主人公の目的を定めないで物語を作る方法

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主人公に目的? んなもんねぇよ! って時

物語とは、主人公が問題を解決する行動によって紡がれる。

解決すべき問題は明確に決まって無くても、主人公が物語を通して何をするかが分かっていると、なんとなく見えてくる物。

主人公が物語を通して達成する目標、出来れば最終的な目的が見えていると、物語はそこに向かって考えれば良くて、とても考えやすい。

しかし、中には、主人公が全くもって目的も、目的に繋がる考えも、小さな目標も、こうしたいと言う意思も、使命も、任務も、危機感も、何も持っていない状態のデザインで作話をしたいと言う人もいる。

その場合、目的を定める事自体が、作者にとって苦痛なんて事も、たまにある。

自由でいたい、縛られたくない、どこかに向かいたい訳では無い。

そんな時、どうやって物語を作れば良いだろうか?

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物語の中の変化と維持とは?

変化と維持

まず、この世の中に不変なモノは、数えるほどしか存在しません。

その中で人の身近に関わるモノは、過去の事実程度の物でしょう。

つまり、あらゆる物が、自然な状態では変化している事実が大前提に存在します。

その自然な状態に逆らう事の一つが、維持です。

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環境の内の問題と外の問題とは?

環境の内外とは?

これは、解決するべき問題が、主人公の所属環境の外にあるか内にあるかを表しています。

 

所属環境とは?

物語で描かれる主人公が所属する世界です。

例えば、主人公が家族の問題を解決する物語で、家庭を中心に描かれるのなら環境内の問題です。

これが、主人公が家族を敵対者から守る物語で、家庭を中心に描かれるのなら環境外の問題です。

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物語に必要な普遍的動機とは?

普遍的動機

普遍的動機とは、国・時代・宗教を問わず誰でも理解が出来る動機を指します。

具体的には、死にたくない、何か食べたい、恋人が欲しい、家族を危険から守りたい、復讐したい、等の文明の種類や発展具合によって変化しない類の動機です。

 

なぜ普遍的動機である必要があるのか?

普遍的であればある程、読者が動機に共感する可能性が高まります。 “物語に必要な普遍的動機とは?” の続きを読む

物語の目的と目標とは?

目的と目標の関係

端的に言えば、「行先」と「過程」です。

ここで、普段から目的と目標を意識していない人に注意が必要なのが、常に目的があっての目標というのが健全な考え方と言う前提です。

目標だけを掲げるのは、まったく意味が無いと言う事です。

 

少し前にこんな例え話を見ました。

A「勇者の目的は?」

B「魔王を倒す事」

A「それは目標」

B「じゃあ、目的は?」

A「魔王を倒した先の世界平和」

この様な掛け合いです。

これが的確に目的と目標の関係を表しています。

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物語を創る時に絶対に決めた方が良い1つのポイント

最初に決める事とは?

まずは、物語を創る始点を、おさらいします。

あなたの書きたい物語を、ある種のマーケティング風に仮説を立て、「誰に」「何を」「どうやって」届けるかが決まっているとします。

あなたは、書きたい物語を抽象的なイメージやアイディアから、徐々に具体的な形に整えていく必要があります。

その際、何から具体化するかですが、「主人公」「行動」「世界」のどれかを具体的にする事で、次に具体的にする物が見えます。 “物語を創る時に絶対に決めた方が良い1つのポイント” の続きを読む

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