あっちこっち
味方だと思ったら敵だった、敵だと思ったら味方だった、ここまでは良くある展開。
その一歩先、味方だと思ったら途中で敵になって、でも敵になった理由があって、結局良いヤツで味方に戻ってくる。
この記事では、そんなキャラクターが登場して、そんな展開がある作品を紹介していく。
裏切り者との再びの協力状態は、関係が拗れる分だけ面白い。
“「味方だと思ったら敵になったと思ったら結局味方になった」系キャラクター登場作品特集” の続きを読む味方だと思ったら敵だった、敵だと思ったら味方だった、ここまでは良くある展開。
その一歩先、味方だと思ったら途中で敵になって、でも敵になった理由があって、結局良いヤツで味方に戻ってくる。
この記事では、そんなキャラクターが登場して、そんな展開がある作品を紹介していく。
裏切り者との再びの協力状態は、関係が拗れる分だけ面白い。
“「味方だと思ったら敵になったと思ったら結局味方になった」系キャラクター登場作品特集” の続きを読む恐ろしい敵の存在を知るが、それを倒す為には危機感を感じている自分だけでは力が及ばない状況。
そこで、仲間を鍛え上げ戦う力を持って貰う、と正攻法で行きたい所だが、それも難しい状況が重なった時。
そうなれば、自身が敵を演じたり、何かしらの方法で脅威に対抗する「練習」を鍛えたい仲間に強制的にさせた方が、結果的に脅威へ立ち向かう準備は早く整うかもしれない。
相手に同意なく練習を強要する事で自分達は嫌われるかもしれないが、それでも実際に、脅威に仲間が対抗出来れば、それで本望。
この記事では、そんな「味方を鍛える・敵を倒す為に脅威を演じる」組織が登場する作品を紹介していく。
「そんな不器用な」とか「話し合いでどうにか出来なかったの?」とか、思わない事も無い選択でもあるが、脅威に立ち向かうには、それしか無かったのだから仕方が無い。
前半、ずっと敵だと思ってた組織が実は主人公を鍛える師匠だった的などんでん返しは面白い。
実家暮らしの時に、バイト代を家に入れる事を強要していた厳しい親が、いざ、子供が一人暮らしをする時に徴収していたバイト代を全額貯金してくれていて返してくれる上に、別れ際に自立を喜びつつ、別れに泣いてくれる的な優しみ。
その精神性は「子供を立派に自立させる為、厳しく子を育てる親心」と、ほぼ同じである。
“「味方を鍛える・敵を倒す為に脅威を演じる」系組織登場作品特集” の続きを読むトリックスターは現実を物語を大きく掻き乱し、愉快犯は社会を掻き乱す。
その下位互換として、迷惑行為を犯し流布しショーとする自爆精神溢れる迷惑系YouTuberや迷惑テロリストがニュースを賑わし、時にネットのオモチャとなる。
前者は知的だったりやる事が大きく、善悪は抜きにしてロマン溢れる存在だ。
後者はバカでやる事が小さく、善悪を抜きにすれば微笑ましい存在と言える。
現実では、殆どの迷惑な存在は、このどちらかに偏りがちだ。
いずれにしても、人命や金銭的な価値、対処する時間が損なわれる時点で、とても迷惑な存在に変わりなく、法のラインを超えれば犯罪者である。
しかしフィクションでは、どちらかに明らかに所属しているのに、もう片方の属性を歪に持っているキャラクターが登場する事がある。
知的でやる事が大きいのに迷惑なだけで無害だったり、バカでみみっちい事を高い志と能力でやたら大きくやってしまう。
この記事では、そんなアンバランスさを持った「凄い迷惑なんだけど、迷惑度に対して、ほぼ無害な愉快犯」なキャラクターが登場する作品を紹介していく。
こう言うキャラが誰かの為に動く時は、大抵カッコよくなりがち。
ちなみに、愉快犯とは、社会を恐怖や混乱に陥れたり、騒がれて注目を浴びたり、そう言った事自体を目的の一部とした犯罪で、決して、見てて愉快な犯罪とか、愉快な犯人とかでは無い。
フィクションの有名愉快犯なら、シャーロック・ホームズのジェームズ・モリアーティ教授とかバットマンのジョーカーの様なタイプの犯罪者である。
“「ほぼ無害な迷惑系愉快犯」系キャラクター登場作品特集” の続きを読むどんなに良いアイディアに見えても、善意で始めても、その結果が期待通りになるとは限らない。
増して、悪意ある存在が介在する場では、純粋な善意や性善説による行動の結果が、綺麗で終わる方が珍しい。
そして、人は選択が実は誤っていたと分かった後も、すぐに止まる事は出来ず、引き返す道が無い場合は進み続ける以外に残されない事もある。
この記事では、そんな「自分の良かれと思っての選択が実は大間違いだと分かっても引き返す道が無いので選択を肯定する為に、自暴自棄に破滅へ向かう」と言う、巻き込まれた周囲の人からすると厄介な、しかし、非常に人間味あふれたキャラクターが登場する作品を紹介していく。
ギャンブルで負けている時に、負けを受け入れて途中で切り上げられるか、勝てるまでギャンブルを繰り返して負けが取り返しのつかない事になるか、要は、そう言う話である。
“「選択を肯定する為に、自暴自棄に破滅へ向かう」系キャラクター登場作品特集” の続きを読むお金が大好きな人は、金によってのみ動くのか?
