シナリオの書き方「白人酋長物語」の脚本構造を紹介!裏切り者が世界を変える!

「白人酋長物語」とは?

ここでは「裏切り者になって世界に挑む」をテーマにした物語を解説します。

白人酋長と言う呼び方で一般的には定着しています。

この形式の物語は、構造カテゴリーで別の言い方をするならば「禁忌を犯して、変わり者になる物語」となります。

目次

  1. 解説
  2. 必須要素
  3. 該当作品

解説

裏切り者とは?

まず「裏切り者になって世界に挑む物語」とは、どの様な物語を指すのか?

この記事では「強弱二つの世界を見る事になった主人公が、自分のいた強者の世界に疑問を持ち、新たに出会った弱者の世界側について戦う物語」として解説していきます。

 

主人公は、現場の優秀な人物

この形式の物語の主人公は、物語が始まった当初から優秀です。

元々所属する環境の中で、仕事に従事しています。

多くの類型物語では、主人公は侵略者側の一人として描かれ、最初の動機は個人的な目的に由来します。

映画「アバター」では、他の星に資源を求めて進出した会社の雇われ軍人で、その目的は事故で動かなくなった下半身を再生させる金を稼ぐ事。

個人的理由で他人の土地に足を踏み入れ、主人公には侵略の手助けをしていると言う罪悪感はありません。

運命の出会い

物語が始まると、主人公は、これから侵略する世界を目の当たりにします。

ここで提示される世界と、主人公の元いた世界との争いが、物語の中心となります。

主人公は新たに出会った世界に、魅力を感じます。

これから侵略する世界の人々と交流する中で、自分もああいう風になりたい、あれが必要だと思う事で、物語が動き始めます。

最初の試練

主人公は最初、侵略する世界を何も知りません。

そこで必要なのが、師匠やヘラルドとの出会いとなります。

主人公を世界に迎える師匠は、最初は同じ世界の住人としては、主人公に興味がありません。

むしろ、師匠にとってしてみると、主人公は侵略者の一人、目障りな存在としてその目に留まります。

主人公は、まずは認めて貰うために行動を起こす事になります。

行動の第一歩は、信頼を獲得し、隣人として主人公個人の事を認めて貰う事です。

認めて貰う事で主人公は世界へと足を踏み入れる事を許される事になります。

叩きこまれる基本

新たな世界に足を踏み入れた主人公は、その世界で生きて来た師匠から基本を叩きこまれます。

師匠の指導によって、徹底的に鍛え上げられるのです。

この時、主人公はすっかり世界に魅せられ、自分達が侵略して壊そうとしているモノである事は忘れています。

侵略の始まり

主人公が元々住んでいた世界の人々による弾圧が始まります。

主人公が足を踏み入れた世界を見下し、一方的な言い分での侵略が始まるのです。

その時、主人公は元の世界に戻るか、新たに出会った世界に留まるかを選ぶ事になります。

この形式の物語の主人公は、戻らずに留まる為の行動を起こします。

ここで、自分の元いた世界と袂を分かつのです。

つまり、裏切り者となります。

世界のぶつかり合い

主人公は、侵略される側の世界に立ち、その世界で最も侵略者に詳しい立場の人間となり、人々を率いる事になります。

白人酋長物とは「文明人が原住民側につき、助ける中で酋長的立場になる物語全般」を指します。

類型物語では、このタイミングで、主人公は原住民を救う為に、限られた戦力の中で奮戦を始めるのです。

戦いの始まり

主人公達の準備が整い、侵略者との勝ち目が無さそうな戦いが始まります。

いつだって文明的に進んだ敵の方が良い武器を持っています。

ですが、主人公は文明側の人間であり、その性格を分かっています。

そこで、仲間達と共に付け入る隙を見つけて、そこを突いて撃退していくのです。

敵の本気

思わぬ痛い思いをした敵側は、侵略における戦略を変えます。

相手を下に見ていて、数や火力で押し切る方法を取っていた敵も学び、指揮官を殺しにやってきます。

指揮官とは、裏切り者の主人公です。

狙われる主人公

元いた世界の人々に襲われ、主人公はピンチに陥ります。

死を覚悟する所まで追い詰められますが、その主人公をギリギリの所で救いに来るのが、留まる事を決めた世界の中で出来た仲間です。

主人公は仲間の助けによって生還します。

フィナーレ

生還した主人公は、助けたかった世界の人々の為に最後の決断をします。

こうして物語はフィナーレを迎えます。

 

まとめ

以上、侵略者が文明的に遅れた世界に飛び込み、仲間を裏切って侵略者と戦う物語と言う事でした。

この形式の物語のポイントは、主人公にとって本当に価値があるのが、勝利ではなく、踏み込んだ世界で知り合う事になる仲間や師匠との出会いその物という所です。

なので、戦争自体では負けてしまう物語もありますが、その場合も主人公は踏み込んだ世界で得た仲間や思想を胸に生き続け、勝負に負けていても大切な物を得て物語は幕を閉じます。

この記事が好きな作品探しや、この形式の物語を作る時の参考になればと思います。

必須要素

タブー破り

  • その社会での禁忌
  • 禁忌を破らないと満足出来ない主人公と仲間
  • 禁忌を破った代償

変わり者

  • 図太いメンタルの主人公
  • 変化する行動or見た目or名前
  • 主人公を脅威に感じる存在
  • 変わり者で無ければ解決できない問題

「白人酋長物語」該当作品

地道に追加、修正予定。

※他の形式の物語も知りたい場合は、物語カテゴリーをご覧ください。

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