目次
人体を描くと言う旅へ、ご案内!
キャラクターの描き方:アナトミーベースのキャラクターデザイン
TB Choi (著), 平谷 早苗 (編集), 株式会社Bスプラウト (翻訳)
リアルさのある、魅力的なキャラクターをデザインするには、まずはアナトミーから。
デザインの構造がしっかりしていれば、キャラクターに自由なポーズを付けられます。
説得力のあるイラストを描くための必要十分な知識とテクニックをコンパクトにまとめた1冊
■アナトミーとプロポーションの基本
■フォームを簡易化してとらえる方法
■髪、服、アクセサリーの描き方
■表情と個性
ペット、ミニキャラクター、ケモミミなど、楽しいキャラクターバリエーションも掲載
目次
Chapter 1:キャラクターを組み立てる……7
- ラインの基本
- 人体の骨格
- 筋
- 骨と脂肪
- 人体のプロポーションの基本
- 頭蓋骨
- 口
- 目
- 耳
- 鼻
- 腕
- 手
- 脚
- 足
Chapter 2:フォームを簡略化してジェスチャーやポーズをとらえる……49
- ポーズとジェスチャーの基本
- さまざまな視点を探る
- ポーズでストーリーを伝える
- 胸の描き方(女性/男性キャラクター)
- キャラクターの特徴に合った体形をデザインする
- シルエット
Chapter 3:髪、衣服、アクセサリーを描く……77
- 布のしわやたるみ
- しわと動き
- 少年・少女、子どものプロポーションと衣服
- 髪と頭部/顔の関係
- 帽子を描く
- メガネを描く
Chapter 4:立体、感情、個性を伝える……105
- 光と影、シェイプとライン
- テクニックを組み合わせる
- 年齢に応じた顔の構造
- 顔のシェイプ
- さまざまな視点から顔を描く
- 感情と表情
- 感情やストーリーを伝えるジェスチャー
- キャラクターのバックストーリーを作る
Chapter 5:ペット、ミニキャラ、獣人……125
- 個性豊かなペットたち
- ミニキャラ
- 獣耳と獣人
Chapter 6:演習:キャラクターのデザイン&ドローイング……137
- 友人を描く
- 著者について……142
- 索引……143
著者について
TB Choi:キャラクターアーティスト/コンセプトアーティストとして活躍する傍ら、インストラクターとしてキャラクターデザインと美術解剖学を教えています。
映画、アニメーション、ゲームなど数多くの大手クライアントにデザインを提供
- 出版社 : ボーンデジタル (2023/1/31)
- 発売日 : 2023/1/31
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 144ページ
- ISBN-10 : 4862465374
- ISBN-13 : 978-4862465375
- 寸法 : 28 x 22 x 1 cm
現実感のあるキャラクターをデザインし描くためのすべてがここに
と、表紙に謳い文句があるが、その点では嘘偽りはない。
本書は、人体を描くと言う旅への案内書としての役割を果たす事を目指していて、そのスタンスでキャラクターの描き方を全てのページで解説している。


サンプルのページを見て貰うと分かるが、本書は殆どのページを見た時に、最優先して見るべき部分をカラーで表し解説している。
このカラー部分は、解説する事柄の重要な要素で、注目ポイントであり、地図で言う所のランドマーク(目印となる特徴的な建物)だ。
この色分け解説は、基本3色、多くても6色以内で行われ、図の視認性を大幅にアップさせ、本としての使い勝手を非常に良くしている。
そんな解説スタンスで、
- キャラクターを組み立てる
- フォームを簡略化してジェスチャーやポーズをとらえる
- 髪、衣服、アクセサリーを描く
- 立体、感情、個性を伝える
- ペット、ミニキャラ、獣人
- 演習:キャラクターのデザイン&ドローイング
の章立ての解説を経て、徐々にキャラクターを具体的に、個性的に形成出来る様に導いてくれる。
一通りの要点は網羅されており、この本一冊を頑張ってマスターすれば、表紙イラストの様なキャラクターをいずれ描ける様になるだろう。
【point】知識は普遍的、教え方に独自性
本書内で紹介されているキャラクターの描き方だが、知識的な部分では、昨今の既存の同テーマの本と共通する部分が殆どと言って良い。
なので、最近出た、こう言ったキャラクターの描き方本を他に持っていて、そこまで困っていない場合は、本書を無理に買う必要は無いと言える。
本書の特徴は、一通り揃った普遍的で役立つ知識を、独自のスタイルで分かりやすく伝えようとする教え方にこそある。
なので、古いキャラクターの描き方本しか持っていないとか、一度挫折した人には、とても助かる内容となっているだろう。
【good】TB Choi氏の魅力
TB Choi氏の作品が好きなら、それだけで本書も買う価値があるだろう。
本書はアートブック的な側面よりは、Choi氏がどんな考え方でキャラクターを描いているかの解説本としての価値の方があるので、コンセプトアートの様な完成度のイラストを求めるのは間違いだ。
本としての評価は?
定価2,750円、本体価格2,500円と、本の価格としては適正だと感じた。
ただ、それは本書が購入者の何冊目のキャラクターの描き方本かにも寄る。
1冊目なら適正だが、5冊目だと知識面での重複が起きる筈なので、少し割高に感じるかもしれないが、それは当たり前の話だ。
絵を描く事を挫折した人が、Choi氏の教え方が性に合っていれば、安く感じるだろう。
いずれにしても言えるのは、本書は良い本だと言う事だ。
このレビューが、本書の購入する際の参考になれば嬉しい限りである。
サンプルページや、立ち読みをして良いと感じれば、本書を片手に人物を描くと言う旅に出て見て欲しい。
本書発行元リンク:株式会社ボーンデジタル



