相似性で重なる何か
年末だし、中身の無い記事を。
週刊少年ジャンプの大人気漫画「呪術廻戦」を御存じだろうか?
先日アニメ2期の放映が終わり3期制作が発表され、来年中に原作の完結が明言されたり、原作の連載はクライマックス真っ只中でSNSを賑わせたり、ソシャゲがヒットしたり、今現在熱いコンテンツの一つである。
今回は、そんな「呪術廻戦」を見ていて、エンタメ業界で連想してしまったと言う、ほぼ戯言な相似性にまつわる話。
なお、ネタバレが含まれるので、その点は注意して欲しい。
「呪術廻戦」は呪術師や呪霊の話だが、これはエンタメに置き換えて見る事が出来て、置き換えるからこそ「呪術廻戦」を見た時に別の視点からキャラクターの気持ちが分かるかも、と言う趣旨の記事となる。
呪力=創造・想像力
エンタメに置き換えて見る場合、「呪術廻戦」における呪力に相当する物は、クリエイティブな創造や想像の力に置き換えて見る事が出来る。
そうして見た時、呪術師はクリエイターやアーティストと言った職種の人々となり、「呪術廻戦」の世界で悪さをする呪霊は、エンタメ業界で問題を起こす様な、SNSでミームとして特級呪物扱いされる人や作品に当てはまる。
登場人物を実在の人物に置き換えて見る遊び
エンタメ業界で「呪術廻戦」の世界を見ていくとして、主要登場人物をエンタメ業界の当てはまる人に変える事で、見えてくる物がある。
- 五条 悟
- 夏油 傑
- 九十九 由基
- 羂索
- 天元
- 両面宿儺
辺りの、状況を作り出してる登場人物を、相似性を見て業界の大物に変換する。
※以下敬称は略す。
五条 悟と夏油 傑の最強コンビは、例えば宮崎駿と高畑勲とか、そんな感じだ。
九十九 由基は、高橋留美子とかどうだろうか?
羂索は、その流れなら、円谷英二か、庵野秀明がマッチして感じる。
これは、自分の外側にある「面白い」を求めた天才と言う役処が、庵野秀明と共通している為と、シン・シリーズと円谷プロの関係が見えるからだ。
天元は、今現在AIで復活させられそうになったり、原作として作品をこすり続けられつつ、全ての始祖となった手塚治虫とかがマッチするだろう。
そうなってくると両面宿儺は富野由悠季とかどうだろうか?
こうやって役にマッチした登場人物を当てはめると、呪術廻戦を下敷きにしたエンタメ業界の相関図が勝手に見えてくる人もいるだろう。
青春に縛られる最強
五条 悟、宮崎駿の相似性は、中々面白い。
二人共最強だが、五条先生は夏油と言う相棒に縛られ、最強故に他人が花ぐらいに感じられ、強者故の孤独を抱えている。
そう言う意味で「君たちはどう生きるか」の制作ドキュメンタリーがNHKで放映され話題となった宮崎駿は、高畑勲に生前だけでなく死後も縛られ、「君たちはどう生きるか」が、まるで葬送曲か、気持ちに区切りをつける為の儀式として作らざるを得なかった様に放映され、相似性はバッチリだ。
あと、白髪も。
死滅回遊、シン・シリーズを作る為のスタジオカラー蟲毒説
死滅回遊編は、羂索がコツコツ準備してきた呪力を持つ者達を戦わせて高みを目指す蟲毒と言える。
自身に限界を感じ、自分の中に無い面白いを求めて一流クリエイターのアイディアを集めては濾過し、純度が高く自分一人では作れなかった面白いを追い求める様は、庵野秀明の創作法と似ている部分がある。
髙羽史彦の術式の衝撃
呪術廻戦の死滅回遊編から登場する髙羽は、羂索を倒す隙を作るのに大きく貢献し、一躍人気キャラクターとなった。
その術式は、ウケる”と確信した想像を実現する術式で、対象を強制的にギャグ時空に巻き込む事が出来ると言う癖の強い物だった。
登場当初は、どういう術式なのか読者は良く分からず、まさか大活躍するとはと言う感じだったが、髙羽の術式が羂索(と読者)に与えた衝撃は、計り知れない。
高羽本人のメンタルさえ保てれば(お笑いモチベーションと、無自覚と言う条件)、実質的に無敵の状態で、高羽を満足させないと術から逃れる事が出来ないと言うジレンマは、映画「セブン」の衝撃に近い。
「セブン」では、七つの大罪を模した猟奇殺人事件を追う刑事が事件の解決に向け奔走するが、犯人の犯罪計画に刑事が自分を逮捕しに来て自分自身が被害者になる事で計画が完成すると言う仕掛けを施していた。
ミステリーの謎を解いたら探偵に破滅が待っていると言う、この嫌らしい仕掛けは、「セブン」の公開当時に大きな衝撃を持って迎えられ、作品の大ヒットに繋がった。
高羽の術式は、構造的にはセブンの犯人の犯行計画と同類であり、術式に巻き込まれた時点で、高羽の術式条件を崩す方法に辿り着けなければ敗北が確定と言う代物だったわけだ。
これを受け、羂索は自分の外側にある混沌が生み出した面白い物として高羽を認めた。
羂索を庵野秀明と見た場合、自分の中に無い面白い物として、ハリウッド映画界の「セブン」クラスのアイディアを初出で出されれば、どれだけ「君、超面白かったよ」が凄かったかが、呪術本誌よりも、当時を知っている人には分かりやすいかもしれない。
両面宿儺に見る、適応力の高さと強さ
両面宿儺を富野由悠季と見ると、自分の色や味を持ちつつ、その作品が時代に適応している事に驚くだろう。
ガンダムの正史を描き続きつつ、亜流とも言えるアナザーなガンダムを産み出し続ける様は、両面宿儺の指が呪霊に力を与え、依り代を両面宿儺に変えていく様にも見える。
両面宿儺は魔虚羅を利用して新技開発まで劇中で行ったが、これも、慣れ親しんだ創作法に固執せずに最新の技法を柔軟に取り入れている富野由悠季と重なる。
御三家は何だろうか?
呪術廻戦の中には、
- 禪院家
- 加茂家
- 五条家
が登場する。
ジブリ、サンライズ、東映アニメーション辺りが当てはまるだろうか。
京アニ、トリガー、ガイナックス、ユーフォーテーブル、プロダクションIG、マッドハウス、マッパ、PAワークス、等々アニメ会社でそのまま例えるには、結構難しいかも知れない。
この世界の虎杖 悠仁は誰だ?
虎杖は、宿儺の器となってしまった、実質10人目の呪胎九相図と言う立場である。
羂索=加茂憲倫が生み出した存在だが、宿儺の器でもあると、ジブリかガイナックスに所属経験があって、ガンダムに関わった事がある人が、いれば相似性はドンピシャだ。
誰かいそうだが、誰かいるかな?
終わりに
オチは無いし、大して意味も無い。
相似性を上手く使うと、構造を利用して別物に要素を置き換える事が出来る一例とでも見て欲しい。
新しい視点や、面白みが感じられれば、それは幸い。
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