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【ネタバレあり感想】『ウィッチャー 血の起源』を見ました。

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めっちゃ駆け足

ウィッチャーの1000年前の過去話、ネットフリックス配信ドラマ「ウィッチャー 血の起源」を見たので、感想を。

関連記事:【ネタバレ無し感想】『ウィッチャー シーズン2』を見ました。

ウィッチャーとは?

アンドレイ・サプコフスキによる小説シリーズを原作とした、冒険ファンタジー作品である。

Wikipediaによると、スラブ神話のVedmak(Witcher、ウィッチャー、男の魔法使いの意)を題材としているとの事。

舞台は人間、エルフ、ドワーフ、ハーフリングと言った種族が暮らす西洋ファンタジーな世界で、そこには異形の怪物がいて、魔法使いも存在する。

血の起源

<内容>

ウィッチャーの時代から遡ること1000年以上も前のエルフの世界。それぞれの宿命を背負うはみ出し者7人が結束し、強大な力を持つ帝国に立ち向かっていく。

公式引用

と、こんな説明をされているが、本作はドラマ版吟遊詩人でお馴染みのヤスキエル(ダンデリオン)に対して、古代のエルフが1000年前の英雄の歌を蘇らせる為に、物語を語って聞かせると言う形式で進行していく。

その中で語られる物語と言うのが、1000年以上前の、ウィッチャーが生み出された事件についてだ。

1000年以上前、エルフが地上を支配していた時代、エルフの王国を統一し、異世界に支配地域を拡大しようと考えた者がいた。

姫と魔法使いは、それぞれ国の慣習に縛られ不自由な人生を送っていたが、共に手をとりクーデターを起こし、それは成功する。

クーデターの際、邪魔者として大勢の要職のエルフ達が殺される事になる。

本作の主人公は、クーデターの煽りで家族を殺された男女2人のエルフが、5人の仲間を集め、家族の仇を取る為に女王となった姫と魔法使いを殺そうとする物語である。

とにかく駆け足

1話1時間程度のドラマが4話で完結するリミテッドシリーズなのだが、尺が無いのに壮大な事をしようとしているので、パートパートが相当駆け足だ。

本来な情感たっぷりに描きたいシーンや、旅の仲間が加入するイベントも、平気ですっ飛ばす。

そのせいで、全体的に薄く物語は進行していく。

ヤスキエルに語る為に端折ったと取る事も出来るが、シンプルに酷い。

敵に魅力が無い

ノリ的には、ゲームオブスローンズのデナ―リス・ターガリエンとか、若造なのだけど野望に目覚めて覇道を突きすすむ女王を描こうとしているのだが、4話しかないので対して重みを出せず、魔法使いに利用される小物にしか見えない。

動機も、劇中で言われているが「お子ちゃま」で、魅力が無い。

そんな女王を利用して成り上がり、世界を我が物としようと暗躍する魔法使いも、こっちも中途半端で、大物感はない。

総じて、敵に魅力が無く、異世界から連れてきたドラゴンがカッコいいぐらいで、他は、かなり微妙。

え? 最初のウィッチャーって、そこ由来なんだ……

肝心の最初のウィッチャーだが、偶然襲い掛かってきたチョウチンアンコウとワームを足して2で割った様な怪物の心臓とエルフを合体させてプロトタイプが完成する。

何というか、怪物セレクトが雑。

もっと、ヤバい怪物であって欲しいでしょ、普通の感覚として。

怪物の死に方もアッサリだし、なんだかなぁ。

思ったより、おおごとに……

おまけみたいに起きる、天体の合。

小物が起こしたクーデターを、7人の戦士を中心とした反体制派が再クーデターって感じなのだが、お馴染み一枚岩を壊した拍子に予期せず多次元が一つに収束して、ファンタジーな世界に様々な世界が収束し一つになる事で本作は終わる。

その中に、人間の世界もある。

つまり、ウィッチャー世界の現代で支配者である人間は、この時に事故で異世界から連れて来られた異邦人で、更に、怪物もこの時の世界統合で連れて来られてて、と、全く予期せぬ所で衝撃的な展開に。

終わりに

ウィッチャーシリーズが好きなら、なんとなくで見てられる。

ただ、突っ込み所は多いし、メインのドラマのスケールが小さいので、見所こそあるが、総合的に出来としては微妙な所だ。

ゲラルトさんが一度も出て来ない事も、物足りなさを感じるしね。

と、なんとも微妙なドラマであった。

こっち見るなら、アニメ映画のウィッチャー前日譚「ウィッチャー 狼の悪夢」の方が、まだまとまりがあって面白かった。

ウィッチャーは、原作読むか、ゲーム版やるかが一番良い気がする。

追記:本作でのポリコレについて

一部では、力の指輪方式に近いと問題視されているポリコレ配役。

エルフなのに黒人とかアジア人とか、小人症の人や手話話者をわざと配役したりと、まあ、色々と工夫は見える。

しかし、そもそも「現実で言う人のポジションにエルフがいる世界」と言う本作の設定にしている事で、多人種の登場は、原作設定って、どうだったっけを置いておけば、設定的には納得感がある。

本作の問題は、ポリコレでは無い。

力の指輪は、ポリコレが無ければ、かなり見やすくなるし、作品自体は一定の面白さを持っていた。

しかし、本作は、ポリコレのせいでなく、普通に駆け足過ぎスケール小さすぎ、なのに起きた事デカすぎと、色々とバランスが悪く、普通に出来が良く無い。

つまり、作品シリーズを愛している人からすると、そもそもポリコレ批判する以前の問題である。

まあ、7人の仲間の内、男性ばかり酷い目に遭っていたのがポリコレ配慮だとしたら、むしろ怖いが、そんな事は無いでしょ、多分、知らんけど。

ポリコレが歪めたと言うよりは、ポリコレ配慮を設定や配役で上手くやってたけど、そもそも出来が良く無かったから酷評である。

これで、出来が凄く良くて、ポリコレが大きなノイズになって楽しみ切れないとかあったら、その時はポリコレが下手と言う話になるだろう。

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