ファンタジー世界を服からレベルアップ
やはり典型的なファンタジーと言えば、様々な技術が発展途上で、科学と魔法の差が曖昧な時代。
魔法やモンスターが実在し、剣と魔法が支配する中世風世界だろう。
映画・ドラマ・ゲーム・漫画等のイメージで服装は何となく想像つくが、想像だけで描くと薄くなったり偏ったりしがち。
中世イメージも、5~10世紀の中世前期、11~13世紀の中世中期、14~15世紀の中世後期で大きく分けられ、時期や地域によっても全然違ってくる。
2~8世紀の古代末期や、16世紀以降の近世を描いて中世と言うのも、歴史警察や歴史ファンにツッコまれたりすると地味に恥ずかしい所。
この記事では、そんな「ファンタジー・古代・中世・近世ファッション」や、その時代を象徴する様な「ドレス」と言った服装を理解して描いたり、構造を理解してディティールアップに繋がる様な書籍を紹介していく。
分かっていればこそ、独自のハイファンタジーな服装だって解像度が上がるものだ。
アジアンファンタジーな女の子のキャラクターデザインブック 超描けるシリーズ(2019)
<内容>
女の子をかわいく&個性的に描く!
民族衣装を活かしたアイデア満載!着物や琉装などの和装やチマチョゴリ、チーパオ、アオザイ、サリー、タイドレス、カフタン、パランジャなどアジアの代表的な民族衣装・伝統衣装と、さまざまなモチーフを組み合わあせて空想的・幻想的な「アジアンファンタジー」な女の子キャラを生み出すためのアイデア満載の一冊。
民族衣装を活かして、女の子キャラをより個性的でかわいくするためのヒントをたくさん詰めこんでいます。
麗しのドレス図鑑(2017)
<内容>
「ドレスが好き! ドレスが知りたい、描きたい…」すべての人に捧げます。本書は、中世後期から20世紀初頭(1400年~1930年)までのヨーロッパの貴婦人のドレスの歴史とその変遷を、豊富なイラストとやさしい解説で楽しく学べる、今までにない図解資料集です。時代ごとに4章に渡って基本を示し、その変遷・バリエーションを追った本格的な服飾史であるだけでなく、史実ドレスの基礎を踏まえた自由な創作ドレスのアレンジアイデアも多数提案しています。さらに、フリルやレースなどのドレスに不可欠なモチーフの描き方の解説から、知っておくと便利なシルエットの解説とそのイメージ、デザインのヒントになる襟・袖などパーツの形のバリエーション一覧まで著者ならではの創作に役立つ内容も収録しました。歴代の美しいドレスを知ることで、新しいドレスを生み出すひらめきをきっと得られるはずです。心踊るドレスの世界へあなたをご案内します!
お姫様のドレスを描こう(2017)
<内容>
中世ヨーロッパ貴婦人のドレスから、現代のドレスまで美しいイラストでわかりやすく紹介した一冊です。
ドレスのシルエットや衿元、そで、スカートなどのデザインの基本的なバリエーションを系統立てて解説しています。中世の貴婦人が、実際にどのようにドレスを着こなしていたのかも詳しくわかります。
フリルやレース・リボンなど、装飾の種類や小物なども見るだけでも楽しめることと思います。また、いろいろな形のドレスを簡単に描くコツをプロのイラストレーターがアドバイスしています。
ドレスの基本がわかることで、自分でアレンジしてオリジナルのドレスを描くこともできるようになるでしょう。
完全実用版 異世界少女の脱がせ方(2018)
<内容>
異世界に転生してしまったとき、あなたならどうする!? 万が一のときのために備えておきたい、異世界生活の知識のすべて! いつどこにあるのかわからない異世界への扉。あなたもいつその扉に踏みこみ、異世界へと飛ばされてしまうかはわかりません。我々の住む世界とはまったく違う異世界。車や電車などの乗り物がなく、スライムなどのモンスターがおり、お姫様や女騎士がいるところにいきなり飛ばされたら、どうやって生き残るのか? そんな疑問をわかりやすいイラストで解説する一冊です。いつ起きるかわからない異世界への転生に備えるため以外にも、異世界モノの小説や漫画などを描く際の資料としても最適です!
