狙って価値を交換していけば話が前に進む
わらしべ長者と言う物語をご存じだろうか?
ザックリ言えば、観音様から予言を授かった男が、次々と物を交換して成功していく話だ。
藁しべから交換をスタートし、
- 藁しべ→虫のアブを結び付けた藁しべを作成→蜜柑と交換→反物と交換→病気の馬と交換→馬を介抱して元気な馬に→屋敷の留守番と交換→屋敷をゲット
と言うのが、およそスタンダードな物で、主人公は物々交換によってより良い物を手に入れる。
バリエーションで
- わら→蓮の葉と交換→三年味噌と交換→名刀と交換→千両と交換
等があるが、これらに共通するのは、相手の欲しい物を用意して(わらしべ長者の場合は、偶然持っていて)相手にとっては同じぐらいの価値だが、主人公にとっては、より大きな価値がある物と交換していく事だ。
この価値の交換は、全ての物語の基本原理を含む物である。
藁しべでなくとも、全ての物語が何らかの形で価値ある物を交換する事で、やがて目的に到達する構造なのだ。
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