そうだ、合法化しよう
人には、それぞれ好きな物がある。
だが、好きな物の、全てが好きかと言うと、そういう物は稀だろう。
例えば、あなたの好きな人を想像して欲しい。
全てが好きだと言うなら、情熱的に愛している状態で、「恋は盲目」に近い状態だろう。
だが、少し冷静になると、かなり好きな人でも「ここだけは受け付けない」と言う要素の一つや二つや三つ、いや、もっとある筈だ。
無計画、無頓着、デリカシー無し、無職、薄給、車の運転が下手、トイレの使い方が気に食わない、家事をしない、子育てしない、空気読めない、臭い、不潔、パワハラ、セクハラ、モラハラ、等々、等々……
「なおして」と言う事もあれば、「もういいや」と諦める事も、それが積もり積もって「もう一緒にいられない」なんて事も。
それは、人に限らず、物でも同じだ。
好きな料理でも、作るのが面倒くさい、後片付けが面倒くさい、満足感に比べて高すぎる、なんて理由で作る頻度が落ちる事だってある。
そう、人には、好きな物とセットとなっている嫌いな物が、大抵あるのだ。
で、それを上手に「好都合化」する事は、大勢に求められる良いコンテンツを作る時には、重要な考え方である。
ラーメンであれば、どんなに好きでも、ゼロから作るのは流石に骨が折れるだろう。
だから、その面倒をお金の力で解決した、ラーメン屋、インスタント麺、コンビニ飯、等々に大きな需要がある。
好きな物とセットになっている嫌いな部分を代わりにやったり、楽になる様に工夫する事で、コンテンツの価値が大きくなっているわけだ。
で、今回説明するのが、その「好都合化」の一つ「合法化」である。
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