コンテンツの新しさを決める、表現と時代観とは?

「なんだか古いんだよね」に対処するには?

長年、創作をしていると、こんな経験は無いだろうか?

「う~ん、なんだろう。全体的に、なんか古いんだよね」

曖昧ながらも、率直な作品への意見。

今までずっと積み重ねてきた技術が、通用しなくなる不安。

自分が慣れ親しんだ物が、過去の物となる恐怖。

今回は、この「なんか古い」と言う現象について説明していく。

その原因となる要素こそが、「表現」と「時代観」である。

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物語の中の上位概念と下位概念とは?

そもそも、概念とは?

検索してみると、次の様に出ます。

  1. 同類のものに対していだく意味内容。
  2. 同類のもののそれぞれについての表象から共通部分をぬき出して得た表象。
  3. 対象を表す用語について、内容がはっきり決められ、適用範囲も明確な、意味。

ここで話題にしたいのは、1・2番目についてです。

検索結果を読んだだけでは意味が分からない方の為に、礼をあげます。

例えば、哺乳類と言う概念の下には、猫や人間があります。

哺乳類と言う概念の上には、生物があるでしょう。

この上位概念、下位概念の考え方は、マトリョーシカの様な入れ子構造になっていて、一番外側の概念に中の概念は従って行きます。

 

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物語の目的と目標とは?

目的と目標の関係

端的に言えば、「行先」と「過程」です。

ここで、普段から目的と目標を意識していない人に注意が必要なのが、常に目的があっての目標というのが健全な考え方と言う前提です。

目標だけを掲げるのは、まったく意味が無いと言う事です。

 

少し前にこんな例え話を見ました。

A「勇者の目的は?」

B「魔王を倒す事」

A「それは目標」

B「じゃあ、目的は?」

A「魔王を倒した先の世界平和」

この様な掛け合いです。

これが的確に目的と目標の関係を表しています。

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