ゲームシナリオのためのファンタジー衣装事典 キャラクターに使える洋と和の伝統装束110(2012)
<内容>
衣装が世界を物語る。
ファンタジー作品を創作するときに知っておきたい洋装・和装の知識を事典形式でまとめたネタ帳。近世・近代ヨーロッパの衣装、日本の公家・武家・庶民の衣装など、ファンタジーに利用される装束を解説。シナリオ設定やキャラクターデザインに使える服装が満載。
●目次
第1章 近世ヨーロッパ 騎士と姫君の時代
第2章 近代ヨーロッパ ナポレオン帝国からヴィクトリア朝の時代
第3章 日本の公家 平安から明治の時代
第4章 日本の武家 鎌倉から幕末の時代
第5章 日本の庶民 戦国から幕末の時代
第6章 日本の近代 大正から戦前の時代
ゲームの衣装デザイン:歴史・文化から物語をつくる(2022)
<内容>
コスチュームによってキャラクターに物語を与える方法とは?
『ゲームの衣装デザイン』では、時代を超えて、ファッションの豊かで多彩な歴史を紹介します。象徴的な時代の衣装とその社会的意義については、後半の章で詳しく説明します。現実と空想の世界を基に、プロット・シナリオ・ビジョンに関連する衣装/キャラクター開発に焦点を当て、シルエットや各時代の美学について見ていきます。衣装デザインの調査では、歴史的、幻想的、未来的な影響を探ります。
本書では、各時代のスタイルシートを紹介するだけでなく、衣装デザインの創造的な問題解決や、デザインの原則にも触れています。それはプロジェクトを通じて行われ、リサーチスキルを身につけながら真のデザインを構築・実践していくユニークな内容です。
【主なポイント】 ・既存の再現だけでなく、デザインの原理を理解して、衣装に応用する方法を学ぶ
・歴史、ファッション、コスチューム、文化的影響を総合的に理解、物語のあるキャラクターをつくるコツを知る
・クリエイティブな問題解決方法を学び、オリジナルの衣装を作れる力を養う
・キーワードやスタイルシートを用いたトレーニング、歴史的事例の引用、強力なビジュアルで読者をサポート
【対象読者】
ゲーム制作関係者、デザイナー、コンセプトアーティスト、3Dアーティスト
※本書は『Costume Design for Video Games』の日本語版です
コスチューム描き方図鑑〈4〉きもの・ドレス篇(2006)
<内容>
服だけに「フクざつ」そうに見える着物とドレスも、基本形は実に簡単。着物は1つで、ドレスは3つだけ。その基本形にちょっとだけ工夫すれば、千差万別のデザインが可能となる。本書には、そのちょっとだけの工夫のヒントが、ぎっしり隠されている。マンガやイラスト、デザインに役立つポーズが、何と3,000点以上掲載されている。作画に困った時、またオリジナルデザインをしたい時、ページをめくるだけでヒントが湧き出る便利な本。
図解 貴婦人のドレスデザイン 1730〜1930年(2013)
<内容>
本書は、イギリス黄金期のヴィクトリア朝時代を含む1730~1930年までの実物の女性用衣服・服飾品を採集し、著者自らの手による熱意あふれる筆致のスケッチで、詳細に記録・分析した図解資料集です。ドレスの全体図から、ボタンやレースなど細部に至るまでの各寸法、色や柄、刺繍の様子、どのような仕組みでスカートが膨らんでいるかが分かる裏側の図など、驚きの観察眼により、徹底的に解説しています。巻末には、便利な服飾用語集付き。歴史資料としてはもちろん、作画資料、舞台衣装やドール衣装制作の参考などに 幅広くお役立て下さい!
西洋甲冑&武具 作画資料 超描けるシリーズ(2017)
<内容>
【4世紀― 17世紀】ヨーロッパ騎士装束の構造や着用法などを徹底図解!
ホーバーク/グレートヘルム/バシネット/ミラノ・ゴシック・マクシミリアン式甲冑 ほか
騎士の乗る馬の種類・馬具・馬鎧や、剣・槍・盾などの武具まで細かく解説しております。史実に忠実な図解資料の他、ファンタジー風アレンジ甲冑のコツも分かりやすく紹介!
