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「手、足」の描き方特化本特集
目だけでなく、手も口ほどにモノを語る
人体に備え付けられた、複雑な作業を可能にするマニピュレータ(作業を実行する部分)である「手」と言う存在。
親指があるから物を掴む事で有利となり、しっかり物を掴むと言う動作は道具を操るのに役立ち、道具の利用は新たな道具の制作に有利に働き、大きく発達した脳と並び、手の存在によって人類は文明を発達させていく事が可能となったと言っても、言い過ぎではない。
そんな手だが、果たす機能的役割以上に、表情も豊かであり、個体によって別々の人生を刻み込み、自然な動作は感情をも表し、手話によって会話さえ可能となっている。
しかし、手は、限られた機能の中に多機能さと多彩な表情を持った事で、描く上で難度が高く、こだわれるディティールも多岐にわたる。
要は、分からないで漠然と見ていると、想像以上に複雑なのだ。
そんな手を身体を支える仕事から自由にした、二足歩行を実現した「足」の存在も、人を支える物として、その存在感は大きく、同じぐらい重要だ。
そこで、この記事では、そんな「手」や「足」の描き方に特化し、コツを惜しみなく紹介してくれたり、参考資料となる様な書籍を紹介していく。
“「手、足」の描き方特化本特集” の続きを読む【レビュー】ロレンツォのドローイングチュートリアル vol.3:HOW TO THINK WHEN YOU DRAW vol.3 日本語版【書評】
モチーフ毎の捉え方と描き方を単純化し、簡潔解説した良書シリーズ!
「物質透過能力」登場作品特集
便利で危険で、条件付きで無敵?
物質透過能力は、シンプルな様でいて、考え始めると設定が結構難しい。
物質を透過すると言う状態は、どの様な状態なのか。
- 服にも透過効果を付与可能なら、触れている空気や光はどうなる?
- 地面に接触しているなら、足裏は透過しているのか?
- 音が聞こえるなら、空気は?
- 物質透過状態で呼吸はどうなる?
- 肺の中の空気はどうなる?
- 透過中に重なった物質は、重なったまま透過解除でどうなる?
- 姿が見えると言う事は光は?
- 熱の影響は?
- 放射線の影響は?
- 重力の影響は?
- 空間の影響は?
- 透過状態で落ち続けたら最後はどうなる?
等々の設定を、能力を深く使うつもりであれば、”一応”考える必要があるわけだ。
科学的か、魔法的か、物理的か、概念的か、そう言った諸々の要素を踏まえ「作品の正解」を設定しておかないと、都合が良過ぎる事になってしまう。
だが、設定を決めておけば、それは面白い駆け引きに使える。
たとえ何でも透過可能でも、能力者由来の持続時間には何かしらの限界があるだろうし、透過不能な物があっても攻略に使える。
透過効果を条件付きで付与できるならトリッキーな事は幾らでも出来る。
あらゆる物の中を液体の様に潜れるなら、息を止めないといけないだろうし、潜航時にかかる圧力はどうなるか?
この記事では、そんな「物質透過能力」が登場する作品を紹介していく。
“「物質透過能力」登場作品特集” の続きを読む「衣服の基本知識」と「モダン・特殊、ファッション」の描き方本特集
服装で差をつける
服装には性格や生い立ち、置かれる状況が出る物。
日常的ファッションと非日常的なファッションにも差があるし、ダサいファッションにはダサいなりの意味があり、洗練されたファッションにはブームや時流に乗るなりの意味がある。
それらを理解して描くには、業界や界隈のルールや、服その物への知識が時に必要となる。
作られたブームもあれば、自然発生したブームもあるし、服その物の意味も時代によって変化し、大昔だと下着扱いだった服が現代だと見られても問題無い扱いになったり、着崩したり、その逆の現象との波を繰り返してファッション史が変化する事を理解すれば、新たなファッションを創造する事も出来るかもしれない。
BTFの「ポケット裏返し」は有名だよね?
この記事では、そんな諸々の時に役立つかもしれない、「衣服の基本知識」を解説した書籍や「モダン・特殊、ファッション」の描き分け方や差を解説した様な書籍を紹介していく。
ちなみに、現代ファッションと言う括りは一過性の物で、時間が経つと過去の物となる事は断っておく。
書籍の出版や執筆時か、その少し前の知識を現代と捉えての紹介となる。
“「衣服の基本知識」と「モダン・特殊、ファッション」の描き方本特集” の続きを読む「民族・伝統、衣装・ファッション」描き方本特集
民族衣装で特徴を出す!
服装には、その土地に根付く歴史や文化、そして土地柄が色濃く表れる物。
乾いた熱い土地では肌を守る為に露出を減らし、湿気が多く熱いなら軽装となるかもしれないし、寒ければ寒い程に厚着になる。
その土地で手に入る物が主に服に使われ、羊毛・綿・麻・絹・等々の材質から、手に入りやすい染料、装飾に使う素材等も様々。
時には、文化的に便利な機能が備わり、財産を身に着ける様な文化なら煌びやかな装飾品が過剰なほどあるだろうし、農耕や狩りに特化する場合は、利便性が考えられた作りになる事も。
歴史を見れば影響を受けた隣接する土地や過去の流れがあるのが自然だし、ファッションに影響を与えた出来事や人物が見えると世界に重みが増すもの。
この記事では、そんな「民族・伝統、衣装・ファッション」を描いたり、構造を理解したり、アイディアを得るのに役立つ書籍を紹介していく。
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