「悪い言葉、悪口、悪態、口撃、チクチク言葉」等の考案への考察

cheerful young woman screaming into megaphone

人を傷付ける言葉は、どうやって考えれば良いか?

現実では使わない方が良いが、フィクションでは邪悪な存在やアウトローを描く時等に役立つ物が、この「悪い言葉」の類である。

これらは、言葉に過ぎない。

だが、扱い注意の武器であり、盾では防げないダメージを相手に与える事が出来る。

こう言った言葉は、現実で使えば、相応の反撃を覚悟しなくてはならず、意図して先に使った方が先制攻撃と言う意味では100%悪い。

現実では、手を実際に出した方が悪いと言う考え方も存在する物の、先に相手を煽って手を出させたり、手を出せないと思って言葉で執拗に攻撃をしている時点で、攻撃者が言葉による攻撃に威力が少なからずある事を分かっている時点で、邪悪な存在となり邪悪な行為である事は明白だ。

鋭利に砥がれた言葉は、拳や刃物、弾丸にだって傷つけられない部分を残酷に抉るだけの威力を持つ場合さえある。

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画像生成AIを使うコツ集【Stable Diffusion/超初心者向け】

上手に画像生成してくれない時、さてどうする?

何も分からない状態から、画像生成AIを触って分かったコツみたいな物を記しておく。

画像生成AI導入した物の、なんだか思った通りに生成してくれないな、と言う超初心者に向けた記事である。

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「作風類似問題」のアレコレについて思った事

two coffee latte

言われてみれば難しい問題

【絵柄パクリ】性暴力防止のポスターで何が?イラスト特有の事情も?クリエイティブの境界線は?|アベプラ

と言う動画に、ポケカ絵師やYouTuberで有名なイラストレーターのさいとうなおき先生が出ていたので、興味本位に見たのだが、議題となっている話が面白かった。

内閣府のポスターが「絵柄パクリ」と言う指摘で利用停止と謝罪したと言う話だ。

この件が発端かは知らないが、そう言えばSNSで「○○先生風で、と言う注文を受けた事がある」とか、そんな話を色々な人がしていたなと思い出した。

悪意あるトレースやコピーでは無く、リスペクトの無い作風のみの安上がりな表面利用は、確かに良く無い臭いがプンプンする。

同時に、昨日記事に書いた【話の種】今更だけど、画像生成AIが完全にゲームチェンジャーと言う話で触れた、AIによる作風のコピーや構図やら要素のコピーで無い二次利用が容易となっている今、画像生成AIとの付き合っていき方を模索している一人としては、他人事では無い。

作家独自の作風の模倣問題は、どんなルールを作れば良い環境を作れるのだろうか。

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「いたずら」の良し悪しについての考察

woman holding ice cream tub

笑える悪戯、笑えない悪戯

悪戯は、成功すれば面白いもの。

しかし、成功しないと笑えないし、成功しても笑えない事もある。

今回は、そんな「いたずら」の良し悪しについて。

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魅力的なキャラクターの作り基本手法「ステレオタイプ×個性」

red triangular shape ornament

共通イメージに乗る個性

物語に登場するキャラクターを作る時、どんな風に作っているでしょうか?

既存のキャラクターを真似たり、良く知る人を土台にしたり、創作者の数だけアプローチがあるでしょう。

今回紹介するのは、ステレオタイプと言う共通イメージの上に、個性を乗せると言う、基本中の基本手法になります。

これを使えば、どんなキャラクターも個性的になり、ポイントを気を付ければ魅力的にも出来ます。

では、見ていきましょう。

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キャラクターの男女による内面の描き分け方について

two person holding pinkies

男性的&女性的と感じる言動の正体

創作者がキャラクターを描く時、性別による「思考のクセ」がキャラクターに宿る事がある。

それが、性別の持つ固有の一般的なイメージとマッチし、描いているキャラクターの性別とミスマッチを起こしていると、そこにギャップが発生する。

男性キャラクターなのに女性的な雰囲気を感じたり、女性キャラクターなのに男性的な雰囲気を感じる等だ。

これは、異性からすると、独特の気持ち悪さが発生する原因となる。

女性的な男性キャラクターを男性が見て、中身が女性にしか思えない言動に対して、性同一性障害とも違う違和感を覚えたり、男性的な女性キャラクターを女性が見て、中身が男性にしか思えない言動に対して、同じように感じる。

そして「現実にこんな奴いないし、気持ち悪い」となる。

この現象自体は、対象性別のターゲット層が違和感を大きく感じなければ、気にする必要は無い。

男性が男性の為に作る美少女作品や、女性が女性の為に作る美男子作品が、良い例だ。

だが、もし、男女に見て貰っても違和感が無い、作者の性別がキャラクターの描き方からでは分かりにくい作品を作りたいと思った時、どうすれば良いのか?

どの様な「思考のクセ」が、性別固有の一般的なイメージを、見る人に持たせてしまうのだろうか?

今回は、その事について解説していく。

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アイディアの再利用についての考察

serious female office worker using printer in workplace

一つのアイディアを使い続けても良いのか?

世の中では、まるで定期的かの様にパクリ騒動が起きる。

完全なパクリもあれば、似ているだけもあり、その実態は様々だ。

つい先日も、絵においての線の一致問題でSNS上では騒動が起き、議論が交わされていた。

同じキャラクターを描いた二つの絵が、似ているだけかトレースかと言う話だったが、その件は似ているだけと言う話で落ち着きを見せていたと思う。

その時「同じテーマで別作品を描いたら同作者なのに自作のパクリと言われた」とか、結構凄いいちゃもんをつけられた経験がある人が、チラホラ見られた。

先に結論を言えば、盗作やトレースで無いなら、セルフリメイクに何も問題は無いし、アイディアの再利用にも何の問題も無い。

だが、考えて見るとアイディアの再利用に対してネガティブなイメージを持っている人が、そんな「トンデモいちゃもんさん」とは別に、一定数確実にいる事も確かだ。

アイディアの再利用について、多くの人が最適に感じるラインは、どこにあるのだろうか?

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登場人物の魅力の引き出し方

a fireman rescuing a cat for the boy

分かんないなら、こう魅力を引き出せ!

どんなに本当は魅力的だとしても、その魅力を引き出して描写しない事には、誰にも伝わることは無い。

物語を描く際、登場人物の魅力を引き出すのは、自然に出来ていないならば、意識して引き出してやるしかない。

しかし、魅力を引き出すには、どうすれば良いのか?

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出来てないと物語が単調になる「綱引き状態」を解説

group of people doing tug of war

これが出来てると、物語に起伏が出来る

「うわっ・・・私の物語、平坦すぎ・・・?」

そんな、どっかの広告みたいな気持ちになって辛い時期を過ごしている人も、世の中には多分いる。

パラダイムは整っているし、構成は悪くない。

キャラも魅力的に見えるし、自分では好きだ。

知り合いに読ませた限りでは、そんなに印象は悪くない。

どんでん返しもある。

作品の出来としては、まとまっているし、尖った部分も新規性もあるし、共感も出来る。

結構良い筈なのに、どうにも盛り上がりに欠ける。

キャラは葛藤してるし、動機もあるし、見せ場もあるし、絶望するのも容赦なく書けている。

なのに、なのに、なんで「もやっ」とするのだろうか?

なんで?

どぼじで?

その原因の一つとして「綱引き状態」が上手に描写出来ていない可能性がある。

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