無能力主人公が活躍する作品特集

当り前が出来なかった事が特別

この記事で取り上げるのは、その世界では当たり前の力を持たないで生まれたが、それを克服したり、別の方法で補って活躍する主人公が登場する作品がメインとなる。

魔法や超能力を「使えて当たり前」と言う世界に生まれて、主人公だけが「才能に恵まれない」のだが、常識的に必要とされる能力を、何らかの方法や、別の能力で補う事で、才能に恵まれた者よりも大きな活躍をする、と言うのがポイントの一つとなる。

「皆にとっての当り前が出来ない」事で、能力や才能が欠けた者の気持ちを深く理解する事が出来る主人公には、多くの人が共感出来るだろう。

みんなが苦も無く出来る事の全てを完璧に出来る人の方が、遥かに稀な存在だからだ。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 (2014)

主人公のアンジュリーゼは、マナと言う力が当たり前に使える世界に、 ミスルギ皇国第一皇女として生まれるが、16歳の時に初めて自分が「マナを使えないノーマ」だと知る事となり、そのまま王家どころか国から追放されてしまう。

16歳になるまでノーマを散々差別して生きて来たアンジュは、同じ様に国から追放され、ドラゴンと戦う事を強いられる事になった同じ境遇の仲間と激しい衝突をしながら、自身もロボットに乗ってドラゴンと戦う兵士になる事を強いられる。

いきなり、この系統の物語の真反対の性質の主人公だが、一応紹介。

前半は、とにかくギスギスしていて、見る人を選ぶ作品だ。

自分を、ずっと普通だと思っていて、普通じゃない人を差別して生きていたら、ある日急に自分が差別されていた側の人間だと知る。

アイデンティティは揺らぎ、現実は受け入れられないで、周囲に迷惑をかけまくると言う、かなり異色の主人公。

無能力者として扱われてきた人達の気持ちから学ばされると言う、ハードモードな物語だ。

とある魔術の禁書目録(2004)

主人公の上条当麻は、超能力者の育成を目的の一つとした学園都市の学校に通う「レベル0(無能力者)」として登場する。

まあ、実は右手に「幻想殺し(イマジンブレイカー)」と言う、あらゆる異能を無効化する、対超能力者・対魔術師では強力な効果を発揮する能力者なのだが。

表向きは「レベル0」と言う扱いを受けて、劇中では庶民的な視点を持った熱血主人公として描かれる。

能力や魔術と言った、高い才能や技術を持った相手を、右手一つで倒していく姿は中二心をくすぐる格好良さがあるだろう。

NARUTO(1999)

主人公のうずまきナルトは、里のトップである火影を目指す孤独な少年である。

忍者の里で、忍者を目指しているが、落ちこぼれの上に、なぜか里の皆から忌み嫌われて迫害を受けて来た過去があった。

だが、実は里を襲った九尾の狐を封じた事で、忌み嫌われ、更にそれが能力が上手に使えない原因の一つである事が分かる。

全72巻700話で完結していて、今はナルトの息子であるボルトを主人公とした続編が連載中だ。

無能力主人公っぽく始まるが、後半の血統至上主義となっていく様は、逆に凄い作品。

ブラッククローバー(2015)

主人公のアスタは、魔法が当たり前に使える世界で、魔法の才能に恵まれず、物語開始当初は一切の魔法が使えない。

だが、将来の夢として魔法帝と言う地位を目指し、アスタは魔法を使えないハンデを肉体強化によって補おうと努力する。

しかし、魔導書の授与式で魔法の才能が無い事を突き付けられ、一度は諦めそうになるが、立ち直り「半魔法の魔導書」に選ばれるチャンスを掴み、断魔の剣で相手の魔法を無効化する力を手に入れ、魔法帝を目指して魔法騎士団「黒の暴牛」に入団し、活躍していく事になる 。

開始時期が後述のヒロアカと近く、似た設定を比較されてしまったり、少し不遇な印象。

主人公が、うるさめの熱血バカキャラで好き嫌いが分かれたりも要因か。

ブレイクブレイド(2006)

弟のレガッツ共々、100万人に1人の確率で生まれると言われる魔力を持たない魔力無者(アン・ソーサラー)。

魔力を持っていることが普通のこの世界では、機械や生活用品の一切を使えない彼らは「能無し」と差別されて生きてきたが、誰にも起動させられなかったアンダー(古代)ゴゥレム「デルフィング」を動かせたことで人生が一変する。

Wikipediaより引用

アニメが単行本10巻程度までの範囲で製作されたが、当時の連載に追いついてしまった為、最後の方はオリジナル展開となっている。

デルフィングが、かなりカッコイイ。

僕のヒーローアカデミア(2014)

主人公の 緑谷 出久 こと「デク」は、個性と呼ばれる超能力を皆が当たり前に持つ世界の中で、少数派の「無個性」として生まれた。

そんな彼は、幼少期よりナンバーワンヒーローのオールマイトに憧れ、「無個性」をヒーローの知識と正義の心で補い、ヒーローへの憧れを捨てる事無く中学の卒業を控えるまで来てしまう。

そんなある日、幼馴染がヴィランに襲われる現場に遭遇し、無謀にも助けに身体が動いてしまい、そこを憧れのヒーローであるオールマイトに助けられると言う幸運に恵まれる。

デクは、オールマイトとの出会いと、デクのヒーローの資質を見抜いたオールマイトの決断によって、後継者になるチャンスを掴む事から物語は動き出す。

この、ヒロアカの主人公デクは、正真正銘の無能力者として生まれるが、オールマイトによって能力を与えられる事で、最弱の状態からヒーローを目指す事になる。

無能力を別の能力で補うと言うよりは、精神的な資質を見抜かれる事で、同じスタートラインに立つチャンスを与えられたと言う状態だ。

最初のデクの成長で面白いのは、無個性を常にベースとして能力を使う事を余儀無くされる事だ。

例えるなら、目が生まれつき見えなかった人が視力回復手術を受けて、初めて見えると言う事を体験する新鮮さを、デクは能力の行使の度に味わう。

強い光を直接見ると目が痛いと言う事の様に、スーパーパワーで全力で殴れば骨が折れると言う風に体験して、徐々に学んでいく。

無能なナナ(2017)

主人公が任務の為に、特殊能力者が集められた学校に潜入し、密かに特殊能力者の暗殺を遂行していく話。

アニメ1話目のどんでん返しの掴みが秀逸だった。

※この記事は、追加・編集する予定です。

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