「インディアン、ネイティブアメリカン」モチーフ作品特集

侵略者に翻弄される人々代表

今に強く残るアメリカの原住民や先住民と呼ばれる人々の歴史は、とても暗い物が多い。

突然現れた文明人により、一方的に土地を追われ、侵略され、悪者として扱われ、虐殺され、その末に保護される対象となり、歴史も文化も多くを奪われた。

血生臭く恐ろしい歴史は、現実では洒落にならない悲惨な末路を辿った。

その件で加害者側は、出来れば触れたくないし、奪った物を返すなんて話をする気も無い。

勝者が正義なのは、いつの時代も一つの真理かもしれない。

どんなやり方でも最後に勝利した方が、多くを得て、敗者は奪われるもの。

しかし、フィクション世界は、虚構で事実を求め、物事の別の側面も必ず見る。

  • 自陣営が侵略者で、自陣営の蛮行を止めようと戦う「白人酋長モノ」
  • 虐殺に関わってしまった事でトラウマを抱えた人が許しを求める「虐殺関与者の贖罪モノ」
  • 見目麗しい原住民と心優しい侵略者の一人が恋に落ちる「侵略者と原住民による立場違いの恋愛モノ」

等の作品パターンが現代で固まった所を見るに、勝者は綺麗な勝利じゃなかった自覚があるのは間違いない。

これらは、ただのモチーフの場合もあるが、過去の歴史で加害者を先祖に持つ人々による間接的な謝罪とも、罪滅ぼしとも見る事が出来る。

過去、歴史的に誤った事をしてきたが、もし、現代的な感性があればどうするか。

過ちを止めようと奔走したし、虐殺に関われば罪滅ぼしをしたし、同じ人間として愛する事が正しいと今なら分かっている。

悲劇を回避しようと、悲劇の避け方をシミュレーションした結果生まれたパターンと言うわけだ。

この記事では、そんな「インディアン、ネイティブアメリカン」をテーマとして扱った作品を紹介していく。

アパッチ族の最後(1948)

<内容>

アリゾナを舞台にアパッチ族に連れ去られた娘を取り返すために守備隊がインディアンと対決する。サム・ウッド監督の遺作。ニュー・メキシコ州で、200頭の馬に300名のスタッフを起用した大がかりな撮影であった。

アパッチ砦(1948)

<内容>

アパッチ砦の新任司令官は先任大尉の意見を無視し、居留地から逃げ出したインディアンを武力で制圧しようとするが…

アロウヘッド(1953)

<内容>

インディアン・アパッチ族の脅威にさらされる1878年のリオ・グランデの砦。アパッチとの和平策を主張する隊長に、偵察兵バーノンだけはそれに反対し脅威性を説いた。酋長の息子であり、バーノンに恨みをもつ凶暴なトリアーノは、仲間を煽り砦を包囲して襲撃の機会を狙う

オーシャン・オブ・ファイヤー/HIDALGO(2004)

<内容>

1890年、まだらの野生馬、ヒダルゴとカウボーイのフランク(ヴィゴ・モーテンセン)は、西部を舞台に繰り広げられるクロスカントリー・レースで無敗を誇っていた。しかし、スー族虐殺を目の当たりにしたフランクは自責の念から酒に溺れる暮らしへと転落してしまう。

大好きな作品。

折れた矢(1951)

<内容>

1870年、アリゾナ地方は、白人とインディ アン・アパッチ族との間に流血の惨事が絶えなかった。この地方に金を探 しに来たトム・ジェファドは傷ついたアパッチ少年を助けたことからアパ ッチ族もまた公正を重んずることを知り、暴力をもってしては双方の確執がとけぬことを信 ずるに至った。彼はアパッチ族を統率する大酋長のコチーズを訪ね、和睦 を申し込んだ。白人に対する不安は解くすべもなかったが、酋長はトムの誠意だけは信 じ、以後トムはしばしばインディアンの部落をおとずれるうちに、アパッ チ少女ソンシアレイと恋におちた。一方、グラント大統領からアリゾナに派 遣されたハワード将軍は、アパッチとの和平に心を砕き、トムに動かされてコ チーズと会見、合衆国とアパッチの間に3ケ月の休戦条約が成立したのだった。

