「実は宇宙船の中でした」系作品特集

space technology research science

町を内包するぐらい大きい宇宙船が舞台だった

いわゆる宇宙船オチが多いジャンル。

不可解な世界の描写がされた後に、それらをすべて成立させる設定として出される「すべて管理された宇宙船内の閉じられた世界だった」と言う事が判明する衝撃は、未体験の人からすると、まさかまさかのどんでん返しになりうる。

この記事では、「実は宇宙船の中でした」と言う展開が存在する作品を紹介していく。

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「鼻が無い、削げている」系キャラクター登場作品特集

grayscale animal nose

鼻が無い事にも意味がある

日本のイラスト、漫画、アニメ等のキャラクターは、ジャンルによって鼻をデフォルメして描く傾向があり、それが特徴の一つにもなっている。

それとは関係無く、鼻が描画されていないのでなく、設定的に鼻が何らかの理由で無いキャラクターが存在する。

この記事では、物理的に「鼻が無い、削げている」と言う特徴を持ったキャラクターが登場する作品を紹介していく。

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【物語創作】「理屈に感情や衝動が勝った結果」描写の重要性【基本テクニック】

close up of cocktails on the table

理屈じゃ無いんだよ理屈じゃ

わかっちゃいるが、やめられない。

わかっていても、どうしようもない。

論理的に、ロジカルに考えると最適解は目に見えて明らかだけど、それを選べない時がある。

その時こそ、個人の個性や葛藤の描きどころだったりする。

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フィルタへの考察【欲しい物だけを濾過する技術】

person poured liquid on container with paper on top

フィルタリングの重要性

フィルタ、と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

フィルタとは、日本語で言うと「濾過する、こす」とか、そう言う物。

コーヒーフィルタは、豆と完成したコーヒーを分離する。

ザルは、目より細かい物を落とし、大きい物を残す事で欲しい物だけを仕分けてくれる。

タバコのフィルタは、多くの毒をこし、吸いたい煙だけを肺に送る。

メールのフィルタは、迷惑メールを隔離する。

SNSのフィルタでは、欲しい情報だけを集めたり、嫌いな情報を排除出来る。

YouTube等の動画サイトの動画タイトルやサムネイルも、実質的にフィルタとなっている。

空気清浄機や浄水器のフィルタは、汚れと空気や水を分離する。

掃除機のフィルタは、ゴミと空気を分離する。

フィルタは、どの場面でも不要なモノを嗅ぎ分け、見分け、仕分けて使う。

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被害者救済への考察

photo of man holding playing card

被害者救済の難しさ

生きていれば事件や事故に巻き込まれる事は誰しもあるもの。

そんな時、国を始めとした共同体は、被害者を救う制度を用意してくれている事がある。

とは言え、共同体も所属している被害者となってしまった人を、あらゆる事象から救済出来るわけではなく、共同体の種類、制度や法律の種類、被害の種類によって救済度合いが変わってくる。

今回は、被害者救済について、色々と考察していく。

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【葬送のフリーレン】シュタルクとシュトルツのエピソードがどうして感動的なのかを分析してみよう

大事な人との思わぬ形での再会

アニメ「葬送のフリーレン」12話「本物の勇者」にて、シュタルクの過去が明かされた。

原作単行本3巻、25話26話にあたるエピソードにアニオリ演出を加えた物だが、とても良かった。

その中で、計算された構成や因果関係が、どう感動に結び付くか少し分析してみよう。

ちなみに私は原作既読だが、アニメを見てウルっとジーンと来た。

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「俳優が亡くなった事で喪に服したり演じたキャラクターの葬儀を劇中で行ったり変更を行った」作品特集

a person holding a wooden coffin

共に死を悼み、仲間に捧げる

人間、生きていれば必ずいつかは死ぬもの。

それが俳優で、作品の制作期間中だった時、亡くなった俳優が演じていたキャラクターの扱いをどうするかが問題となる。

代役を立てて撮影し切ったり、キャラクターの登場シーンを再撮影して差し替えたりするのが一般的かもしれない。

だが、中には、俳優を役と同一視したり、俳優の葬式を疑似的に作品にのせてファンと共有し死を悼んだり、劇中の役を同じ様に殺して役を永久欠番にしたり、何らかの形で俳優と役のキャラクターが連動した変更が作品に加えられる事がある。

この記事では、そんな「俳優が亡くなった事で喪に服したり演じたキャラクターの葬儀を劇中で行ったり変更を行った」様な作品を紹介していく。

裏事情を知って見ると、共に作品を作って来た俳優に対する仲間達の想いが分かって、中々にお辛いが、メタな視点で感動も出来るだろう。

俳優以外の関係者や、世話になった人や、モチーフとなった人等が亡くなった際は、作品の初めか終わりに「○○に捧ぐ」と出るのがお約束だが、今回の作品は、ある意味、そのパワーアップ版である。

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ネガティブなコンテンツやアクションとの向き合い方への考察

man falling carton boxes with negative words

善く無い、良く無い、でも面白い

世の中には、現実的に見てネガティブなモノが溢れている。

ここで言うネガティブとは、否定的、消極的、と後ろ向きなイメージだが、今回の場合は、そこに更に道徳や倫理、そして質等の”悪い事”も含んだニュアンスである。

失敗、破壊、憎悪、自己中心的思想、利己、差別、侮蔑、愚行、そして迷惑で不愉快なモノが無い環境など、自然には限りなく存在し得ない。

だからこそ、多くの人は自然と、不自然に快適な環境を求め、どうにか作ろうとする。

そう言う意味では、ネガティブなモノは、世の中から減って行った方が良いに決まっている風に見える。

だが、本当にネガティブなマイナスだったり暗黒面的で悪辣な物は、この世から根絶した方が世界は綺麗で居心地が良い場所になるのだろうか?

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「ゾンビ×ワクチン」系作品特集

male zombie in dirty dress shirt

ワクチンを求めたり、作ったり

ゾンビの発生原因と言えば?

完全に謎だったり、呪いや魔術、霊現象の類の事もあれば、薬品や危険な廃棄物による副作用だったり、中には軍の研究の副産物だったり。

その中でも、寄生虫や菌類、細菌、ウィルス等の極小の生き物による人体の乗っ取りが原因と言うパターンの物がいつしか登場し、今ではお約束となった。

魔法や超科学が相手だと、現代人類では分が悪い事も多い。

だが、対処する相手が未知の生物であれば、もしかしたら対処可能かもしれない。

現に、新型コロナが流行った際は、世界中が「あーでもないこーでもない」と紆余曲折した物の、結果的にはワクチンを開発したりしてウィルスに抵抗し、危機を乗り越えようとした。

この記事では、そんなゾンビハザードをワクチンによって終わらせようとしたり、ワクチンを巡って人々が争う様な作品を紹介していく。

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【神は細部に宿る】ディティール表現の基本【情報密度コントロール】

magnifying glass and wind rose on maps

どう細部を描くか

ディティールとは、細部や細かな点、詳細と言った意味。

創作する際、ディティール表現は非常に重要となる。

とは言え、ディティールは何でも具体的で高解像度にすれば良いと言う物でもない。

どこのディティールをきめ細かく描き、どこのディティールを省略するか、その選択が大事となってくる。

では、そのディティールの選択や、詳細化は、どうやってやれば良いのだろうか?

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