コラム

「秘密」の持つ力についての考察

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秘密にすると何が起きる? 明かされると何が起きる?

秘密とは、何らかの情報を一定の範囲外に非公開として隠す事。

二人だけの秘密の場合は、二人以外には秘密の内容が公開されず、社外秘や部外秘の場合、その特定の集団外に情報を公開しない状態となる。

この秘密と言う状態だが、なんとなく分かる物の、具体的にはどんな力を秘めているのだろうか?

完全秘匿状態の秘密と、存在を知られた秘密

まず、秘密には種類がある。

それが、非公開領域に知られていない秘密と、非公開領域に知られている秘密だ。

この種類の違いで、発揮する力は全然変わって来る。

完全秘匿状態の秘密の力

完全に存在を外部から隠された秘密の持つ力とは、公開されるまでの間安全に守られる点にある。

宝箱を隠した場合、隠した事を公言する場合と、誰にも何も言わない場合で、宝箱を盗まれる確率は桁違いに変わって来る。

この守らている状態の形成は、知られたくない相手から秘密と言う形で守る事で、別の力も持つ事になる。

それは、情報公開のタイミングを、最適に計る事が出来ると言う事だ。

世の中、タイミングがとても大事であり、タイミング次第では情報公開によって世間に与える効果や反響、影響、そして印象が変わって来る。

このタイミング操作権を握れると言う事は、秘密が守られているからこそ出来る事だ。

昨今のゲーム業界では、発表と同時にリリースと言った演出が行われる事があるが、これは準備が整うタイミングに情報公開出来るからこその演出と言える。

内容秘匿状態の秘密の力

秘密の存在を外部に知られた状態の秘密が持つ力と言う物もあり、それは、断片的な情報公開によって特定の層の行動を操る事が出来ると言う点にある。

宝箱を隠した事を公言すれば、宝箱を探そうと言う層が動き始める。

新作ゲームの開発中を公開すれば、その影響は特定の層に現れ、他のゲームに影響を与えたり、購買層の行動を操作する事も出来る。

断片的に見えている秘密は、情報の出し方を操作する事で特定層を操る事に使えて、秘密の使い方が上手い人は、秘密を見せる事で思い通りに相手を操り、欲しい状態を作る事が出来る。

陰謀論

陰謀論とは、特定の情報から、勝手に内容秘匿状態の秘密を作って、その影響を勝手に受けると言う状態である。

多くは実態の無い秘密を巡る事になるので意味が無いのだが、秘密としての影響力は持っているので、それを利用すると言う事は出来てしまう点で、面白い現象と言える。

存在しない秘密を作った人と、正義の為に対峙すると言う謎な状況がポコポコ発生すると言うのは、興味深い。

秘密の暴露による影響

秘密の暴露は、秘密を作った人からすると、多大な影響がある。

ミステリーで犯人が暴露されれば逮捕必至なのに、秘密な時は安全な様に、秘密の暴露は何もかもを変える力を持っている。

完全秘匿状態の秘密が、内容秘匿状態の秘密に暴露されれば、守られた状態が壊れ、公開のタイミングが喪失し、様々な影響が出てくる。

これは、ゲームのリーク事件等を見ても影響が分かるだろう。

芸能界の闇とかが週刊誌にすっぱ抜かれても、影響がある。

内容秘匿状態の秘密が内容暴露されれば、秘密の影響を受ける層の反応が変わって来る。

漫画やアニメの先出し事件、あるいは漫画やアニメの違法無料公開等は、その内容を公開してしまう事で、中身にある秘密を勝手にオープンにし、購買行動を抑制してしまう。

面白い話で、週刊少年ジャンプのアンケートは、以前は読者が好きな作品に投票する物だったが、バクマンと言う漫画業界漫画によってアンケートの意味や内情が暴露された事で、アンケートは打ち切り回避の為に使う物と広く知れ渡り、以前の様に読者が純粋に好きな作品に投票する事が減ってしまったと言う影響があったらしい。

アンケートによる人気投票システムは、仮に好きな作品1作のみ投票ならば応援したい下位作品に入れた方が生存率が高まるし、複数作品に入れて良いなら順位を競い合っている下位作品の好みでない作品以外に入れておけば下位作品は不利になり打ち切りコースに乗りやすくなる。

そう言った秘密の暴露によって起きる意味変化は、以前のアンケートで得られていたデータを暴露以降消失させてしまうと言う、影響力と弊害がある事が分かる。

秘密を暴く存在は、秘密を持つ人からすると敵同然

犯罪の告発、とくだねのスクープ、パパラッチ。

社会正義の有無などは置いておき、秘密の暴露は常に、秘密を持つ人を追い詰める。

秘密を持つ人は、その方が都合が良いから秘密を持っている。

秘密の暴露は、都合の良さを崩す物であり、秘密保持者からすると厄介極まりない。

だから、秘密を暴く行為は、基本的に興味本位や話題性の為にやるのでは無く、社会正義の為にやるべきと広く認識されている。

少なくとも、何も悪い事をしていない人の持つ明かされたくない秘密を暴く行為は、下品で悪辣であり、恥ずべき行いだ。

秘密を作った人との距離感

しかし、それでも世の中、他人事として秘密を暴く快感を楽しむ人が多くいて、秘密を暴く事は、秘密の価値からビジネスとなっている側面がある。

例えば、アイドルの裸の写真が流出した場合、それを思わず探してしまうファンは多くいるだろう。

それが良くない事で悪い事と思っても、多くの人は他人事には罪悪感が鈍くなり「自分だけなら害はないはず」と自分を納得させ、暴露された秘密を享受する快感に身を沈めがちだ。

この誘惑全てに打ち勝つのは、結構な精神力がいるだろう。

それが、興味がある事、つまり、秘密や暴露が影響を与える層に入ってしまう場合は、余計にである。

しかし、これは距離が近付き、他人事でなくなれば、また違う態度に変化する物である。

秘密や暴露が与える影響は、秘密を作った人との距離感で変化すると言う事だ。

もし最愛の人が実は、と言う秘密が望まぬ形で暴露された時、きっと多くの人は快感ではない感情に支配され、暴露した人に対して大きな憤りを覚えるだろう。

逆に、興味がない事の秘密がいくら暴露されても、そこには興味が湧きようが無い。

暴露された結果興味が多少湧くと言う事はあるだろうが、秘密を作った人との距離次第で聞く人の反応は驚くぐらい変わる。

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