初心を思い出すも良し!停滞感を突破するも良し!
この記事では、ある程度「業界」で分けて『お仕事』をモチーフとした作品を紹介します。
純粋に作品として楽しんでも良いし、自分の置かれている状況と登場人物をリンクさせて見る事で、共感し、仕事への活力を分けて貰ったり、仕事で役立つヒントを探しても良いかもしれません。
それでは、どうぞ!
中間管理録トネガワ
モチーフ:中間管理職
ジャンル:ギャグ
ギャンブル漫画である「賭博黙示録カイジ」の強敵トネガワを主人公としたスピンオフ漫画。
キレッキレのギャグが最高に笑える作品だが、組織に所属して中間管理職やサラリーマンを経験した人からすると、割とリアルなアルアルネタで構成されている。
そりゃ、会長等は誇張されたキャラクターではあるが、日本の中間管理職とかサラリーマンなんてこんなモノである。
だからこそ、トネガワと部下達には共感出来るし、見習うべき所も反面教師も詰まった作品となっている。
アニメ化もしたし、カイジを知らなくても楽しめる作品なので、絵柄の好き嫌いで読まないのは勿体無い作品だ。
課長島耕作
モチーフ:大手電器メーカー
ジャンル:社会派漫画
日本の昭和後期から平成にかけての会社組織感を感じる事が出来る漫画。
1983年に発表されて以降、今も続いている。
課長・部長・取締役・常務・専務・社長・会長・ヤング・係長・学生、等の肩書で島耕作のポジションや描かれる年代が決まっているのだが「事件簿」「転生したら」「騎士団長」と言った変則的なスピンオフもあり、固そうに見えて柔軟な漫画だったりする。
課長編だけで17巻ある。
商人道
モチーフ:商社、モウレツ社員
絶滅危惧種のモウレツ型商社マンがシェールガス開発に挑む話。
ギャラリーフェイクの細野不二彦先生作と言う事で、凄い面白い。
宮本から君へ
モチーフ:文具メーカー、営業マン
一部描写が作者の実体験に基づく、幸せと不幸の描写が極端な青年漫画。
ドラマ、映画化もされている。
原作は単行本全12巻、完全版は全4巻。
マネーの拳
モチーフ:事業、経営
ドラゴン桜で有名な作者によるビジネス指南書的な漫画作品。
全12巻。
サプリ
モチーフ:広告代理店
「多摩美術大学卒業後に、博報堂に入社し、制作局でCMプランナーやデザイナーの仕事に携わりながら執筆活動を続け、1994年に新人長編部門第1席を受賞し漫画家デビューした」作者が描く、広告代理店で働く女性の仕事や恋愛、友情や人生を描く作品。
テレビドラマ化もされた。
原作は、全10巻。
左ききのエレン
モチーフ:広告代理店、デザイナー、アーティスト
南海キャンディーズの山ちゃん等の有名人が声優を務めたり、大人の事情で製作が間に合わない(演出?)で、良い意味でかなり楽しませてくれたSNSポリスの作者かっぴー先生がcakes上にて連載していたweb漫画。
現在、少年ジャンプ+で「ワンパンマン的」なリメイク中の作品。
凡人、天才、営業、デザイナー、様々な視点で描かれる群像劇で、業界が違ってもクリエイティブな仕事をしたい人は読んだ方が良いやつ。
モディリアーニにお願い
モチーフ:画家、美術大学
美大生の日常物。
心に沁みる一本。
ちなみに、モディリアーニはイタリアの有名画家。
ハチミツとクローバー
モチーフ:美術大学、恋愛
美術大学を舞台とした青春群像劇。
天才や秀才と呼ばれる人を前にする、凡人の苦しみにも共感出来る筈。
ドラマや映画、アニメにもなっているし有名なので、手を出しやすい一本でもある。
原作は全10巻。
ブルーピリオド
モチーフ:画家、不良、美大受験
一枚の絵との出会いが人生を変える。
優秀だが不良だった少年が、難関美大を目指す話。
作者の山口つばさ先生が、東京藝術大学に現役合格した経験があり、作品の説得力があります。
描かないマンガ家
モチーフ:専門学校、漫画家
ヤングアニマルでギャグマンガ「みたむらくん」を連載していたえりちん先生の作品で、タイトルの通り漫画家を目指しているのに漫画を描かない専門学校生が主人公の作品。
ギャグマンガとして笑いに昇華されているが、漫画家を目指して専門学校に通ったり投稿している人にとっては、なかなかに笑い事では無い内容。
作者のダメ人間描写力は「みたむらくん」連載時にも見せていたが、凄まじく、誇張された中にやたらとリアリティがある。
全7巻完結で、クライマックスはシリアスにまとまっており、青春物として見ても傑作である。
夢を追っているが行動が伴っていないと感じている、そんな人にこそ読んで欲しい。
SHIROBAKO
モチーフ:アニメ制作
PAワークスのお仕事アニメシリーズ。
5人の女の子がそれぞれの道を歩みながらも、共通の夢を叶える為に業界の中で成長していく青春群像劇なのだが、アニメ業界の小ネタが散りばめられていて、クリエイターや制作会社に詳しい程楽しく見れる仕掛けが嬉しい作品。
最高に楽しいし、クライマックスでは気持ちの良い涙が流れるであろう名作お仕事アニメです。
アニメ業界に興味が無くても十分楽しめるし、元気になりたい時に見るのも有りです。
ナニワ金融道
モチーフ:金融屋
青木雄二による社会派漫画で、テレビドラマ化もされたのでそちらを知っている人も多いと思う。
読んだことが無くともタイトルや独特の絵柄で記憶にある人もいると思う。
続編が連載されているが、初期シリーズは単行本全19巻。
ミナミの帝王
モチーフ:闇金業者
トイチ(10日で1割)の利息で金を貸す金融屋が主人公。
2019年時点で通算150巻を超えていて、かなりの大作となっている。
テレビドラマや劇場映画も制作されていて、好きな人はかなり好きらしい。
1992年連載スタート以降、様々な時事ネタを使ったストーリーは、世相を表していて非常に面白い。
闇金ウシジマくん
モチーフ:闇金業者、債権者
トゴ(10日で5割)の利息で金を貸す金融屋が主人公。
全46巻で、テレビドラマ化や映画化にも恵まれ、主演の山田孝之のはまり役っぷりから知っている人も多い作品。
クライムサスペンス作品で、救いの無い話も多い。
※ドンドン作品を追加していく予定です。