定義

【ネタバレなし感想】「映画大好きポンポさん」を見ました。【アニメ映画】

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映画が好きな人・作りたい人は、一度は見た方が良い作品

ネットフリックスで「映画大好きポンポさん」を見たので、感想を。

凄い作品だった。

大傑作。

映画大好きポンポさんとは?

ニャリウッド(ハリウッドのパロディ)で活躍する、高名な映画プロデューサーを祖父に持つ、凄腕映画プロデューサー、ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット、通称ポンポさんを主役とした、仕事としての映画製作を描いた作品群である。

原作は漫画だ。

今回見たアニメ映画は、その1巻目を原作とした作品で、主人公はポンポさんの助手をするジーン・フィニと言う、映画以外に何も無い映画好きの青年である。

あらすじ

<内容>

敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。
映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。
映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。
だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。
ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。
伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。大ヒットを確信するが……
なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった! ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、
波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。

感想

劇場に行きたいと思いつつも行きそびれていたが、遅ればせながら、やっとこさ視聴。

まず、だ。

作品の圧倒的なクオリティと完成度に、良い意味で見ている途中に溜息が何度も漏れた。

この作品の主人公は、上でも触れたが、ポンポさんの助手をしている目が死んだ映画好きの青年ジーンくんで、主役のポンポさんはジーンくんを導くヘラルドにしてメンターの一人と言う感じだ。

ある日、B級映画ばかりプロデュースするポンポさんが書いた大作脚本「MEISTER」の監督に、ポンポさんに映画監督の素養を見込まれたジーンくんが選ばれ、映画作りを通して自分と向き合っていく姿が描かれる。

なのだが、この作品自体が劇中で言及している良い映画を体現し、劇中ではジーンくんが初監督作を良い映画に撮り上げ、劇中劇の内容と劇中のテーマがリンクする事で劇中劇がなんちゃって映画内映画に留まらず意味を持ち、作品の持つテーマ性やウンチクの説得力を何倍にも高めている。

クリエイターやアーティストであれば共感出来るし、映画が好きな人なら面白がれる、ストレートなテーマを直球ど真ん中の王道で描いているのだが、それ故に作品にパワーがあった。

劇中でジーンくんがドキリとするシーンでは、見ているこちらまで共感出来る画力は、アニメ映画化したから出来る表現だし「しゅごい」って感動しちゃった。

VODだから、思わず巻き戻してもう一度、またもう一度、いやいや、今度はスローで、と見たくなるシーンがあるのは、ホントに素晴らしい。

話のまとまりも美しいし、キャラクターもみんな嫌味が無く魅力的で、どこをとっても凄く良かった。

100点。

とは言え、気になった所も

ヒロインで、ジーンくんと共に夢を叶えようとしていくナタリー役の大谷凜香さんの声が浮いて聞こえるが、まあ、慣れれば……

そのぐらいの気になるポイントでは、あまり減点したくない総合的な作品の出来の良さよ。

う~ん……100点。

モノづくり描写作品として、か~なり良く出来ている

主人公のジーンくんが映画撮影や編集を通して、自分と向き合う描写が丁寧に描かれるのだが、クリエイター・アーティスト、何らかの表現者や創作者としての、自分を作品の中に見る事が主人公の気付きや覚醒と密接に描かれ、これが個人的には、かなり刺さった。

作品で何を表現したいか、何を見る人に伝えたいかを、様々な作業中に気付いていくジーンくんは、創作物に登場する誰にも真似できない記号的な天才とか、クリエイターキャラクタ―では無く、リアルなクリエイターの描写が丁寧にされていて、ジーンくんタイプの作品を作っている人がどんな風に考え、研ぎ澄ませて行くかに視覚的表現ではファンタジーがあっても、実際にやっている作業や考え方に嘘や作り物が無く、結果的に、クリエイターの創作風景を高い解像度でリアルに描く事に成功している。

人の数だけ創作には方法やアプローチがある物の、それでも一定のパターンと、正解により近いと言う指標は必ずあり、ポンポさん内で描かれるものは、どれも荒唐無稽で無い、凡人が積み重ねたり学ぶ事や真似する事が可能で、その先で元凡人になれる手法を、ある程度以上に現実的に描いているわけだ。

描写を見ていて「分かる」とか「あるある」となる人ほど、本作への評価は高くなると思うし、実際面白い。

100点。

終わりに

映画しか取り柄が無い青年が、名プロデューサーポンポさんにチャンスを与えられ、それに応えようとする中で映画しかない自分の人生と向き合う事になる話。

マジで、最高でした。

どのキャラも好きだけど、特に好きなキャラは、やっぱポンポさんかな。

マーティン・ブラドックとかミスティアさんも、かなり良かった。

映画オリキャラのアラン君も、もちろん良いキャラでした。

恐らく、ポンポさんのビジュアルから受ける第一印象で見ないって人がいそうだけど、そりゃ愚かな判断だね。

このブログの物語創作に関する記事に興味あるって人には、必須科目とか必視聴映画にしたいぐらい良い映画だから。

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