定義

【ネタバレあり感想】『三体(ネットフリックス版)シーズン1』を見ました。

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面白過ぎるSF

当時話題になっていた時に存在こそ知っていたがスルーしていた。

今回、ネットフリックス版が配信されたので、コツコツと見て、少し経って落ち着いたので感想を残す。

三体」かなり面白かったです。

とは言え、滅茶苦茶途中なので、続きが気になる。

三体とは?

「三体」とは、中華人民共和国のSF作家劉慈欣による長編SF小説で2006年5月から連載開始し、2008年に出版、大きな話題となり舞台、アニメ、ドラマとマルチメディア展開をしている大人気作である。

今回見たのは、2つある実写ドラマ版の内の一つで、ネットフリックス版で、3部作のシーズン1である。

噂だと原作と違う描写もあるらしいが、私は原作未読なので分からないが、ネットフリックス版の純粋な感想としては、すんごい面白かったです。

あらすじ

中国の文化大革命の闘争中に、とある女性の父親が撲殺される。

父親は科学者だから殺されたが、彼女は科学者である事を買われて軍に徴兵され、辺境の秘密軍事基地で宇宙との交信をする任務に就く。

時は変わり現代、粒子加速器は不審な結果を出し、物理学界が混乱する。

その裏では、世界中で天才科学者の謎の自殺や不審死が相次ぎ、その中で一人の女性科学者の自殺が転機を作る。

女性が謎のヘッドマウントディスプレイのゲームを死の直前にプレイしていた事を知った仲間の科学者達は死の真相を掴もうとゲームの攻略を始める。

ゲーム機は謎の技術で作られ、推定150年進んだオーバーテクノロジーの塊である事が分かる。

一方で、世界を変える様な発見や発明をした科学者達の目には、謎のカウントダウンが浮かび、人類を次の段階に進めるラインに近付くとカウントダウン進む事が分かる。

数々のバラバラだった不可解な出来事や現象が起きる中、空が点滅して人類に対してメッセージが送られてくる。

一体何が地球に起きているのか、その時は誰も分からないが、地球には危機が迫っていた。

基本は、宇宙人の侵略物

本作は、宇宙人による地球侵略物であるが、SFバリバリで、もうSF要素がとにかく楽しい。

冒頭で起きている全ての一見するとバラバラな出来事は全て宇宙人からの攻撃で、物語の途中で宇宙人が地球の科学技術発展を遅らせようとしている事が分かってくる。

その理由が、宇宙人が地球を侵略する為に到着するのが400年後であり、技術的に進んでいるアドバンテージは150年ほどで、宇宙人は宇宙を亜光速か何かで移動しながら近づいてくるからその間は技術が進まない。

つまり、地球につく頃には、人類側の方が科学技術が進んでしまい侵略不能になる可能性があるから、自分達が到着するまでの間に嫌がらせをしていると言うのだ。

物凄く回りくどい戦いなのだが、400年後に待つ決戦に向けて、人類対宇宙人の長期戦が繰り広げられていく事になる。

良くある、それこそ「インディペンデンスデイ」的な、超強い宇宙船が来てドカーンで始まらず、宇宙人があの手この手で地球側の対策を邪魔しまくる。

それを、地球人側もあの手この手で乗り越えようと策を講じていく。

シーズン1時点では、この対決が凄く面白いのだ。

ルーニーとウィルが尊い

私は見始め、とりあえずジャック・ルーニーと言うお調子者を応援しようと思った。

そして、3話でルーニーが殺され唖然とした。

いきなり推そうと思っていたキャラが死に、私は登場人物達と共に悲しみに暮れた。

ルーニーには親友のウィルがいて、ウィルは膵臓がんで死にそうなので、そこでドラマが起きると思っていたら、まさかのルーニーが先に死に、ウィルにルーニーの莫大な遺産が相続される。

その後、ウィルが片思いするジンが、ルーニーの遺志を継いで物語を中心で引っ張り始める。

ウィルは、余命を精一杯生きようとするが、心残りだらけの人生だった。

ウィルは仲間達に励まされ、闘病する中で自分の本当に大事な物に気付く。

ウィルは、ジンへの片思いをジンを愛するが故に秘めたまま友人として死のうとする。

しかし想いは強く、ルーニーの遺産をジンの為に寄付するつもりで、星を買いジンに匿名でプレゼントする。

その後、ジンの進める宇宙人への対抗計画に宇宙船の搭乗員が必要になり、搭乗員の条件が脳しか搭乗出来ない宇宙船しか今の技術では作れなかったので、皮肉にも死にかけで頭が良い事が求められ、ウィルはジンの為に搭乗員のオファーにのってしまう。

