な状態に無いのだろうか?

そんな事は、この記事を読んでいる人なら分かっている。

  • 新しすぎる
  • 違法な要素がある
  • 人を選ぶ要素が強い

等と言った要素が、一般化を妨げているからだ。

では、どれが当てはまるだろうか?

これ以外にも一般化を阻害している物があるなら、今回はノータッチ。

「合法化」がテーマなのだ。

今回は、「違法な要素がある」事で、一般化を阻害されているが、それだけ取り除けば凄い魅力を発揮する可能性があるコンテンツにターゲットを絞ろう。

合法化=コンテンツの無害化

「ロリババア」「ショタジジイ」と言うキャラクター属性を、ご存じだろうか?

今回は「ロリババア」に絞って話そう。

これは、若い少女の様な見た目をした高齢のキャラクターか、その様な言動をとる少女のキャラクターの事である。

昔から当てはまるキャラクター自体は存在した。

だが、ロリババアと言う属性として、一部の一般層にまで定着したのは、割と最近だろう。

で、この「ロリババア」の属性化は、「合法化」と言うテクニックを説明するのに便利なので、取り上げる。

まず、「ロリータ」と言うか、少女と言う属性が、そもそもベースで存在するのは、分かるだろう。

それを好いている人は、いわゆるロリコンとか言われる。

ロリコンの人達は、少女が好きだが、少女を好きだと公には言う事が許されない。

子供を恋愛対象とする事は、社会一般的には許されていないからだ。

だから、常識的なロリコンの人は、幼く見える女性や、少女の絵で代替するしかない。

問題は、絵だとしても、記号的な文字でも、形式的に恋愛対象としているコンテンツには、社会的な風当たりが常に強く付きまとっていると言う事がある。

アダルトなPCゲームでは、明らかに高校とか学校を舞台としているのに、登場人物は全員18歳以上としているなんて事は、もはや当たり前だ。

そこに、形骸化したルール以上の意味が無いとしても「少女では無く大人と言う設定」と言う免罪符が無い事には、一般化からは程遠い市場だとしても、流通させる事さえ難しい。

この状況から、ロリコンの人達は、そこまでしてロリコンテンツを求めていると言う事が分かる。

で、そこに現れた「合法化」のテクニックを使った手法として、設定から矛盾を無くしてコンテンツを作ると言う事が、行われ始めた。

見た目は少女だが、年齢が18歳以上である事が自然なキャラクターと言う物が次々と生み出されたわけだ。

不死身、吸血鬼、仙人、ゾンビ、あらゆる延命とか若返りとか幼形成熟とかネオテニーとか、とにかく都合が良い設定がモリモリに盛り込まれ、こうして一般の裏にある世界でロリババアと言う設定が形成されて行ったわけだ。

ロリババアは、ロリを好きな人達にとって「合法化」と言う意味で、都合が良い属性となった。

「合法化」が上手く行ったコンテンツは、一般的な場所に出しても批判を浴びたりする事が、大きく減る事になる。

ロリコンな人は、ロリなキャラが好きでは無くロリな見た目で中身は大人のキャラが好きと言う逃げ道を得て、法律的にも問題が無くなる。

この、合法化によって一般コンテンツ化されると言う事は、従来のコンテンツ愛好者だけでなく、それまでは目に入らなかった人から、手に取る事を躊躇していた人にまで届く様になる。

これが、合法化の力だ。

合法化は、悪い事?

この「合法化」と言うテクニックだが、人によっては、使う事を凄い嫌がる。

確かに、コンテンツが抱えている問題を解消せずに「はい、今から合法です」では、問題が起きる。

だが、今回紹介した「合法化」は、コンテンツが抱えている問題を解消する事で「無害化」する。

「無害化」出来れば、そもそものコンテンツイメージが劇的に悪く無ければ、忌み嫌う必要は無い。

違法な薬物で例えれば、依存度や毒性が問題ならば、依存度や毒性を無くして、欲しい薬効だけ残す様な物だ。

他に例えば、もし「殺し屋」を、より「合法化」するなら、国家ライセンスがあるとか、犯罪者だけを殺すとか、そう言う設定によって合法な存在に、一般人が受け入れられる存在に、好都合化を行うわけで、それ自体は別に嫌がる様な事では無い。

ポイントは、好きなコンテンツの「好きポイント」を残しつつ、「害悪ポイント」をどれだけ漂白出来るかにかかっている。

終わりに

合法化は、一般化前の強力なコンテンツを知っていれば、かなり役立つテクニックだ。

合法化だけでなく、あらゆる物の好都合化が、より良いコンテンツを生み出す。

なので、何が都合を悪くしているかを考え、それさえ変えれば都合が良くなるポイントを見つけ、どうすれば変えられるか考えられるようになれば、強力なツールとしてコンテンツの魅力をアップさせられる。

まあ、こんな手法もあるよって話。

合法化すると、そのコンテンツを気兼ねなく楽しめる様になる点で、その層の人からは、かなり喜ばれるって話。

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