一番大切なモノを奪った相手に、相応しい報いを
復讐は何も生まない。
それは確かだ。
だが、そもそも復讐は、何かを産み出す生産的な行動では無い。
何も生まなくて良い。
復讐とは、価値の負債を背負った相手に対して、強制的な取り立てを行う、借金取りの様な行動だ。
そもそも、大した理由無く踏み倒す事を良しとしない相手に借金をした方が悪く、借金取りが必死に借金の返済を求めるのは、普通の感覚だろう。
復讐は何も生まないが、失われた価値のバランスを取る事が出来る。
相応の痛みを与えた方が、間違いなくスッキリする。
借金を踏み倒した相手が借金の事を忘れて幸せに暮らし、金を奪われた方が絶望に打ちひしがれるのは、状況としてどう考えても間違っている。
金を奪われた方に例え金が一銭たりとも戻らなくても、借金をした相手が少しでも幸せになる事だけは、絶対に許されない。
そう、世の中の大勢が感じる筈だ。
どんな痛みでも釣り合いが取れないなら、死を、死でも足りないなら、それ以上の死を求める様な苦痛を考え出さなければならない。
家族と言う一番大事な存在を奪った相手であれば、法治国家だとしても法の手に裁きを委ねるなんて事で納得できないという心情の人は、多いだろう。
国に任せられないなら、自分の手でやらなければならない。
犯人が分からないなら、犯人を捜す所からでも、やるしかない。
例えそれが、犯罪だとしてもだ。
犯人が法で裁けないなら、より、復讐は正当性を生む事になる。
この記事では、そんな「家族を殺された一般人が探偵となり復讐する」展開がある作品を紹介していく。
そんな、反社会性を秘めながらも、圧倒的な共感を呼び起こす、家族を殺された者の復讐の物語である。
全てを奪われれば、心優しく常識的だった一般人も、探偵にだって、殺し屋にだって豹変する。
そんな作品群である。
推しの子(2020)
<内容>
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!!
さまよう刃(2008)
<内容>
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。
ミスミソウ(2007)
<内容>
「私は家族を焼き殺された――。」
三角草(ミスミソウ)。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花。
閉鎖的な田舎町の中学に転校してきた少女「春花」を待っていたのは、壮絶な
イジメだった。
せき止められない憎しみに、少女の心は崩壊する―――!!
※この記事は、追記・編集していく予定です。



