目次
地域の安全を守る要
管轄範囲の治安維持を目的とした「交番」「派出所」「警察署」等の施設と、そこで働く様々な人々。
治安維持を目的としている為、法律違反に目を光らせる姿勢は、安心感を地域にもたらすと同時に威圧感を与え、犯罪の抑止にもなる。
有事の際は頼もしいが、日常で関る事になれば面倒臭い事態が確定している存在の為、悪い印象を持っている人も一定数いるだろう。
悪印象に拍車をかけるのは、一部の人が公権力や公務を盾に横暴とも言える態度を取ったり、点数稼ぎやノルマの為の不要な取り締まりをしたり、汚職や天下りと言った不祥事や腐敗の数々から来るイメージも大きい。
そんなマイナス点は一つでも噴出すれば目立ってしまう一方で、有事の際に活躍しても、ある程度までは「出来て当たり前」を求められてしまう立場は、息苦しさや虚しさを生み出す。
誰も必要になる事態を求めていないが、現実的には無いと困る。
この記事では、そんな「警察」や「警察署」等の施設その物をテーマにした作品を紹介していく。
秋葉原先留交番ゆうれい付き(2018)
<内容>
電気とオタクの街――秋葉原。その交番に勤める権田は、筋金入りのオタク警官。対してコンビを組む長身イケメン警官・向谷は頭はからっぽだが、類い稀なコミュニケーション能力の持ち主。ひいては美脚の「足だけの幽霊」を連れてきてしまった。2人は「足子」さんと呼び、彼女の死の理由を探し始める。フィギア盗難、抱きつき魔、迷子、メイド喫茶のいさかい……ご当地ならではの「謎」に凸凹警官が挑む、新境地人情ミステリ!
偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理(2021)
<内容>
老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。
犬のおまわりさん(2011)
<内容>
守りたい生命(いのち)があります。平和な町の交番に運び込まれた、ゴールデンレトリバーの赤ちゃん。迷い犬は、「生きた落し物」。しかも法律的には、交番では犬を預かれない。自称犬好きの新米おまわりさんは、自宅で飼おうと思いつく。しかし…子犬の飼育は、想像以上に悪戦苦闘の連続だった…
おしごとのおはなし 警察官 交番のヒーロー(2016)
<内容>
子どもたちに人気の職業をテーマにした童話シリーズ「おしごとのおはなし」。
あこがれのお仕事や子どもに身近なお仕事を題材に、10人の豪華執筆陣が描き下ろした、小学中級向けの創作童話です。
警察日記(1955)
<内容>
東北の山村にある警察署。そこを舞台に繰り広げられる人情味溢れる、ユーモラスな人間群像ドラマ。村の治安を守るだけでなく、お金を工面してあげたり、捨て子の引取先を捜して奔走したりと警察署は毎日大わらわ。そんな忙しい時に限って、大臣が帰郷するということで更に大騒ぎに。
こちら葛飾区亀有公園前派出所(1977)
<内容>
「やつらをひとりも帰すんじゃねえぞ!!」ガンマニアの中川と冬本が派出所を訪れ、拳銃談義に。そこに暴走族が出現し、両さんらは追撃を開始!!「早撃ち両さん!?の巻」他7編に加え、山止たつひこ笑劇場「交通安全’76」も収録。
中野新橋 任侠交番(2002)
<内容>
職務を無視した警察官の不祥事の連続。警察としての尊厳を取り戻すべく警視総監がとった手段は、任侠者を警官に採用するという荒業であった。しかも採用されたのは…超法規により15年の刑期から解き放たれた、最強の任侠武闘派・無紋組の組長代理・錨芯之介であった! 土光てつみ先生がお贈りする、痛快異色ポリス・アクション! カラー原稿、完全復活版の第1巻(全2巻)!!
ハコヅメ~交番女子の逆襲~(2018)
<内容>
「もう辞めてやる!」辞表を握りしめた新米女性警察官・川合の交番に、なぜか刑事課から超美人の藤部長が配属されてきた。岡島県警(の男性陣)を絶望におとしいれるコンビの誕生である。某県警に勤めること10年、隠そうとしても漏れ出てくる作者の本音がヤバい! 理不尽のち愚痴、時々がんばる、誰も見たことのない警察漫画。
※労働基準法は警察官に「一部」適用外です。
原宿★たけのこ交番(2009)
<内容>
女の子みたいな華奢な体つきのため、しばしば女装してオトリ捜査を担当していた西本春樹巡査。だが、そこに目を付けた本庁の女警部・舞鶴の陰謀により、警察のイメージアップのために新設された、美女だらけの「原宿★たけのこ交番」に転属させられるはめに!フェロモンに満ちた禁断の園で、男であることを隠したまま、無事勤め上げることが出来るのか…?
ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008)
<内容>
1979年、とある平和な田舎町。ママチャリ率いる「ぼくたち」7人は、気ままな高校生活を送っていた。ぼくたちがする事と言えば、ママチャリが考えるイタズラ。ところが、ぼくたちのイタズラに怯まない駐在さんがやってきた。しかし、これがママチャリを熱くさせてしまった。しかも、駐在さんには、町一番の美人妻がいるではないか。許せん!かくして、田舎の町を舞台に、駐在さんとぼくたちのしょうもない戦いが始まった。
MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平(2019)
<内容>
東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた――東京駅おもて交番で研修中の堀北恵平は、女性っぽくない名前を気にする新人警察官。先輩刑事に協力して事件を捜査することになった彼女は、古びた交番に迷い込み、過去のある猟奇殺人について聞く。その顛末を知った恵平は、犯人のおぞましい目的に気づく! 「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズ著者による新ヒロインの警察小説、開幕!
※この記事は、追記・編集していく予定です。