小説

「タイムリミットまで耐えろ」系作品特集

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生き残る事が勝利

圧倒的戦力差を工夫と知略でしのぎ切る。

そんな作品を紹介。

燃えるけど、切なかったり辛かったり。

アイアンクラッド(2011)

<ストーリー>

1215年、ジョン王は国民に自由を与えること、国王といえども法の下にあることを確認する文書、マグナ・カルタに署名をさせられる。

意に反して署名させられたジョン王は怒りに震え、悪人揃いの傭兵団を結成。

全権力を奪回すべく国中で暴れ回る。

かたや王権を奪回しようとロンドンに迫った王と傭兵団。

彼らの勝利の前に立ちはだかるものは、もはやロチェスター城だけだった…。

テンプル騎士団20人対ジョン王率いる傭兵1000人の戦いが描かれる。

フランス軍が援軍に来るまで、20人で1000人の猛攻に耐えなければならない絶望感。

皇国の守護者(1998)

<ストーリー>

帝国軍怒濤の侵攻に、殿軍を率いる皇国陸軍中尉・新城直衛は奇策を以て対抗。

一度ならず敵を撃退し、凱旋を果たす。

だが皇都には怨嗟と陰謀が蠢き、そして厳冬を衝く帝国の苛烈な反攻が!

血塗られた英雄の伝説を描く戦記巨篇!!

未完の名作。

漫画版が絵も物語も面白いので入りやすくおススメ。

だが、原作者が2017年に死去してしまった為に、原作は未完。

漫画版は、原作に追いつく以前に権利者側と揉めて第一部完状態で、未完な上に、絶版扱い。

漫画版は、ある内に買っておいた方が良い不遇な作品である。

300<スリー ハンドレッド>(2007)

<ストーリー>

レオニダス率いる地上最強と謳われた精鋭300人のスパルタ軍が、クセルクセス率いる桁違いの軍力を誇るペルシア軍の巨大軍勢を迎え撃った “テルモピュライの戦い”を活写! 

絆、勇気、知略、そして何よりも筋肉な作品。

300対1,000,000を戦い抜くスパルタ軍の生き様を目に焼き付けよう。

Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(2020)

<ストーリー>
人理継続保障機関・カルデアは、魔術だけでは見えない世界、科学だけでは計れない世界を観測し、2017年で絶滅することが証明されてしまった人類史を存続させるため日夜活動を続けている。人類絶滅の原因、歴史上のさまざまな箇所に突如として現れた「観測できない領域」–“特異点”。カルデアに唯一残されたマスター・藤丸立香は、デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともにこの特異点の事象に介入することで、これを解明、あるいは破壊する禁断の儀式–“聖杯探索(グランドオーダー)”を遂行してきた。今回、新たに発見されたのは七つ目の特異点–紀元前2655年の古代メソポタミア。不老不死の霊草の探索を終えた、“天の楔・賢王ギルガメッシュ”が統治し繁栄を誇ったウルクの地は、三柱の女神と数多の魔獣による蹂躙で滅亡の危機にあった。

ゲームの7章部分に相当する、評価が高いシナリオのみのアニメ化で、ゲーム未プレイの人には敷居が高い。

だが、アニメーションとしてだけ見ると、その神作画は唸る物があるし、シナリオも軌道に乗ってくれば非常に熱く、最終決戦は盛り上がる事間違いないだろう。

フューリー(2014)

<ストーリー>

1945年4月、戦車“フューリー”を駆るウォーダディのチームに、戦闘経験の一切ない新兵ノーマンが配置された。

新人のノーマンは、想像をはるかに超えた戦場の凄惨な現実を目の当たりにしていく。

やがて行く先々に隠れ潜むドイツ軍の奇襲を切り抜け進軍する“フューリー”の乗員たちは、世界最強の独・ティーガー戦車との死闘、さらには敵の精鋭部隊300人をたった5人で迎え撃つという、絶望的なミッションに身を投じていくのだった・・・・・・。

5対300だが、こちらも中々に絶望的な戦いが描かれる。

プライベート・ライアン(1998)

<ストーリー>

第2次世界大戦中の実話を基にしたストーリー。

敵前線の後方に取り残されたライアン二等兵を救出するため、アメリカ軍の同僚たちが立ち上がる。

4兄弟の内3人が死に、生きている末っ子のライアンを生きて親の待つ家に帰すミッションを遂行する物語。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997)

<ストーリー>

愛嬌たっぷりだがドジばかりしているウェイター、グイドには多彩な想像力と人を引き付けるユーモアのセンスがあった。

そんな天性の才能でグイドは愛する女性の心を射止め、できたてほやほやの家族のために美しき人生を作ってきた。

だが、そんな人生が第二次世界大戦によって脅かされる。

この映画は、ホロコーストに翻弄されるユダヤ人の視点で描かれる戦争作品だ。

冒頭では、主人公のグイドと恋人となるドーラの出会いから幸せな結婚生活までが描かれるが、物語が動き出すとホロコーストによって全てが変わってしまう。

グイドは「ユーモア(人を傷つけない嘘)」を武器に、息子のジョズエと共に、強制収容所の中で、終戦と言ういつ来るかもわからないタイムリミットまで、必死に耐える事になる。

息子にユーモアを持って、危険を隠し、生き残る為のゲームをさせ、希望を失わせずに必死に命を繋いでいく。

グイドが見せる父として、人としての強さは、他のどの作品に登場する戦士や兵士に勝るとも劣らない物で、号泣必至。

見る時は、涙を良く吸うタオルを忘れない様に。

※この記事は、追加・編集していく予定です。

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