「寄生生物、共生状態、肉体乗っ取り」モチーフ作品特集

traditional russian stacking dolls placed on table

身体の所有権は誰の物か

現実に寄生する生物は存在する。

体内に潜み、栄養を頂戴するぐらいなら、まだ可愛い方だ。

寄生生物の中には、生物を操って都合が良い行動をさせ、宿主を死に至らしめて宿主を渡り歩く様な厄介な者もいる。

カタツムリに寄生し、鳥に食べさせようと目の色を変え、空に開けた場所に移動させる寄生虫が一時話題となったが、ああ言った手合いは恐ろしい。

だが、寄生者が人の価値観で、同等かそれ以上の知能や力を備えている事は、現実には無い。

その「もし」が実現したら、どうなるのか。

人と対話し、他人に成り代わり、秘密裏に侵略を企てたり、宿主と絆さえ結べる寄生生物がいたら、どんなドラマが起きるか。

この記事では、そんな「寄生」や「共生」と言った状態をテーマとした作品を紹介していく。

多重人格、幽霊等の憑依、ドッペルゲンガー、等とは似た状況になる事もあるが、別の生物が身体に入ると言う状況は、やはり、かなり特殊だろう。

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「必殺仕置人、処刑人、正義の殺し屋」系作品特集

hands of a person holding a gold bullet and a pistol

重すぎる罪人への取立人

重い罪を犯した悪人が、野放しになっている。

神でも、法でも、裁けない悪だ。

ならば、誰かが代行してでも、被害者の為に裁いてやるしかない。

因果応報。

その罪を償うには、「絶望」を与え「命」を奪うしかない。

この記事では、そんな「必殺仕置人」系統の、ダークヒーローをテーマとした作品を紹介していく。

信じる正義に殉じる者、都合の良い悪をサンドバッグにしているだけの者、理由は様々だが社会の悪の総量が減る事に変わりは無い。

いずれにしても、個人の損得が動機の一番上に無い、自身が定義した悪人が許せないキャラクターが活躍する物語ばかりだ。

悪者が報いを受ける展開のスカッと感が重要なジャンルである。

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試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説

man in white surfboard

目的の為に試練に立ち向かうのだが

多くの物語には、一定の流れがある。

その中で、3幕構成の2幕の前半、あるいは起承転結の承の部分、試練に立ち向かうタイミングで、その展開を描く事で、物語は大きく盛り上がる。

なのだが、そこにある「暗黙の了解」とも呼べる、王道の流れ、構造を理解してない人や、無意識に守る事が出来ていない人も少なくない。

今回は、試練に立ち向かうシークエンスを描きやすくなる「暗黙の了解」について解説する。

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アイディアの再利用についての考察

serious female office worker using printer in workplace

一つのアイディアを使い続けても良いのか?

世の中では、まるで定期的かの様にパクリ騒動が起きる。

完全なパクリもあれば、似ているだけもあり、その実態は様々だ。

つい先日も、絵においての線の一致問題でSNS上では騒動が起き、議論が交わされていた。

同じキャラクターを描いた二つの絵が、似ているだけかトレースかと言う話だったが、その件は似ているだけと言う話で落ち着きを見せていたと思う。

その時「同じテーマで別作品を描いたら同作者なのに自作のパクリと言われた」とか、結構凄いいちゃもんをつけられた経験がある人が、チラホラ見られた。

先に結論を言えば、盗作やトレースで無いなら、セルフリメイクに何も問題は無いし、アイディアの再利用にも何の問題も無い。

だが、考えて見るとアイディアの再利用に対してネガティブなイメージを持っている人が、そんな「トンデモいちゃもんさん」とは別に、一定数確実にいる事も確かだ。

アイディアの再利用について、多くの人が最適に感じるラインは、どこにあるのだろうか?

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登場人物の魅力の引き出し方

a fireman rescuing a cat for the boy

分かんないなら、こう魅力を引き出せ!

どんなに本当は魅力的だとしても、その魅力を引き出して描写しない事には、誰にも伝わることは無い。

物語を描く際、登場人物の魅力を引き出すのは、自然に出来ていないならば、意識して引き出してやるしかない。

しかし、魅力を引き出すには、どうすれば良いのか?

