目的の為に試練に立ち向かうのだが
多くの物語には、一定の流れがある。
その中で、3幕構成の2幕の前半、あるいは起承転結の承の部分、試練に立ち向かうタイミングで、その展開を描く事で、物語は大きく盛り上がる。
なのだが、そこにある「暗黙の了解」とも呼べる、王道の流れ、構造を理解してない人や、無意識に守る事が出来ていない人も少なくない。
今回は、試練に立ち向かうシークエンスを描きやすくなる「暗黙の了解」について解説する。
“試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説” の続きを読む多くの物語には、一定の流れがある。
その中で、3幕構成の2幕の前半、あるいは起承転結の承の部分、試練に立ち向かうタイミングで、その展開を描く事で、物語は大きく盛り上がる。
なのだが、そこにある「暗黙の了解」とも呼べる、王道の流れ、構造を理解してない人や、無意識に守る事が出来ていない人も少なくない。
今回は、試練に立ち向かうシークエンスを描きやすくなる「暗黙の了解」について解説する。
“試練に立ち向かう時にある暗黙の了解について解説” の続きを読むストーリーの上で活躍するキャラクター達。
ストーリーも、キャラクターも、そのデザインは無限大で、そこに不正解は無い。
しかし、不正解こそ無い物の、そこには確かに向き不向きが存在する。
つまり、ストーリーもキャラクターも作るのは自由だが、それが合わさった時に相性の良し悪しは、存在するわけだ。
今回は、そんな相性問題を簡単に説明する。
“物語と登場人物の相性について” の続きを読む教訓とは「教え、諭す」「戒める」事を指す。
例えば「人には優しくしなさい」とか「嘘は悪い事だよ」みたいな事だ。
これを物語を通して伝えるには、ちょっとしたコツがいる。
「こんな事をすると、こんな目に遭う」と言う因果応報をロジカルに描いたり、「こんな状態は、こんな事の前触れかもしれない」と希望や絶望の状況に隠された、納得出来る裏の意味を描いたり。
現実で起きうる法則と言うパターンを、物語のストーリーラインに乗せ、キャラクターを通して、シンプルに分かりやすく描く事が出来れば、そこには教訓が乗る。
要は、作品が伝えたいメッセージなのだが、今回は、それを昔話を通して簡単に見ていきたい。
題材は「うさぎとかめ」だ。
“物語で「教訓」を伝えるテクニックを解説!『うさぎとかめ』を読み解く。” の続きを読む葛藤には、欲が必要と言う話を以前にした。
その中で、葛藤は誘惑か恐怖の選択肢の釣り合いが取れている事が重要だと話した。
今回は、その話を少しだけ深堀する。
“誘惑に負けるか、恐怖に勝つと物語は動き出すと言う話” の続きを読む2022年1月2日放映された「チコちゃんに叱られる! 新春拡大版スペシャル! 鎌倉殿の13人が見たい!」で解説されていた「なぜコロコロよりゴロゴロのほうが大きく感じる?」が面白かったのと、ちょうど似た内容の記事を書くつもりだったのでまとめようと思った次第。
音の響きには、共通のイメージを呼び起こす普遍的な物がある。
その事について、今回は軽く触れていきたい。
尚、参考文献がチコちゃんで解説をしていた川原繁人教授の書籍があり、チコちゃんと内容が被っているので悪しからず。
“タイトル、名前付けで役立つ「音」の基本について” の続きを読む中二病とは、いわゆる中学二年生ぐらいの年齢で一定の人が発症する、奇妙な行動や態度を誘発する物。
その内容は、一般的に何かしらの「背伸び」に帰結する物で、それらは肉体と精神の成長に伴う思春期特有の不安定さから感じる「劣等感」や「優越感」に対して、バランスを維持する為の自己防衛として行われる。
“「中二病設定」の作り方” の続きを読む自己中心的な行動は、必ず他人に迷惑を及ぼす。
その為、自己中な言動は必ず誰かしらに不快感を与えてしまう。
だが、同時に、多少は自己中にならないと人は自分の人生を送る事が出来ない。
誰かの為にだけ尽くして生きる事でさえ、幸せになるには自分の為の部分が必要になるのだ。
つまり、自己中と自己犠牲のバランスが大事なのだが、その条件をいくつか知っているだけで、どんなに自己中でも嫌われず、愛される事が出来る様になる。
今回は、そんな条件を簡単に伝えようと思う。
“【なるほど】愛される自己中キャラの作り方【5つの条件】” の続きを読む人は常に「今」を生きている。
しかし、見ているのは「今」だが、見ようとするのは大抵、「過去」か「未来」だ。
今は次々と一瞬で過ぎ去る。
なので、後ろに積もる過去か、前から迫ってくる未来しか、余裕をもって見ていられない。
過去は、事実として残す事が出来て、他の人にも観測出来る。
過去とは、確定した事実や、観測した結果や、観測者の現実なので、客観性や主観性があり、具体的だ。
一方で、未来は訪れていない先の話なので、過去に比べて不安定かつ不確定であり、それ故に自由と言える。
物語を作る際は、過去の事実をベースに作る手法と、未来への期待や失望をベースに作る手法に大別できる。
今回は、未来をベースに作る手法に触れて行こうと思う。
“物語を作るなら、近未来をシミュレーションすると面白くなると言う話” の続きを読む終始一貫した読者に語り掛ける様な文体。
これはハウツーの1から100までを系統立てて掲載する様な、教科書の類の本では無い。
基本から順に説明こそ、されていく。
だが、読み心地、いや、読書体験としては、どちらかと言えば、こうだ。
あなたは、写真に興味がある。
そこで、巨匠の写真ばかりが並べられた写真展に、筆者に誘われ行く事となった。
筆者と共に会場内を順路通りに歩いていくと、筆者が写真の前で立ち止まる。
あなたにとっては、巨匠が撮ったと言う事しか分からない、何となく凄い写真の前だ。
あなた1人だったら、「いつかこんな写真を撮りたいな」と思って、ただ次の写真へと通り過ぎるだろう。
だが、筆者はあなたを手招く。
「この写真を見て、この写真は構図が良いね」
等と語り掛けられ、あなたは「構図?」と思いながら、改めて写真を見る。
「この写真には、こういうリーディングラインが使われている。ほら、ここだ。だから、この写真は迫力があって、動的に見えるんだ。良い写真だね。良い写真はね、みんな構図にこだわるんだ。ほら、こっちも」
みたいな話を聞き、あなたは「言われてみると、そんな気がする。確かに、写真には構図が大事なんだな」と基礎的な事から、徐々にだが、まず写真の見方を学ぶ。
それと共に、どうやって写真を撮れば良いかを考える切欠を、筆者に与えられる事になる。
そんな読み心地が近い。
教科書的では無いと言うニュアンスが伝われば良いが、この記事では、そんな本書を紹介していく。
“【レビュー】写真を撮りたくなったら読む本 : 最高の一枚を巨匠に学ぶ【書評】” の続きを読むモチーフを見る時、何をイメージするかは人それぞれだ。
だが、あまりにも単純で直球な見方だけだと、時に面白みに欠ける事がある。
今回は、1つのモチーフに対して持つべき複数の見方を紹介する。
“モチーフに対して多角的な視点を持つと良いと言う話” の続きを読む