「どんでん返し」を先に読ませないテクニック

仕掛けるのが怖くなくなり、楽しくなる方法

どんでん返しは、物語の華だ。

ミステリー等のジャンルでは命だし、謎が絡む全ての物語で重要な意味を持つ。

だが、パターンだったり、伏線の拙さなどから、どんでん返しを先に読まれると言う事が往々に起こりうる。

そんな時、創作者は負けた様な気分になり、読者・視聴者は勝ったかの様な気分になる。

しかし、どんでん返しの仕掛けが上手くいけば、反対に、創作者は計画が上手くいった黒幕の様な良い気分になり、読者・視聴者は「やられた、一本取られた!」と嬉しい誤算に大興奮する事になる。

どちらかなら良いが、どんでん返しの仕掛けが陳腐や稚拙等の評価を受ける場合は、両者が不幸となる事もある。

バレバレのどんでん返しを恥ずかしいと考える人もいるし、失敗が怖くてどんでん返しを仕掛ける事自体に苦手意識を持っている人も、中には存在するだろう。

そこで、今回は、どんでん返しが機能する様に先に読ませないテクニックを紹介していく。

要素の小出し

全体像が見えない様にする事は、全貌を悟られない為には有効となる。

部分的、断片的、中途半端。

伏線を提示する際は、見る者が容易に正解へと連想の糸が結び付くほど、条件を絞れるまでの情報を出し切らない事だ。

ミスリード

劇中で記号的な、あるいは情報的な「一見すると正解」に見える嘘をわざと提示するのは、攪乱に、うってつけだ。

お約束的に犯人っぽい人をわざと出して犯人でないとか、状況証拠的に犯人と決まりそうな人が実はハメられた被害者とか、証拠が不十分で状況証拠でしか無く無関係とかだ。

一見すると正解に見える不正解の、わざとの提示は、謎解きの思考を鈍らせたり停止させる効果がある。

伏線要素への別意味付与

どんでん返しの基本中の基本だが、特に重要となる伏線のテクニックが「伏線情報に対する別の意味の付与」だ。

一つしか意味を与えられないと、事前に提示出来ない意味がある筈と読まれ、結果的にどんでん返しの伏線である事が事前に読まれる。

そこで、偽の意味や、二つ目の意味を与える事で、登場要素に開示できる意味を用意し、それを前提に話が進む事で隠された意味まで意識を向かわせないと言う事が出来る。

これは繰り返しになるが、基本テクニックだが、どんでん返しを使う上では最重要テクニックと言っても過言では無い。

それぐらい、意味を多重化した要素提示は、どんでん返しを読ませる事を難しくし、結果的に物語を刺激的で面白い物にする。

答えの過剰化

伏線では無く、答えの方を何らかのベクトルで過剰にする事で、読み切らせないパターンもある。

例えば、複数犯の事件と伏線で事前に分かっても、主人公以外の全員が犯人等、そこまで複数と言う伏線を過剰にされると推理可能な伏線が出そろって来ても読み切るのは難しい場合がある。

荒唐無稽とか非常識と言うレベルまで、正解の要素の方を何らかのベクトルで過剰にしてしまうのは、とても有効だ。

受け入れたくない答え

例えば、人気キャラをファンは、出来れば疑いたくない。

その様な受け入れ難い事を、あえて答えに据える事で、どんでん返しを読みづらくさせる事が出来る。

ただし、この手法は諸刃の剣な部分がある。

キャラクターであれば一貫性を保ったまま、納得の理由がある状態で仕掛けないと、人気キャラの人気が失われると言う大きすぎるマイナスを被る事になりかねない。

そうなれば、どんでん返しの驚きで得られるプラスを容易に相殺した結末が作品に待つ事になるだろう。

説明の意味が腑に落ちて分からない人は、避けた方が良い癖のあるテクニックと言える。

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