男性的&女性的と感じる言動の正体
創作者がキャラクターを描く時、性別による「思考のクセ」がキャラクターに宿る事がある。
それが、性別の持つ固有の一般的なイメージとマッチし、描いているキャラクターの性別とミスマッチを起こしていると、そこにギャップが発生する。
男性キャラクターなのに女性的な雰囲気を感じたり、女性キャラクターなのに男性的な雰囲気を感じる等だ。
これは、異性からすると、独特の気持ち悪さが発生する原因となる。
女性的な男性キャラクターを男性が見て、中身が女性にしか思えない言動に対して、性同一性障害とも違う違和感を覚えたり、男性的な女性キャラクターを女性が見て、中身が男性にしか思えない言動に対して、同じように感じる。
そして「現実にこんな奴いないし、気持ち悪い」となる。
この現象自体は、対象性別のターゲット層が違和感を大きく感じなければ、気にする必要は無い。
男性が男性の為に作る美少女作品や、女性が女性の為に作る美男子作品が、良い例だ。
だが、もし、男女に見て貰っても違和感が無い、作者の性別がキャラクターの描き方からでは分かりにくい作品を作りたいと思った時、どうすれば良いのか?
どの様な「思考のクセ」が、性別固有の一般的なイメージを、見る人に持たせてしまうのだろうか?
今回は、その事について解説していく。
“キャラクターの男女による内面の描き分け方について” の続きを読む