「未承認薬の密造・密売」モチーフ作品特集

国に認められていない薬を使っての治療は正義か? 悪か?

薬は、使用すると何らかの効果が出る物。

しかし、欲しい効果だけではなく、大なり小なりの副作用がある事が常だ。

だから、国は薬を流通させる前に、それが安全な薬か否か、許容出来る薬か否かを、事前に厳しく審査する事になる。

薬が国による審査を通らない場合、その国では保険が利かないとか、販売する事が出来ないとか、何かしらの制限を受ける。

それが薬の使用者の事を考えての審査であれば納得も出来る。

だが、中には製薬会社等の、損得勘定な思惑が絡む事がある。

薬の開発は、非常に時間とコストがかかる物だ。

だから、一つの製薬会社が、効果的な薬を独占的に高額で販売したいと言う、言い分も理解は出来る。

だが、それをライバルを蹴落とし完璧な形でする為に、同効果の薬を、そちらが仮に、より安全で効果も高くいとしても、許可しないと言う判断がおりる状況が生まれる事がある。

製薬会社からすると利益の追求だが、薬の効果と値段の安さが死活問題になる患者からすると、不当な薬の未承認は、薬の選択肢が減り値段も高くなり、とてもじゃ無いが、たまったものではない。

だから、勝手にジェネリック薬品を作ってしまったり、海外にある未承認薬を違法に輸入したりする事で、少しでも長く生きる為に犯罪に手を染めると言う事が実際に昔から起きてきた。

決定が不当だとしても一度正式な法律の下の決定が下り、法律が製薬会社の盾となる事で、患者達は警察や税関と言った本来正義である筈の法権力と戦う必要に迫られる。

罪を犯さないと、ちゃんと効いて、継続的に手が届く値段の薬が手に入らないと言う、酷いジレンマを本来は違法行為と縁遠い人が課せられるのだ。

この記事では、そんな「未承認薬の密造・密売」をテーマにした作品を紹介していく。

薬の神じゃない!(2020)

<内容>

何がホンモノで、何がニセモノか!?

上海で、男性向けのインドの強壮剤を販売する店主 チョン・ヨン(程勇)は、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、 人生の目標を見失っていた。
ある日、「血液のがん」である 慢性骨髄性白血病を患うリュ・ショウイー(呂受益) が店に訪れる。
国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入して欲しいという依頼だった。
最初は申し出を断ったものの、 金に目がくらんだ程勇は、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため白血病患者たちとグループを結成。
依頼人の呂を始め、白血病患者が集まるネットコミュニティ管理人のリウ・スーフェイ(劉思慧)、中国語なまりの英語を操る劉牧師、不良少年のボン・ハオ(彭浩)が加わり、事業はさらに大きく拡大していく。
しかし、警察に密輸として目をつけられ始め、一度はグループを解散した程勇だったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。
患者の負担を軽くするため仕入れ値以下の価格で薬を売り、あえて危険な仕事を続ける彼に待ち受ける結末とは……。

JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~(2020)

<内容>

ED薬×愛×犯罪!?男のヤバすぎる挑戦!

小田原で薬局を営み、美人の妻と義理の娘と共に、平凡だが幸せな日常を送っていた曽根建男。だがある日妻から妊娠を打ち明けられ強いショックを受ける。
何故なら建男は今まで一度も下半身が機能したことがないという秘密を抱えていた。妻の子は、自分の子ではない…そう思い絶望する建男。
そんな時、須磨岡という男から偶然謎のED薬を手にした建男は衝動的にこの薬を飲むと、下半身の機能が奇跡的に回復し衝撃を受ける。
建男は須磨岡に、この薬を自分が再現し、作ると宣言した。
だがそれは、建男の人生を大きく変える、危険な日々の始まりだった--!!
ED薬×愛×犯罪!!全く新しい、最高に刺激的なクライムストーリー、開幕!!

ダラス・バイヤーズクラブ(2013)

<内容>

1985年、電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、
自身が忌み嫌う同性愛者の病気と思われていたHIV陽性と診断され余命が30日だと言い渡される。
アメリカには認可治療薬が少ないことを知った彼は代替薬を探すためメキシコへ向かい、本国への密輸を試みる。
偶然出会ったトランスジェンダーでエイズを患うレイヨン(ジャレッド・レト)と一緒に、
会費を募り国内未承認の薬を無料で配る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立するが・・・。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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