ストーリーの参考資料やオリジナル作品の衣装デザインにも是非お役立てください。【CONTENTS】
第1章 騎士の甲冑
Chapter1 【4~10世紀】 戦乱の時代
Chapter2 【11~13世紀】十字軍と騎士の隆盛
Chapter3 【14世紀】百年戦争
Chapter4 【15世紀】騎士の衰退・傭兵の隆盛
Chapter5 【16世紀】騎士の最後
Chapter6 【17世紀以降】甲冑の終焉
甲冑をモチーフにしたファンタジーイラスト・描き方のコツ第2章 馬
馬の種類/馬具/馬鎧
写真で見る甲冑1第3章 武器
剣/鞘・ソードベルト/剣の分類/盾/ランス(馬上槍)/パイク(長槍)/
槌・斧・棍棒/長柄武器/弓/クロスボウ(十字弓)/銃
写真で見る甲冑2
甲冑体験記第4章 アレンジ甲冑
甲冑の構造・設定を考える
カバーイラストのメイキングColumn
中世兵士の服装(2013)
<内容>
11~16世紀ヨーロッパの歩兵・弓兵・ハンドガンナー(小銃兵)・騎士・砲兵隊・傭兵・従軍した女性・鎖帷子・兜・鎧・防具の下の服・男性の衣装・女性の衣装・下着・日常着・靴・音楽・娯楽・生活etc.を完全再現し、臨場感たっぷりの写真とイラストでわかりやすく解説。
ディズニー・コスチューム大全(2021)
<内容>
ディズニー実写映画の
衣装デザインのすべてがここに!
これまでほとんど取り上げられることのなかった、
ディズニーの衣装デザイン。
本書は、衣装デザイナーたちが
一着一着に注ぎこんだ、想像力や情熱、
細部への気遣いにスポットライトを当てた一冊です。
1985年の『オズ』から2019年の『アラジン』まで、
実写映画で実際に使われた衣装のディテール写真や
デザイン画など、多数の図版とともに
実写映画の56キャラクターの衣装を解説。
衣装デザイナーへのインタビューを通じて、
ディズニーの衣装デザインにおける創造性に迫ります。
巻頭では、アニメーションやテレビ番組、
パークのキャストの衣装など、
ディズニーの衣装デザインの歴史について解説しています。
豊富な資料写真と関係者へのインタビューは、
ディズニーのクリエイションの歴史と過程を知る上でも
貴重な内容となっています。
〈本書の内容〉
●プロローグ ディズニーの衣装●
アニメーションや実写映画、
テレビ番組、テーマパークや店舗、
ゲームにいたるまで、
ディズニーの衣装がどう創られてきたのか。●ケーススタディ お城の舞踏会●
アニメーション、実写映画と
何度かディズニー映画化されてきた『シンデレラ』。
時代性や文化的な課題を考えながら、
衣装デザイナーたちは、
最も有名なおとぎ話を作りなおしてきました。
●P A R T 1 闇に生きる者たち●
ディズニー映画の魅力のひとつである、ヴィラン。
彼女ら・彼ら自身も魅力的な
キャラクターの衣装をどうデザインしてきたのか。
●P A R T 2 光と闇のはざまで●
マレフィセントやキャプテン・ジャック・スパロウなど、
正義の味方とも悪の化身とも
つかない複雑なキャラクター。
光と闇を併せ持つ個性を表現する、
衣装デザインの秘密。
●P A R T 3 光に包まれて●
『美女と野獣』のベル、
『アラジン』のジーニー、アラジン、
ジャスミンなどの主人公たち。
言葉だけでなく、生きた人物として
どう表現するか。
映画ならではの創造性がここにあります。
ドレスの描き方 超描けるシリーズ(2016)
<内容>
色・シワ・透け感・レース・フリル・リボンなど細かいディテールを徹底解説!
