最強がどいつか確かめる
異種格闘技とは、別のジャンルの格闘技や戦闘技術をぶつけ合って、何が、誰が最強か確かめると言う事にほかならない。
その格闘技に精通した最強格の使い手同士をぶつけ合い、それによって最強を決するのだ。
それは、明らかな数字的な定量的強者が必ず勝つ世界と言うわけではない。
そこには得手不得手、相性、個人の技量差や発想力、背負っている物の違い等の要素が介在する。
だから、結果が読めず、そこに普遍的な面白さが生まれる。
神聖な最強決定戦か、悪趣味な蟲毒か、それは作品の方向性次第だが、この記事ではそんな作品を紹介していく。
エアマスター(1996)
<ストーリー>
女子高生・摩季は一見普通の女の子。だが、ストリートファイトでは空中殺法を使って無敵を誇る「エアマスター」となって戦う!
将棋漫画「ハチワンダイバー」でも有名な柴田ヨクサル先生のバトル漫画でアニメ化もしている作品。
とにかく強烈なキャラが多く、坂本ジュリエッタやジョンス・リー等のバトルの熱量は物凄く、未見の人は一見の価値があるので全巻読んで欲しい。
定期的に読み返したくなる名作。
前作「谷仮面」も面白いよ。
キリングバイツ(2014)
<ストーリー>
平凡な大学生・野本裕也(のもと ゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。 ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。 彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。 そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獾(ラーテル)」だった。 獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、 その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。 そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い 「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく–。
「バキ×テラフォーマーズ×エロ」的な作品。
純粋な格闘技の熱さより能力バトル状態で、格闘技漫画としては好き嫌いが別れる所。
ケンガンアシュラ(2012)
<ストーリー>
家庭は崩壊、仕事はできない56歳のダメリーマン、山下一夫(ヤマシタカズオ)が会社の会長から突然呼び出された!弱気なおっさん・山下一夫は、日本経済の「裏」を知る――企業が巨額の利益を賭けて、雇った闘技者の殴り合いでビジネスを決める格闘試合の存在。…その名も「拳願仕合(ケンガンジアイ)」!!!!そして一夫に命じられた任務は――自社の闘技者、暴力を体現したような若者・十鬼蛇王馬(トキタオウマ)の世話係!!!果たして、ダメリーマン・山下一夫の運命は…!!??暴力×企業×人間ドラマ。男たちは「なぜ」闘い、拳で「何」をつかむのか?「究極」の格闘エンターテインメントが今、始まるッ!!!!
主人公であるダメサラリーマン山下一夫の主人公力と共に持つヒロイン力の高さも魅力的な作品。
バトルも熱い。
史上最強の弟子ケンイチ(2002)
<ストーリー>
中学時代、理不尽ないじめにあっていた白浜兼一は、高校入学と同時に空手部に入部。しかし、その空手部内でもまたイジメにあってしまう。そんなある日、転校生の美少女・風林寺美羽と偶然仲良くなる兼一。この転校生、美羽こそ実は武術の天才少女だった!憧れが募るばかりの兼一は、彼女の紹介で、武術道場「梁山泊」に入門を果たす。しかし、そこはいずれ劣らぬ武術の達人たちが集結する修行の場!兼一を待っていたのは、地獄のような特訓だった…!
修行パートが本編。
やらた女性キャラの服装がセクシーなのも特徴。
バキ シリーズ(1991)
世界最強の男である、父「範馬勇次郎」を超えようと、ひたすら強くなるため己を鍛え続ける主人公「範馬刃牙」。 そんな彼の元に世界中から最凶かつ最悪の死刑囚5人が同時に集結しようとしていた。彼らの目的は『敗北を知ること』…あまりに強すぎた死刑囚たちは生きることに倦み飽きており、自分たちを圧倒し、完膚なきまでに叩き潰してくれる者として、刃牙を闘いの相手に選んだのだ。 この非常事態、刃牙一人に任してはおけないと戦友である花山薫、渋川剛気、烈海王、愚地独歩たち地下格闘技の闘士たちも加勢のために立ち上がる。 今ここに最凶死刑囚と刃牙達の熾烈極まる闘いの幕があがる……!!
異種格闘技漫画のパイオニア的存在。
ホーリーランド(2000)
学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えた彼は“ヤンキー狩り”をするハメになり、夜の街の戦いに巻き込まれていくが…!?
実写ドラマ化もされた作品。
ユウのトレーニングを真似した人も多いのでは?