「善意による不快排除を行った社会」系作品特集

不快の存在を許さない管理社会

世の中の管理社会化は、ホワイト社会化は、正しいのか否か。

社会とは、社会規範に沿った人を好むもの。

社会が人を判断したり管理する場合は、社会からのはみ出し者が邪魔になる。

自由なユートピアを実現する場合、あらゆる自由な言動を許容しなければならない。

だが、そうすると、ユートピアが長期にわたって維持出来ない可能性が高まるので、効率的に持続可能性を高める為には、自由だとしてもユートピアに反する自由は邪魔になり、排除した方が楽な事がある。

平和な楽園に、危険人物や犯罪者は不要なのだ。

一方、自由なきディストピアで民衆に平穏を約束する場合も、やはり一部の自由が邪魔となる。

そうなると許されるのは、いずれの社会でも、規律に反しない不自由な自由だけだ。

それは、ユートピアでもディストピアでも無い現代社会でも、同じ事。

ユートピアやディストピアと、現実の社会に違いがあるとすると、それは社会にとっての邪魔者の存在を「許すか」否かだ。

高い純度で、社会の邪魔者が存在しない平和な社会を維持する為には、社会規範に大きく反する自由を、そもそも誰も表から認識出来なくすると言う選択を、社会が取る事が有効と考える人がいる。

それはつまり、社会にとっての邪魔者を密かに排除するか、社会の歯車としての強制的に我慢を強いて、逆らえば社会に居場所を無くす、その様な仕組みを作ると言う事になる。

邪魔者が、不快が、一切存在しない。

いや、存在が許されない社会とは、不快な事が起きない社会だ……と、勘違いする人が、考えがちの理想郷だ。

だが実際は、不快に思われたら命や居場所を消されるリスクを負った、とんでもなく居心地が悪い、全員が綱渡りの様な社会となる事は、想像に難くない。

この記事では、そんな「善意の不快排除社会」が行きつく先をシミュレーションした、特殊な世界観の作品を紹介していく。

悪意ある独裁者に管理されたディストピアが舞台の物は、この記事では省く。

あくまでも「みんなの為に」と言う基本姿勢で、社会の邪魔者を排除し、大半の人はそれを受け入れている世界が舞台だ。

エスタブライフ グレイトエスケープ(2022)

<内容>

ずっと先の未来。人間はそれまでの姿形だけでなく、獣人・サイボーグ・魔族など多様な姿を持つようになった。
東京の街は、AIが管理する高い壁に囲まれた数多の地域「クラスタ」となり、自由な行き来をやめ、それぞれが独自の文化・常識を育んだ。
人々は、自らが生まれたクラスタの常識を基準に幸せな生活を送る。
しかし、なかには自らのクラスタに適応できない者も現れる―。
そうした人々を、別のクラスタへと「逃がす」ことを生業にする者たちがいる。
「逃げたい人」たちから依頼を受け、あらゆる方法を駆使してAIの裏をかき、本来は不可能であるクラスタ間の移動を成し遂げる者たちー「逃がし屋」。
逃げて、逃げて、逃げまくる‼
逃げたい人をお手伝いする、5人の逃がし屋たちの物語―!

クラスタと言う地域で完全分割された社会で生きる事を強制される世界が舞台。

クラスタ自体は多様なユートピアを作ろうとした結果生まれた物と言う設定。

PSYCHO-PASS サイコパス シリーズ(2013)

<ストーリー>

あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。 犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。

シビュラシステムによって監視され、犯罪係数によって犯罪を犯す前に犯罪者予備軍が逮捕される社会が舞台。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界(2012)

<ストーリー>

バナナは下ネタに入りますか?

「お●んぽおおおおおおおおおおぉ!!」
 少女は叫びながら走り出した。
 その瞬間、ぼくはすっころんだ。

 駅のホームに立つすべての人の視線が、バスタオル1枚に身を包んだ彼女に注がれる。

「だ、誰かあの人を止めてください!」

 駅員の制止をものともせず、卑猥な単語とイラストを撒き散らし、暴風のように去っていった彼女。彼女のその行為によって、無実の罪を受けそうになったぼくは救われたのだが……。
「大丈夫か? あれ」

 16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、国民から粗暴な言葉が喪われた時代。国内有数の風紀優良校に入学した主人公・奥間狸吉(おくま・たぬきち)は、入学早々、反社会的組織「SOX」の創設者・華城綾女(かじょう・あやめ)から勧誘を受ける。弱みを握られ「SOX」のメンバーとなった狸吉は、憧れの存在である八面玲瓏な生徒会長・アンナの裏をかく下ネタテロに協力することになるのだが……! そこはプリズン? それとも、ハーレム?

『週刊少年サンデー』大好評連載中「ハヤテのごとく!」の畑 健二郎先生が審査員を務めた「第6回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞したノンストップYトークコメディ!

「公序良俗健全育成法」成立により、国民から粗暴な言葉が喪われた事で、下ネタの居場所が失われた世界が舞台。

マイノリティ・リポート(1999)

<内容>

西暦2054年、ワシントンDC。政府は膨大な凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を開発し、大きな成果をあげていた。それは、予知能力者を利用して凶悪犯罪が起こる前に犯人を逮捕してしまうというシステムであった。このシステムのお陰でワシントンDCの犯罪件数は激減、将来的にはアメリカ全土で採用されるべく準備が整えられていた。そんなある日、このシステムを管理する犯罪予防局のチーフ、ジョン・アンダートンが“36時間後に見ず知らずの他人を殺害する”と予知され、告発されてしまう。追う立場が一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが、彼は既に大きな陰謀に巻き込まれていたのだった……。

プリコグと言う、予知能力者3人を機械に繋いだ犯罪予知システムが登場し、犯罪が起きる前に犯人が逮捕される世界が舞台。

ユーレイデコ(2022)

<内容>

 情報都市トムソーヤ島。ここの住人たちは視覚情報デバイス「デコ」を使い、超再現空間と呼ばれる仮想空間と、現実をリニアに行き来する生活を営んでいた。さらにトムソーヤ島では、あらゆる物事について””らぶ””と呼ばれる相互評価が数値的に可視化されており、住人たちがバランスのとれた価値観を保つことで平和な社会を形成していた。””らぶ””を集めることでデコの機能が拡張されることもあり、住人は多くの””らぶ””を集めるために日々奔走している。
 そんな島では、「怪人0」が引き起こしているとされる、””らぶ””消失事件「0現象」の噂が広がっていた。
 ある日、島に住む普通の女の子ベリィは「ユーレイ」と呼ばれる住人のハックと出会い、0現象に偶然巻き込まれてしまう。彼女は怪人0と0現象の謎を突き止めるため、ハックたちが結成したユーレイ探偵団に参加する。探偵団に舞い込む依頼を解決していくなかで、ベリィはトムソーヤ島に隠されたある真実に近づいていく。

情報都市内の情報が全て検閲されている描写があり、それが物語にも深くかかわってくる。

リコリス・リコイル(2022)

<内容>

平穏な日々――その裏には秘密がある
犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。
そのエージェントである少女たち――「リコリス」。

当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。

歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、
優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。
ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、
こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、
「リコリス」らしからぬものばかり。

自由気ままな楽天家、
平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、
二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!

日本では、DAと言う組織のエージェント・リコリスが日夜、犯罪者を密かに排除する事で日本の平和が維持されていると言う設定。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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