損得勘定や商売の話では、金は重要な判断材料となる。
だが、最後に人の心を本当に動かすのが金とは限らない。
金で動くと言う行動原理を照れ隠しに、「(あんたの事が好きだから)あいつより高い金を払うなら味方になってやってもいい」と気に入った人と組んで、金も手に入れたいのが正直な気持ち。
そんなキャラクター属性が存在する。
普段はドライな金の亡者に見えて、実は気に入った人と仲良くしたい方こそ本心。
この記事では、そんな「自分が気に入った、金払いの良いヤツの味方」と言う性質のキャラクターが登場する作品を紹介していく。
こういうキャラクターが、本当なら安すぎる依頼料や報酬の口約束で味方になって頼もしく共闘する展開とか、すごく燃えるよね。
“「自分が気に入った、金払いの良いヤツの味方」系キャラクター登場作品特集” の続きを読む死ぬに死ねない理由があり、目的を果たすのを主人公に手伝って貰う相棒系のキャラクター属性がある。
共に目的達成を目指していく内に紡がれる絆は美しく、目的達成の瞬間に形を変える意味で、とても残酷だ。
目的達成とは死に支度が整った時であり、喜びの絶頂は、直後に待つ永遠の別れを意味している。
しかし、残された側には、共に培った力と思い出、そして、死しても消えない永遠の絆が残され、物語は、死が必ずしも絶望的で無い事を知らせてくれる。
いかに長く生きるかでなく、何を成して生きたかに命の尊さ、魂の価値が宿ると言う事だ。
絶対に離れ離れになりたくない者と迎える最高の最期は、切なくも最高のビターエンドとなり、見た者の記憶に末永く残るだろう。
この記事では、そんな「出会った当初は死に支度が出来ていないが、主人公のお陰で最高の最期を迎える相棒」が登場し、物語を通して丁寧に死に支度を整え、主人公や仲間達のお陰で無事に死ぬことが出来る作品を紹介していく。
みんな、大好きでしょ?
“「出会った当初は死に支度が出来ていないが、主人公のお陰で最高の最期を迎える相棒」系キャラクター登場作品特集” の続きを読む戦争とは、本来的にはコミュニケーションであり、外交手段である。
外国と自国の間で意見に折り合いが付かなくなった時に、自国の意見を通す為に暴力による解決を目指すのが、戦争だ。
つまり、戦争とは、本来的には、暴力で相手を支配する為の手段と言える。
そんな戦争だが、実際に起きたり準備が必要となると、そこでは技術革新が急速に起き、文明の発展に貢献する基礎技術が実証実験されたりもする。
更に、戦争が実際に起きれば戦争に必要な物の価値が上がり、需要も増え、戦争特需と呼べる物が一定の経済圏に起きる。
つまり、戦争が起きると、経済活動として大きく儲かる人々がいるわけだ。
昔であれば、武器の職人が儲かり、大昔なら剣や盾に価値があったし、鎧は現代の感覚で言うと車の様に高価な物で、ステータスでさえあった。
弩職人や刀剣職人や鎧職人が時代の最先端だった時代があるのだ。
時代を経て戦場の主役が銃や戦車、戦闘機や戦艦となると、高度な武器を作り売る武器の会社や商人が大きく儲かった。
そして現代、ドローンの急速な武器化が進み、インターネットでは情報戦が繰り広げられ、一般人が応援する国に寄付をして武器を買う金を提供したり、NFTアートで武器を買う金を国が集めて一般人がアートを買うなんて事になり、戦争特需は武器商人や軍需物資関連の企業に留まらない上に、他国の一般人が安全に間接的に戦争に参加出来るまでになっている。
軍隊の在り方も、プライベート・ミリタリー・カンパニー、通称PMCの一般化によって、国に属さず企業に属して戦争に参加すると言う選択肢が一般化しつつある。
そう言った流れから、昔から、力を持った企業が本来副産物である戦争によって得られる利益を目当てに、戦争を操作すると言う事が在り得ると考えられてきた。
暴力によって相手に意見を無理やり飲ませる事が主目的とされず、戦争に対して外野である組織による支援や援助と言う、両者へのパワーバランス調整が”ワザと”行われる事で延々と終わる事が無い様にデザインされた、持続可能な計画的戦争。