黄色いリボン(1949)

<内容>

数々の武勲を残し隊員から敬愛される砦の老大尉ネイサンは、
退役を数日後にひかえ、東部へ向かう隊長の妻と姪を護衛する任務につく。
亡き妻と息子の墓に別れを告げ、彼らは東部へと馬を向けるか、シャイアン族が立ちはだかる。
やむなく砦へと引き返し、ネイサンの退役を迎える。
しかし、彼の退役に贈られた時計が、まだ彼に残され任期を教える。
ネイサンは退役までの残り四時間でシャイアン族討伐にすべてを賭けるのだった。

ジョン・フォード監督、騎兵隊シリーズ第2作。

ウェインが老け役に挑戦、退役を数日後に控えた大尉を演じる。彼は最後の任務でインディアンの掃討作戦を指揮することになった。騎兵隊の日常生活と老大尉の最後の心象風景を謳いあげて、しみじみと心に残る作品に仕上がった。

荒野の誓い(2017)

<内容>

1892年アメリカ。騎兵隊大尉ジョーはかつての宿敵であるシャイアン族の長とその家族を居留地へと送り返す任務を命じられる。ニューメキシコからコロラド、そしてモンタナへ。コマンチ族の蛮行によって家族を殺された女性ロザリーも加わり一行は北を目指す。危険に満ちた旅をとおして、お互いが協力しないことには生きてはいけない状況に置かれていることを知る…

腰抜け二挺拳銃(1949)

<内容>

二挺拳銃の名手に扮したJ.ラッセルがB.ホープの妻になりすまして、インディアンに武器を横流しする悪漢を撲滅するとうウエスタン・コメディ。

挿入歌の「ボタンとリボン」が戦後間もない我が国の街に流れて大ヒットした。アカデミー賞主題歌賞を受賞。

スカルプス インディアンの悪霊(1983)

<内容>

学生たちが考古学の調査の為、インディアンの聖地ブラックトリーを探検する。
そこは外部の者を寄せ付けない難関だった。
しかも悪霊に見入られた調査隊員は、次々と惨殺されていく!

壮烈第七騎兵隊(1942)

<内容>

ジョージ・アムストロング・カスターは南北戦争の勃発で第二騎兵隊に所属し大活躍!将軍に抜擢され一躍英雄となった。リーンカ-ン砦に赴任後、だらけきった第七騎兵隊を建て直した。スー族の長、クレージーホースと和平協定を結ぶが、謀略により協定は破られインデイアンは蜂起し…

ソルジャーブルー(1970)

<内容>

1864年、シャイアン族の中で暮らしていたクレスタは婚約者の待つ砦へ向かうため、騎兵隊と共に出発した。だが、道中で武装したシャイアン族の襲撃を受けてしまう。生き残ったクレスタと若い兵士のホーナスは、二人で砦に向かうことになる。インディアンの立場を理解するクレスタと父を殺されてインディアンを憎んでるホーナスはことごとく意見が対立してしまうが、次第にほのかな愛情が芽生え始めていた…。

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990)

<内容>

1860年代の西部。辺境の前哨基地に赴任したジョン・ダンバー中尉は、近隣のスー族インディアンの存在に戦々恐々としていた。
ところがふとしたきっかけで彼らとの交流が芽生えると、やがて彼らは合衆国の領土拡張政策とアメリカ先住民の対立という、火花散る局地戦に巻き込まれることになる。

テキサス決死隊(1935)

<内容>

テキサス州100年祭を記念して作られた西部劇。テキサス決死隊に入隊した2人の男がインディアン討伐のために活動する。

インディアンを徹底して悪者として描いているため、現在では製作不可能な作品と言えよう。アカデミー賞録音賞でノミネートされた。

白人酋長(1954)

1952年の小説を原作とした映画作品。

白人酋長モノの最初の作品と言われている。

関連記事:シナリオの書き方「白人酋長物語」の脚本構造を紹介!裏切り者が世界を変える!

