生き地獄を抜け出す切欠は更なる地獄?
物語には波がある。
素晴らしい日常の後には、危機的な非日常が来た方が面白いし、悲惨な日常の後には人生が上向く事があった方が面白い。
どこで波を起こすかによって波の大きさが変わる為、大きな波を起こすならパワーを沢山溜めてから解放するのが効果的だ。
そこで、冒頭部分で極端に悲惨な日常を描き、そこに更なる悲劇が襲いかかる事で、後でやってくる、状況が上向く正のベクトルを際立たせる為の、直前でジャンプの前に深く膝を曲げてしゃがむ様に、まるで真下を向いているかのような負のベクトルに振り切る、と言う手法がある。
この記事では、そんな「悲惨過ぎる日常なのに更なる悲劇から物語が動き始める」スタートの作品を紹介していく。
チェンソーマン(2019)
<内容>
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
父親の借金を背負わされて、金の為に右目・腎臓・睾丸を売り、学校にも通わずに、相棒のチェンソーの悪魔ポチ太と共にデビルハンターとしてヤクザに飼われ、極貧の借金返済生活を送っていた所、母親からの遺伝性の心臓疾患で余命僅かとなったタイミングで、飼い主のヤクザに売られる形でゾンビの悪魔に殺される。
その後、生前ポチ太としていた契約によってチェンソーマンとして復活し、ゾンビの悪魔とヤクザを皆殺しにして借金を帳消しにした所を、公安のマキマさんにデビルハンターとして拾われる事となる。
ブレイキング・バッド(2008)
<内容>
<エミー賞><ゴールデン・グローブ賞>受賞常連!
全世界で社会現象!
脳天直撃!
全身震撼!
この男、どんどん悪くなる!
アメリカ、ニューメキシコ州アルバカーキ。
平凡な化学教師ウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)は、第二子を身籠っている妻と脳性麻痺の息子を養うため、放課後は洗車屋でアルバイトまでしながら、なんとか平穏な暮らしを保っていた。
ところが、50歳の誕生日を目前にひかえたある日、肺癌で余命僅かと宣告を受ける。
このまま自分が死んでしまったら、家族に残るものは財産ではなく膨大な借金だけ・・・。
その時、ウォルターが思いついた人生最後の賭け、それは化学の知識を駆使した“超高純度ドラッグ精製”だった。
善と悪は表裏一体。
温厚で生真面目だった男は、愛するものを守り抜くために“道を踏み外していく”《=Breaking Bad》。
主人公は、過去に自分の会社を追い出され、生きる為に平凡な化学教師に身を落とし、生徒にバカにされながら過ごしていた。
更に、生活の為に洗車場でバイトをするが、雇い主や客から酷い仕打ちを受け、ウンザリだ。
そんな時に、末期癌が判明し余命宣告を受けてしまう。
その後、一念発起して覚醒剤を作って家族が困らないだけの金を稼ごうと考えた主人公は、ヤクの売人をしている元生徒を相棒に、裏の世界に足を踏み入れる。
ベルセルク (1990)
<内容>
巨大な剣を背負い、鉄の義手をつけた剣士・ガッツ。彼の行くところ、血の雨が降り、死体の山が築かれる…! 大ヒット!! 圧倒的迫力の叙事詩!!
要約すると、主人公は気に吊るされた妊婦の死体から生まれ、傭兵団に拾われ育てられるが母代わりの人は病で死に、父代わりの人には厄介者として扱われ、傭兵仲間に身体を売られて強姦され、強姦犯を殺すが酒に酔った父代わりの人に殺されそうになって誤って殺した事で親殺しとして傭兵団を追われ殺されそうになり、なんとか逃げるが狼に襲われ、散々な状態で別の傭兵団に拾われる事で、傭兵として独立する事となる。
その後、剣一本で成り上がり、実力を見初められ運命が大きく動き出す。
ミスミソウ(2007)
<内容>
「私は家族を焼き殺された――。」
三角草(ミスミソウ)。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花。
閉鎖的な田舎町の中学に転校してきた少女「春花」を待っていたのは、壮絶な
イジメだった。
せき止められない憎しみに、少女の心は崩壊する―――!!
田舎町の中学に転校した主人公は壮絶なイジメに遭い、エスカレートしたイジメの末に家に火をつけられ、家族が焼き殺されてしまう。
主人公は家族を殺すのに関わった全員を殺していく事になる。
慈悲は無いし、救いも無いが、自己中心的ないじめっ子や無能な教師が主人公の手だけでなく報いを受けていく展開は、恐ろしくも痛快にして爽快でさえある。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