そんな「制御された戦争、企業等に操られる戦争」等と捉えられる、安全地帯にいる権力者に管理下に置かれた、戦争を本来の手段とは別の目的に使った戦争が劇中で描かれる作品を、この記事では紹介していく。
“「制御された戦争、企業等に操られる戦争」要素登場作品特集” の続きを読む宗教において、敬虔な信者の数は、とても重要な要素だ。
信者の数は宗教の持つ影響力であり、そのまま力となる。
人気な神ほど信者数が多くなり、それによって現実でも影響力が強くなるなんて事もある。
そんな現実から転じて、フィクションでは信者数によって能力が上がる神に類する存在の設定が登場する。
これは、簡単に言えばドラゴンボールの元気玉、その信仰心版だ。
この記事では、そんな「信仰や信者を集めると実際の力になる」と言う描写がある作品を紹介していく。
力があるから信仰が生まれるのでなく、信仰によって力を増していくと言う設定は面白い。
“「信仰や信者を集めると実際の力になる」系作品特集” の続きを読む戦場での争いは、泥臭く出来るだけ直接ぶつかり合う方が、分かりやすい。
しかし、時代が進み技術が発達すると、効率を考えると、直接ぶつかり合わない方が自然となる事も多い。
剣より弓、弓より大砲、大砲より銃、銃より戦車、戦車より戦闘機、戦闘機よりミサイル、ミサイルよりドローン、ドローンよりレーザー、等々。
誘導兵器やICBM、超遠距離に届く兵器、場合によっては一方的に相手を倒せる戦術や戦略兵器があると、描きたいシーンを描くに描けない。
そこで、あえて白兵戦を劇中で強要する為に、昔ながらの不便さを自然にする為に、時には作品世界の時代を逆行させる様な設定を登場させる事が、役に立つ事もある。
この記事では、「戦場にロマンシチュエーションを作り出す特殊な制限設定」が登場する作品を紹介していく。
その設定があるから、人々が泥臭く戦わなければならない。
“「戦場にロマンシチュエーションを作り出す特殊な制限設定」登場作品特集” の続きを読む復讐は何も生まない。
それは確かだ。
だが、そもそも復讐は、何かを産み出す生産的な行動では無い。
何も生まなくて良い。
復讐とは、価値の負債を背負った相手に対して、強制的な取り立てを行う、借金取りの様な行動だ。
そもそも、大した理由無く踏み倒す事を良しとしない相手に借金をした方が悪く、借金取りが必死に借金の返済を求めるのは、普通の感覚だろう。
復讐は何も生まないが、失われた価値のバランスを取る事が出来る。
相応の痛みを与えた方が、間違いなくスッキリする。
借金を踏み倒した相手が借金の事を忘れて幸せに暮らし、金を奪われた方が絶望に打ちひしがれるのは、状況としてどう考えても間違っている。
金を奪われた方に例え金が一銭たりとも戻らなくても、借金をした相手が少しでも幸せになる事だけは、絶対に許されない。
そう、世の中の大勢が感じる筈だ。
どんな痛みでも釣り合いが取れないなら、死を、死でも足りないなら、それ以上の死を求める様な苦痛を考え出さなければならない。
家族と言う一番大事な存在を奪った相手であれば、法治国家だとしても法の手に裁きを委ねるなんて事で納得できないという心情の人は、多いだろう。
国に任せられないなら、自分の手でやらなければならない。
犯人が分からないなら、犯人を捜す所からでも、やるしかない。
例えそれが、犯罪だとしてもだ。
犯人が法で裁けないなら、より、復讐は正当性を生む事になる。
この記事では、そんな「家族を殺された一般人が探偵となり復讐する」展開がある作品を紹介していく。
そんな、反社会性を秘めながらも、圧倒的な共感を呼び起こす、家族を殺された者の復讐の物語である。
全てを奪われれば、心優しく常識的だった一般人も、探偵にだって、殺し屋にだって豹変する。
そんな作品群である。
“「家族を殺された一般人が探偵となり復讐する」系作品特集” の続きを読む