果てしなき蒼空(1951)

<内容>

ケンタッキーから西部に出て来た2人の男たちが、毛皮商の船でミズーリ川を遡りインディアンとの交易の旅に出る。途中でインディアンの娘に惹かれ、また様々な困難を乗り越えて目的の部落に辿り着くという、西部開拓史とも言えるスケールの大きなアドベンチャー映画。

平原児(1936)

<内容>

南北戦争終結後も西部では白人とインディアンの闘争が続いていた。希望に燃えて西部に向かった英雄ワイルド・ビルは恋人カラミティ・ジェーンと共にインディアンに武器を密売しているラティマー一味の争いに巻き込まれてしまう。

ポカホンタス(1995)

<内容>

舞台は17世紀初頭のアメリカ。
主人公ポカホンタスは先住民族パウアタン族の娘。旺盛な好奇心と豊かな知性に恵まれた彼女は、イタズラ好きのアライグマのミーコとハチドリのフリットをお供に豊かな大自然の中を自由に駆け回っています。そんな彼女の前に現われたのはイギリス人探検家のジョン・スミス。新大陸征服の野望を抱く彼でしたが、ふたりは出会った瞬間から互いに思いを寄せ、生まれ育った環境や言葉の壁を超えて理解を深めていきます。しかし富を狙う探検隊と先住民族の対立は激しくなるばかりで、ふたりは争いをやめさせるために立ち上がるのでした。
アカデミー賞(R)受賞の美しい音楽と実写に近い自然描写と繊細な映像、愉快で楽しい動物たちのシーンの数々、ディズニーアニメーション史上初めて歴史的な逸話をテーマにした人間愛と勇気あふれる本作をご家族一緒にお楽しみください。

北西騎馬警官隊(1944)

<内容>

反英闘争を企てた混血族の一味と警備隊の戦いに、インディアンがからんでのスペクタクル巨編。美しいカナダの自然に、真っ赤な警備隊の制服が映える豊かな色彩が印象的で、野生美あふれる娘と看護婦の隊員とのロマンスが花を添えている。

北西への道(1940)

<内容>

1750年のアメリカは英国の統治下にあったが新大陸に領土拡張を企図するフランスが凶悪なインディアンを手先として英人開拓者に残虐な妨害を企てていたため紛争が絶えなかった。血の気の多い造船業者の息子の青年画家ランドン・タウンはハーバード大学に在って教師を風刺したため放校され…

ミズーリ横断(1952)

<内容>

ロッキーの山中でビーバーの棲息地を見つけた猟人がインディアンと友好関係を結び、酋長の娘と結ばれる。やがて男の子が生まれるが、これを快く思わぬ一派に襲われ、愛息をも奪われそうになるのだが…。

勇者のみ(1950)

<内容>

南北戦争直後のニュー・メキシコが舞台。軍規に厳格な大尉が部下の反感を買い、恋敵を窮地に追い込んだことで卑怯者の烙印を押される。しかし、インディアンとの戦いに敢然と立ち向かったことで名誉を回復するまで。

ラスト・オブ・モヒカン(1992)

<内容>

1757年、独立前夜のアメリカ東部。植民地戦争が激化する中、コーラは、仏軍側に付くインディアンでマグア率いるヒューロン族に襲われる。しかし間一髪のところでモヒカン族の酋長チンガチェックと2人の息子、ウンカスとホークアイが救い出し、コーラの父で英軍を率いるマンロー大佐の待つ砦に送り届ける。

ローン・レンジャー(2013)

<内容>

少年時代に起きた事件のせいで、悪人たちへの復讐に燃えるトントは、瀕死の男ジョンを助ける。
ジョンは兄の死を知り悪人たちとの戦いを決意、白馬シルバーを従え、マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”として、トントと共に巨悪に立ち向かう。
正義と復讐をかけ、キモサベたちがこの世の悪との戦いに挑む!

1933年にラジオドラマで始まり、コミック化や、映画化、1949年のドラマ化と、古くからアメリカでは親しまれたシリーズ。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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“「インディアン、ネイティブアメリカン」モチーフ作品特集” への2件の返信

  1. 『黄色いリボン』(1949)
    聞けば誰もが知ってるあのテーマソング。
    ネイティブアメリカンの大軍と如何に戦わずして勝つか、任期あと数時間に迫る中、主人公の出した解決策が面白かったです。

    1. 追加しときました。
      相手を倒さずに戦力を奪うのは作戦として面白いですよね。

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