だって、犬を殺すから
犬はペットや家族、相棒として人類にとって昔から身近な存在だ。
映画を見る基準で「犬が死なない」「犬が傷付かない」を基準にする人が一定数いるぐらいに愛されている。
では、人が死ぬ作品は平気でも、犬が死ぬ作品はキツいと感じる人がいるのかと言うと、人で言えば子供や赤ん坊が傷付くシーンに近いと見る事が出来る。
子供や赤ん坊が傷付くのを見ていられないのは、傷ついて良い存在ではない、傷ついて良い存在と言う状況がある筈が無い、あったとしても見たくない、と言う心理が大人に比べ圧倒的に強く働く為だ。
無垢、無邪気、愛らしい、そう言う存在が不当に傷付けられる場面を、一般的な道徳観を持っている人は見ると不快に感じる。
犬の場合、それが主人公や仲間の善き良き友人的である場合には特に、耐えがたいわけだ。
そこで、その心理を利用し、子供や赤子と似た効果を得られる存在として、犬が傷付けられる事で大変な事態になっていく物語が存在する。
絶対に傷付けてはいけない、道徳的アンタッチャブルな護られるべき存在を傷付けた罪の重さを描く類の作品である。
この記事では、そんな「犬が殺されたら大事になる」要素がある作品を紹介していく。
ザ・シューター/極大射程(2007)

<内容>
マーク・ウォールバーグが彼の魅力を最大限に発揮する「ザ・シューター/極大射程」。
アフリカのエリトリアで偵察任務に就いていた米海兵隊の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガー。
だが、その攻防で援軍に見捨てられ、相棒のドニーが命を落としてしまう。
3年後、スワガーは一線を退き、愛犬サムとワイオミングの山中で隠遁生活を送っていた。
そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐とその部下たちが訪ねてくる。
そして、全米各地を遊説する大統領に対して暗殺計画が浮上し、
スワガーの経験から犯人が狙撃に及ぶ都市を割り出してほしい、と要請されるのだった。
やがて、その都市をフィラデルフィアに絞り、現場で監視にあたるスワガーだったが…。
犯人にハメられ追われる身となった主人公が、追われる中で愛犬を殺された事を知る描写がある。
既に大事になっているので、愛犬を殺されて殺意マシマシと言った所か。
ジョン・ウィック(2015)

<内容>
裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。
怒りに震え、心の奥底に封じ込めた”殺し屋の魂”を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。
これ系では、恐らく一番有名な作品。
亡き妻の遺した犬を殺された事で、ジョンの復讐が始まる。
タコピーの原罪

<内容>
地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人・タコピー。助けてくれた少女・しずかの笑顔を取り戻すため奔走するが、少女を取り巻く環境は壮絶。無垢なタコピーには想像がつかないものだった。ただ笑って欲しかったタコピーが犯す罪とは…!?
しずかの愛犬であり唯一の友人であったチャッピーの死が、一つの切欠となっている。
RULE of ROSE(2006)

<内容>
『RULE of ROSE』第1回 不幸な少女の眠れぬ物語の始まり
1930年、イギリス。大飛行船時代の幕開けを感じられるその年。
美しい薔薇に囲まれた公園のベンチにひとりうたた寝をする女性、彼女の名はジェニファー。子どもでも大人でもない、おそらく人生の中で一番楽しい時であろう19歳になった彼女の顔には、いつも得体の知れない何かに対する不安が見え隠れしていた。まるでこの穏やかな時間を過ごせることが自分にはふさわしくないかのように。誰かに遠慮しているかのように。いつも。人或る夜、ジェニファーは田舎道を走るバスの中で見知らぬ少年に声をかけられる。
少年は一冊の絵本を彼女に手渡した。ページをめくっても何も描かれていない絵本。
バスを降りた少年を追いかけて、ジェニファーは森の奥へと吸い込まれていく。
気がつくとジェニファーは【汚れ物の部屋】に閉じ込められていた。そしてここで生きるためのルールを告げられる。「社交界に貢ぎ物を持ってこないと、殺すよ。」追いかけてきた少年の声だけが響き渡る。
ジェニファーが迷い込んだのは子どもたちの王国。善悪のつかない無邪気な心、繊細で無垢な心が生み出した、大人たちには秘密の遊戯がこれから繰り広げられようとしていた。
少女たちのとても残酷で冷艶な物語は始まったばかり……。
過去の事件で起きた犬の死が、重要な意味を持って描かれる。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