クラシカルな西洋ドレス、現代風のアイドルのドレス、ロリータ、トラッド、ウェディングドレスから、チャイナドレスや和服、レヘンガチョリ、ムームーなど世界各国の伝統的なドレス、フラメンコやベリーダンス、フラダンスなどのダンス・舞台ドレス、そしてバーレスクやフラッパーズ、ボンテージなどのセクシーなドレスまで、それぞれのドレスの描き方やディテール、装飾などのポイントを解説しています。付録にドレスのイメージチャートを収録。シルエットやスカートの丈、くびれ位置、スカートのデザイン、首元の形、襟の形、袖の長さ、袖の形、袖口の形をそれぞれ選べば、イメージどおりのドレスがたくさん作成できます。
【内容】
・Chapter1 体とドレスの基本
・Chapter2 クラシカルなドレス
・Chapter3 かわいいドレス
・Chapter4 セクシーなドレス
・Chapter5 民族衣装
・Chapter6 空想世界のドレス
・Chapter7 色で表現する素材
ファンタジー衣装の描き方 超描けるシリーズ(2017)
<内容>
オリジナル衣装約160点!
キャラクターの個性を表現し、強調するのに重要なポイントとなるのが衣装です。
本書では、“ファンタジー”をテーマに、オリジナル衣装をデザインし描くときのコツを解説しています。
服飾デザインを学んできた著者だからこその細かいディテール表現や、創作性の幅の広さ、そしてよりオリジナル性の高い魅力的な衣装にするための独特の発想方法は大いに参考になります。東洋ファンタジー、西洋ファンタジー、人外ファンタジー、現代ファンタジー、魔法ファンタジー、バトルファンタジーなどから幻想的でかわいいオリジナル衣装約160点を掲載。
【CONTENTS】
Chapter 1 現代の定番服
現代の定番服(女性編)
現代の定番服(男性編)
服を着た女性を描く
服を着た男性を描く
COLUMN 布の加工を描くChapter 2 デザインの準備
ファンタジー衣装とは
男性のファンタジー衣装
布の変化
定番服をファンタジーにデザインする
着こなしとデザイン
衣装に合わせた髪型
小道具のデザイン
COLUMN 配色を考えるChapter 3 衣装を考える
デザインを考える流れを知ろう
衣装のデザインラフを描く
衣装をデザインする
COLUMN 背景やファンタジーのジャンルを設定するChapter 4 衣装のアイデア
東洋ファンタジー
西洋ファンタジー
人外ファンタジー
現代ファンタジー
魔法ファンタジー
バトルファンタジー
ファンタジー衣装デザイン図鑑 超描けるシリーズ(2018)
<内容>
世界観が広がるコスチュームアイディア集。
オリジナルの世界観を広げ、より魅力的なキャラクターに仕上げるために最重要ともいえるのが衣装デザインです。
大好評発売中の『ファンタジー衣装の描き方』の著者・もくりによる2冊目の本書では、
今回も“ファンタジー”をキーワードに、王道ファンタジーから和風ファンタジー、メルヘンファンタジー、近未来ファンタジー、とさまざまな系統の衣装デザインのアイデアを盛りだくさんに詰め込んでいます。
だれもが想像するようなベーシックなデザインから、いかに発想を広げ、オリジナルで魅力あふれる衣装に仕立てていくか。 その発想法と、具体的にデザインに落とし込んで仕上げていく方法を学ぶことができます。幻想的なオリジナル衣装168種類(オールカラー)を掲載。
fouatonsの空想博物館 (服と小物の作品集)(2020)
<内容>
独特の世界観で服や靴、小物などをテーマに活躍中の絵師、 fouatonsの作品を110点超掲載した見応えのある作品集。 巻末にはインタビューと線画、本作描きおろしのカバー作品製作プロセスも掲載。 多数の作品を鑑賞して楽しめ、プロセスなども参考になる一冊です。
武装キャラの描き方(2015)
<内容>
あらゆる武器をもったキャラクターのポーズをいろいろな角度からイラストで見せつつ描き方をアドバイスする一冊。
拳銃や機関銃・ナイフや刀剣、弓など古今東西の武器を紹介し、それをもって戦う少年少女キャラの身体の使い方がよくわかる。
マンガキャラの服装資料集<男子歴史ファンタジー編>(2011)
<内容>
収録イラスト約220点!! ファンタジーや歴史マンガを描くためには、キャラの服装を世界観に合わせる必要があります。本書は、「世界の民族衣装」「西欧の戦闘服・海賊服・司祭服」「日本の鎧」「三国志時代の軍服」など、マンガで表現されることの多い古今東西の服装や小物をイラスト資料として集めました。部分的に取り入れてアレンジする際も役立ちます。
※この記事は、追記・編集していく予定です。