物語と登場人物の相性について

ストーリーとキャラクターのマッチング問題

ストーリーの上で活躍するキャラクター達。

ストーリーも、キャラクターも、そのデザインは無限大で、そこに不正解は無い。

しかし、不正解こそ無い物の、そこには確かに向き不向きが存在する。

つまり、ストーリーもキャラクターも作るのは自由だが、それが合わさった時に相性の良し悪しは、存在するわけだ。

今回は、そんな相性問題を簡単に説明する。

ストーリーのテーマとの相性

まずは、テーマの相性である。

このブログの読者諸君なら、またかと思うだろう。

物語は、登場人物が問題を解決する一貫した行動を描く事で、テーマを表す。

なので、ストーリー上で描きたいテーマにマッチしていないキャラクターは、相性が良くないと言える。

例えば、スポーツものを描くとして、主人公の成長やチームとの絆を中心のテーマとして描きたいとストーリー面では考えているとする。

その主人公は、成長する余地と、絆を形成していく余地を持っている必要があるのが、分かるだろう。

つまり、主人公は、スポーツが下手だが上手くなりたいと思っていて、チームメイトとは衝突する事もあるが、お互いを理解し合い、勝利の為に仲間として切磋琢磨し、かけがえの無いチームの一員になっていく事が求められる。

主人公のキャラクターは、それを何らかの形で描ける、描きやすさがある余地があるなら、かなり自由に決められる。

だが、その余地が全然無いなら、物語のテーマとの相性は最悪と言う事になる。

どんなに魅力的なキャラクターだとしても、その物語を描く上では、邪魔にしかならない。

上記したテーマのスポーツものを想定しているのに、主人公がそのスポーツのプロ級の腕前で今後スポーツを共にするチームメイトとも絆が仕上がっている設定なら、描きやすいのは、その先のストーリーかもしれない。

少なくとも、下手だが上手くなりたいと言う描写も、チームメイトとの衝突も描きにくい。

この様に、ストーリーとキャラクターの相性が悪い場合は、ストーリーか、キャラクターか、どちらか変えられない設定の方に足並みを揃える必要がある。

ストーリーのあらすじが変更不能なら、それにマッチしたキャラクターに寄せる方が良いし、キャラクター先行で作っているなら物語のテーマを変えた方が面白い作品になるかも知れない。

モチーフのテーマとの相性

物語のモチーフとキャラクターのモチーフは、属性が統一されているか、合流しやすい方が自然となる。

宇宙飛行士の物語を描こうとしているのに、主人公がテントウムシだったら、それだけで間を埋めるまでに時間がかかったり、経緯の説明が必要になる。

それで面白いアイディアを実現出来るならやる価値はあるが、そうでないなら、モチーフのテーマに寄せたキャラクターにするか、キャラクターに寄せたモチーフの物語にした方が良い。

テイスト、世界観、空気感の相性

ストーリーやキャラクターには、世界観が存在する。

世界観は、そこに空気を作り、そのテイストは温度差が少ない方が良い。

例えば、コメディ作品に、シリアスなキャラクターは狙いが無いならミスマッチになる。

その逆も然りだ。

物語がゆるい世界観なら、キャラクターもゆるさを統一する方が良い。

ハードボイルドな世界観の物語なら、キャラクターもハードな世界に耐えられる強度にしないと浮いてしまう。

キャラクター同士の相性

物語世界にキャラクターを投入すると言う事は、既にいるキャラクター達の中に新人を入れると言う事になる。

そうなると、似た見た目、名前、能力、と言った特徴を持っているキャラクターは、それだけで相性が悪くなる。

役割や立場がシーン内で被っても、そのキャラクターは絶対の必要は、無いと言う事になる。

テコ入れの為だけに新キャラ投入した物の、扱いきれないで持て余すなんて事は、良く起きる事だ。

既に物語上の役割が埋まっていると、その役割を交代させたり、共同でやるような工夫が必要となる。

終わりに

物語と登場人物の相性問題の話でした。

基本的には、

  • 相性バッチリなら、そのまま
  • 相性が悪いなら、物語か登場人物どちらかを決め、片方に寄せる
  • どちらも変えたくないなら、両立できる設定を作る

それで相性問題は、解決する筈です。

参考になれば嬉しい限りです。

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