シーズン1では、ウィルがとにかく純愛で、自己犠牲的にジンに尽くし涙腺を刺激し続けてくる。

私は6話の終わりから7話のクライマックスまでは、ちょいちょいウィルに感情移入して泣きながら本作を見ていた。

ウィルがとにかく尊い。

そして、ウィルを励まし、ウィルにチャンスを与え、ジンが戦いに身を投じる切欠にもなったルーニーも尊い。

ルーニーとウィルの二人は、シーズン1でいなくなってしまったが、シーズン1中ではベストキャラクターであった。

みんな大好き、船のスライス

本作の見所は、やはり船のスライスシーンは外せないだろう。

ナノ繊維のワイヤーカッターで見えないゲートを作り、運河を通る敵の拠点である船を待ち伏せし、1000人の乗員もろとも一網打尽にする「味方のやることじゃねえよ!」って感じのシーンだ。

演出的に完全にここはホラー展開で、逃げ惑う敵をハラハラ見守る事になる。

船にワイヤーで人を切断と言えばゴーストシップがあるが、ゴーストシップを超える物が現れた事には興奮を隠せない。

また、こう言った作戦を指揮するウェイドや、ウェイドの部下のクラレンスと言った頼もしいキャラクター達も非常に魅力に溢れ、ウェイドの時々見せる人間味とか優しさ的なギャップにはキュンと来てしまった。

対ソフォン戦

前半の謎だらけで変なゲームを攻略していく展開もまあまあ面白かったが、やはり一番SF味を感じて痺れたのは、ソフォン戦。

敵宇宙人の三体人が、150年以上進む科学力を持つ物の、実体は地球に無く、基本の刺客は仲間にした地球人を送り込んでくる。

タチアナとか怖いわけだが、それ以上に厄介なのがソフォンと言う三体のコンピューターで物理実験の結果を歪めたり、光景を歪めたり、地球全域を常に監視していると言う、そんなのどうやって勝つんだって仕様。

これに対して、人類はウォールフェイサー計画とか言う、三体人が人の思考までは読めない事と嘘の概念を知ったばかりの馬鹿正直な種族である事を利用して、三人の選ばれた指揮官が頭の中で作戦を構築して随時実行して三体人に対策をさせない的な作戦を取ったり、ソフォンを少しでも邪魔する為に月に施設を建造して往復にかかる3秒のロスを積み重ねたりと、「頭良い」って言う展開が連続し、見ていて地味な絵面なのに凄く楽しい。

シーズン1最終話でソールって、みんなの心の支え以上の活躍をしなかった仲間がいきなり指揮官に指名されて酷い目に遭いまくる展開は、シーズン2を期待させるには十分な引きだった。

やっぱりウィル

シーズン1の大きな見所は、やはり宇宙を彷徨う事になってしまったウィルだろう。

ジンへの愛を貫いて脳だけになってまで、まさに命も身も捧げて片思いの女に尽くしたのに、宇宙船の不具合であらぬ方向にすっ飛んでいき消息不明と言うオチは、ジンじゃなくなって泣きたくなる。

シーズン2とか3で回収されるんだよね?

ね?

終わりに

あまりにもウィルが切な過ぎて、すぐに感想を書く気になれなかった。

ウィルに感情移入するとかなり泣けるけどダメージも大きく、そうじゃなくても面白いけど泣けはしない。

シーズン1は、そんな話。

そもそも人類に絶望して三体人を呼んだイェ博士とか、戦犯なんだけど目の前で父親を殺され殺した奴がただの愚か者でって状況に絶望して「地球を管理して」って気持ちで呼んでいるので、正直可哀想な面もあり、そこまで責められないのも、上手かった。

オージーがナノワイヤーをいきなり1000人カットに使われてキレて、ナノワイヤーの技術がジンに必要ってウィルが説得するシーンとかも、ウィルがひたすら「自分じゃジンの役に立てない」って姿勢で辛くて、最後に「脳だけになって冷凍して宇宙船に搭載なら役に立てる」って飛びついて、それが失敗に終わるオチは、ウィルに救いはないんですか。

ジンがウィル死んでから「愛してる」って、伝わらないのも辛すぎですわ。

続き、はよ。

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