何の子?
○○の子と言うタイトルの作品が近年増えてきた気がする。
人気作便乗的に増える物もあるかもしれないが、この「の子」と言う言葉が、タイトル付けをするに当たって面白い事に気付いたと言う方が実態に近いだろう。
○○の子と言うと、まず連想されるのは特定の対象への指定の意味。
この子、その子、あの子、どの子。
そして、所属の意味。
うちの子、よその子、家の子、村の子、人の子、アホの子。
さらに、関係性も親子関係の「親と子供」と言う基本以外に、「他人の子供」や「他の人」や「特定の人」等があり、この指定と所属の差に加え子の意味も血縁や連続性の有無があり、○○の子と言う表現だけでは一見すると特定できない遊びの部分がある。
また、指定と所属は、○○に何を入れるかによっていろいろ作れて、見慣れない組み合わせであればタイトルに深い意味を持たせたり、ダブルミーニング出来たり、特定の人物を端的に表したりと、既にある作品だけでもバリエーション豊かで面白い。
この記事では、そんな「何々の子」と言うタイトルの作品を紹介していく。
タイトルで意味が分かるが、本当の意味を隠す余地がある定番タイトル手法と言えるのかもしれない。
推しの子(2020)
<内容>
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。芸能界とは無縁の日々。一方、彼の“推し”のアイドル・星野アイは、スターダムを上り始めていた。そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!? “赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描く衝撃作開幕!! ※正式な著者表記「赤坂アカ×横槍メンゴ」
天気の子(2019)
<内容>
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった。
さかなのこ(2022)
<内容>
そのままで、きっと大丈夫。
これは、迷っても転んでも前へ進む、私たちの物語。
お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆく――。
ドスケベ催眠術師の子(2023)
<内容>
前代未聞!? ドスケベ感動巨編!!!
「ドスケベ催眠四十八手――夢幻狂気」
転校初日に“狂乱全裸祭”を引き起こしたそいつの目的は、俺の協力をとりつけることだったらしい。
「私は片桐真友。二代目ドスケベ催眠術師。いえい」(だぶるぴーすぶいぶい)
――ドスケベ催眠術師。
俺にとっては悪夢そのものの名前だ。
誠に遺憾ながら、その初代こそが、俺の父親だからである。
縁を切って、苗字まで変えたのに。「サジ。ドスケベ催眠術師の子として、私の仲間になってほしい」
「断る」催眠女子×闇系男子のタッグ成立!? ドスケベ催眠×青春コメディ!!
星の子(2017)
<内容>
2018年本屋大賞ノミネート!
朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、サンデー毎日、週刊朝日、週刊現代、週刊新潮など、各紙誌で紹介。
反響続々。主人公・林ちひろは中学3年生。
出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、
両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、
その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。
第39回 野間文芸新人賞受賞作。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



