攻略って、何?
「攻略」と言う言葉は、誰でも聞いた事があると思う。
攻略本、攻略サイト、攻略法、現代では何かしらの攻略を、みんなが手軽に求めている。
そこで、今回は、「攻略」について考え、簡単に説明してみる。
何を攻略するか?
攻略するには、攻略対象を定義しないといけない。
ゲームなら、何のゲームを攻略するかが決まっていないと、攻略のしようが無い。
現実でも同じで、現実の何を攻略するかを決めよう。
どんな結果が欲しいか?
攻略するには、望む状態を定義しないといけない。
ゲームなら、何点稼ぐとか、そういう事だ。
目的は何か?
望む目標を得た結果が、本当に望ましいのか、目的に目を向けよう。
ゲームなら、目標点数を稼いだ結果、最終的に「どんな状態に変化するか」だ。
点数を稼いだ結果「嬉しい」だけなのか、それとも具体的な「何かが手に入る」のか、手に入った事で前より「便利になる」のか……
何を目的とした攻略かを認識する事で、目的地の設定が間違っていないかを考えよう。
コストがどのぐらいか?
攻略には、相応のコストがかかる。
例えば、ゲームなら練習時間、難易度、プレイヤー適正、等を最低限は考えなくてはいけない。
追加コンテンツやガチャが必須なら、金銭的なコストもかかる事になる。
「使用時間」「難易度」「金額」等のコストが、目的と見合うかどうかは、大事な視点だ。
例えば、ソーシャルゲームの全キャラコンプリート完全クリアを目指す場合、物凄いコストがかかる事が予想出来る。
大抵の人は、コストが目的達成で得られる物の大きさに見合わないので、目指す事さえしないだろう。
だが、仮に目的が「攻略サイトの運営」で、十分に収益化が見込めるのであれば、人によってはコスト以上の価値がある事になるかもしれない。
まずは、試す
まず最初は試しに、実際に小さく行動を起こすと良いだろう。
これによって、攻略者の現在地が分かる。
現在地が分かると、目的地までの距離が分かり、距離が分かれば道中に何が必要かが見えやすくなる。
いきなり大きく行動すると、物によっては取り返しがつかない事になる。
サービスが継続するか分からないソーシャルゲームで廃課金とか、場合によっては大きなリスクだろう。
限定された条件、取り返しがつく物とつかない物
攻略する際、限定される条件や、取り返しがつく要素と、つかない要素があり、時にどうしようもない事を受け入れる必要がある。
ソーシャルゲームなら復刻を期待できるかも知れないが、現実の場合は、そうはいかない。
限定条件が年齢、学歴、職歴、免許、性別と言ったステータスの場合は、満たせるものは満たせば良いが、満たせない物は逆立ちしたって満たせない。
満たせるとしても、かなり難しいならコストが跳ね上がって現実的ではなくなってしまう。
運も実力のうち
運も攻略には関わってくる。
運が悪いと、それだけ攻略完了は遠のいていく。
運ばかりは、どうしようもない事もある要素なので、受け入れた上で進むしかない。
中継地点とタイムリミット
目的地が遠い場合は必ず、中継地点と、そこに至るまでのタイムリミットを認識しよう。
近場の目的地が決まると、一気に考えるのが簡単になる。
結果を得る為に何が必要か?
攻略する時に、仮説を立てるのが非常に重要だ。
先に攻略した人が公開している情報を書籍や情報商材で得る行為は、この必要になる物の仮説を確度が高い筋から得ようと言う事になる。
だが、攻略が確立していない事の場合は、攻略者自身で仮説を立て、必要になる物を探さなくてはいけない。
「必須要素の攻略」と「穴埋めの攻略」
攻略対象によって、取るべき攻略法は異なる。
攻略法が確立していない物の場合は、必須要素を探す事から始まる。
攻略法が確立している物は、必須要素も含めて穴埋め方式で攻略していけば、確実に目的地に近づいて行く。
最小限のコストで、最大の効果を得る「コツ」とは?
攻略する際、必須要素を押さえれば、ゴールにかなり近づく。
だが、必須要素は「必要」であっても、相対的に有利にしてくれるかは別の問題がある。
ゲームの場合、必須要素は「必要数字」「必要アイテム」とか、そういう攻略の確度を高める要素だが、それだけでは「ゴリ押し」とか「脳筋」な攻略になる。
コツは、そこに「効率」を与える。
例えば、ゲームの人権キャラは、この「効率」を満たす上で最適な要素と言える。
現実でも、小さなコストで最大効果を得る事が出来る「コツ」が何かを特定する事で、有利に攻略を進める事が出来る。
「コツ」の探し方
良いコツを掴むには、必須要素に目を向けるのが正道だ。
必須要素かつ、目的達成を効率的に行える要素が何かを考えよう。
例えば、ゲームの人権キャラなら「ダメージ効率が良い」とか、そのキャラにしか出来ない「攻略有利にする能力がある」とか、そう言った要素が必ず存在する。
「ダメージ効率が良い」のが効率的なのは、そのゲームが「ダメージを与える事で攻略出来るゲーム」だからである。
「攻略有利能力」なら、ダメージを与え合うゲームなら「無敵になる能力」は、対処する方法が無いと、かなり厄介になるだろう。
仮に「攻撃力が3倍になる」と言うバフをかけられるキャラが一人しかいない上に、最も効率的なら、そのキャラは攻略を最も効率的にする可能性を秘めた事になる。
これは、ゲームの場合だが、考え方としては現実を攻略する上でも十分通用する。
例えば、学校のテスト勉強は、どれだけ攻略が上手いか次第では、基礎学力と関係無く高得点を出せる場合がある。
テスト範囲は、攻略が必要な範囲であり、単純な算数や数学の場合は「必要な公式」さえ分かっていれば、それだけで満点を取れる事もあるだろう。
「コツ」とは、必要な公式を使った上で、問題を解く事を更に効率化して簡単にする「共通パターン」だ。
攻略のコツを探す時は「攻略必須要素」を見て、それを「効率化」できる要素を探せば、大なり小なりある物だ。
スポーツなら、ボールを遠くに投げたり速く走ったり泳いだりするには、力を最も効率的に伝える「コツ」を掴むのが早道になる。
その際、フォームであったり、芯や軸を意識する事が多いのは、力の伝わる効率を高める為に必要だからである。
高効率を出せる「仕組み」に気付けば、攻略は運任せな部分が減った分だけ簡単になる。
終わりに
今回は、攻略法の考え方を解説して見た。
ゲーム、スポーツ、創作、テスト、賞レース、恋愛、育児、学習、等々、かなり広範囲と言うか、大抵のものに適応出来る基本的な考え方だったと思う。
その内、もっと具体例を挙げて、実際の攻略事例を紹介したりもするかもしれない。
この記事が少しでも誰かの役に立てば幸いだ。
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