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出来てないと物語が単調になる「綱引き状態」を解説

group of people doing tug of war

これが出来てると、物語に起伏が出来る

「うわっ・・・私の物語、平坦すぎ・・・?」

そんな、どっかの広告みたいな気持ちになって辛い時期を過ごしている人も、世の中には多分いる。

パラダイムは整っているし、構成は悪くない。

キャラも魅力的に見えるし、自分では好きだ。

知り合いに読ませた限りでは、そんなに印象は悪くない。

どんでん返しもある。

作品の出来としては、まとまっているし、尖った部分も新規性もあるし、共感も出来る。

結構良い筈なのに、どうにも盛り上がりに欠ける。

キャラは葛藤してるし、動機もあるし、見せ場もあるし、絶望するのも容赦なく書けている。

なのに、なのに、なんで「もやっ」とするのだろうか?

なんで?

どぼじで?

その原因の一つとして「綱引き状態」が上手に描写出来ていない可能性がある。

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ログラインを掴む為の考え方【行動平均化法】

compass on hand

ログラインは、こうして掴み取れぃえっ‼

ログラインは、

  • 誰が
  • 葛藤や皮肉を感じる
  • どういう状況で
  • 何をする

と言う視点で見れば、判別出来る。

だが、である。

誰が、は分かる。

主人公だ。

葛藤や皮肉を感じる、どういう状況で、何をするか?

は?

と言う人は、結構いるだろう。

主人公が向き合う問題とか、問題解決行動の”一個一個具体的な物は分かるが、一つに絞れない”なんて状況は、きっと珍しくない。

そこで、今回は、そこを掴む為の考え方を、簡単に説明する。

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美談とは何か?

person standing in front of a train

美談の正体

美談とは、現実世界で時々聞く言葉だ。

主に、実際に存在する誰かのエピソードとして語られる。

そのエピソードに対して、美醜で評価をつけた物と言うわけだ。

しかし、美しい見た目でも美談が無い人もいれば、特別美しくないのに数多くの美談を持つ人もいる。

つまり、美談とはエピソードの美しさであり、登場人物の美しさとは関係が無いと言う事だ。

では、美談が多い人と、少ない人、あるいは、まるで存在しない人の差は、どこで現れるのだろうか?

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「貧乏だけど幸せ」キャラクター登場作品特集

businessman man people woman

金では買えない幸せがある

貧乏とは、相対的な物だ。

空間的な比較をすれば、他人と持っている資産価値を比較する事で、大きく劣っていれば貧乏となる。

時間的な比較をすれば、他人との差が無くとも、持っている資産価値が減っていれば、やはり貧乏となる。

貧乏でない状態とは、空間的にも時間的にも、持っている資産量が他よりも大きく劣っていない事が条件となる。

つまり貧乏とは、生存さえ保証されている状態なら、何かと比較さえしなければ、普段は意外とどうでも良い状態と言える。

では、どうして人は貧乏を嫌がるかと言うと、一つは、他人よりも分かりやすい点で勝り優れている状態でありたいと思ってしまうからだ。

お金持ちである事は、その点では間違いなく他人よりも優れた実力や運を持ち合わせている証明となる。

要するに、他人に、自分を良く見せ、認めて欲しいからこそ貧乏には思われたくない。

もう一つは、裕福な方が、あらゆる点で選択肢が多い社会構造となっているからだ。

資本主義社会である以上、何かを買うにも借りるにも、基本的にお金が必要になる。

お金をかけないなら時間がかかるが、多くの事で時間はお金で買う事が出来る。

自分で家をコツコツ作るより、建設のプロに頼んだ方が、早く出来るし別の事も出来るが金がかかるみたいな感じだ。

社会構造的に、金で解決できる事柄が、あまりにも多いから、人は金を求める。

更に、何かあった時、生存確率を高める為には、薬や手術と言った高いコストを要する事が分かっているので、長生きをしたいなら、金持ちの方が有利な可能性が高い。

だから、貧乏をみんな避けている。

でも、金があっても、買えない物がこの世の中には存在する。

天然の、人との絆は金では買えないし、貧乏生活ならではの楽しみも金で買う物では無い。

また、貧乏とは別で、資本主義的な社会生活の外や、趣味的な世界に価値を見出している場合も、金持ちになる事を求めないと言う生き方が幸せに繋がる事も多い。

この記事では、そんな「貧乏だけど幸せ」なキャラクターが登場する作品を紹介していく。

慎ましく不便ながらも日常に隠れた幸せを大事に噛みしめる様に生きたり、清貧を体現したり、雑草の様に酷い環境の中でも倒れず立ち上がり続け幸せを見出したり、そんな貧乏生活適性の高い魅力的なキャラクターを見ていると、貧乏生活も楽しそうに見える事だろう。

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