定義

「罵詈雑言、無礼語、皮肉語」辞典特集

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多彩な語彙で貶し煽る為に

攻撃的な言葉の利用は、現実では出来れば避けたいもの。

しかし、面白い事は大抵攻撃的であり、相手との関係性が出来ている場合、攻撃のし合いは加減が分かった遊びとなり楽しい物だ。

また、共通の敵がいるなら、敵の悪口を場に出し合う事を娯楽とする人もいるだろう。

フィクションの中であれば、良い子ばかりの空間では見ていて退屈に感じ、時にはトゲトゲとした言動が場を面白く刺激したり引っ掻き回す事もある。

この記事では、そんなシーンを彩る「罵詈雑言、無礼語、皮肉語」が掲載された辞典を紹介していく。

特化した辞典だからこそ、ページをいくらめくっても悪口が書かれている事を、誰かを想像しながらでも、面白さに浸って欲しい。

もちろん、創作のお供にもね。

悪魔の辞典 (1997)

<内容>

恋愛-一時的の精神異常だが,結婚するか,あるいは,この病気の原因になった影響力から患者を遠ざけるかすれば,簡単に直る.…このような風刺と機知に富む社会批評で,19世紀末アメリカのジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(1842-1914?)の箴言警句集.芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた.(解説=長田弘)

教養悪口本(2021)

<内容>

すぐ「海外では~」と言い出す人に使えるインテリ悪口「鹿鳴館精神を身につけてる」、憶えた言葉をすぐ使いたがる人用のインテリ悪口「ボキャブラリーをスタックで管理してるのかよ」・・・・・・等々、知性とユーモアが宿れば悪口は断然面白くなる。イラッときたときやモヤモヤしたときに使って、ディスりたい気持ちを教養に変える!

インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
「こいつ無能。死ね」というツイートを見て、楽しい気分になる人はいない。
「こいつ無能」と言いたくなった時は、代わりに「植物だったらゲノム解析されてる」(本書14ページ)と言おう。
周囲も「えっ、何? どういうこと?」と興味を惹かれるだろうし、生命科学の発展に思いを馳せる良い機会になる。
不快さを、楽しさや知的好奇心に変えられるのが、「正しい悪口」の効能なのだ。
僕はこれを「インテリ悪口」と称して、インターネットに書き溜めてきた。<略>
皆さんが何かをバカにしたくなった時、本書を活用してほしい。
僕が可能な限りの知性とユーモアを詰め込んだ「インテリ悪口」を使ってほしい。
嫌なことがあった時、インテリ悪口を使うことで、溜飲も下がるし、笑い飛ばすこともできる。ちょっとだけ勉強にもなると思う
(「はじめに」より)

県別 罵詈雑言辞典(2011)

<内容>

日本全国で使われる悪態方言の辞典!

天使と悪魔のビジネス用語辞典~世の中にあふれるビジネス用語をまじめに笑い飛ばそう~(2013)

<内容>

◆この辞典は何を目的にしてるの?

 「ビジネス用語をまじめに笑い飛ばすこと」を目的としています。
 従来とは違った方向からも光を当て、現場の視点を取り入れながら複眼的にビジネス用語を捉えなおします。
 基本をきっちり押さえながら、ビジネス用語をもっともっと楽しもうというものです。

 あちこちに、いろんなトピックが仕込んであります。
 読み始めて、1分に1度「ニヤリ」とし、5分に1度「ハッ」とし、10分に1度「なるほど!」となるでしょう。
 「ビジネス用語ってこんなに面白い」ということがお分かりいただければ幸いです。

◆この辞典は、どういう構成になってるの?

 「天使の辞典」では、その用語の表向きの意味が書かれています。
 どのビジネス書にも書かれているような内容です。
 ビジネス用語本来の意味をここで確認します。
 よく知っている用語も、改めて辞書的な定型文で定義されると、却って、新鮮に感じることがあるかもしれません。

 「悪魔の辞典」では、一転、ホンネの解説になります。
 ビジネスの現場で日々起きていること、人びとが感じていることが詰め込んであります。
 むしろ、こちらが正しい言葉の定義なのではないかと思えるところもあるかもしれません。

 用語によっては、「用語解説」がついています。
 これは、補足説明です。
 その用語の理解を深めるために、関連した話題を提供します。

◆どんな人に読んでもらいたいの?

 読者としては、次のような方を対象としています。

1.経営について勉強している方
2.第一線でビジネスを楽しんでいる方
3.新しいビジネスジョークを仕込みたい方
4.ビジネス用語を使いまくる人にうんざりしている方
5.「1+1」の問いに、「2」以外の答えを探している方

 次のような方はご利用をお控えください。

1.勉強が嫌いな方
2.就業時間外に仕事のことを考えたくない方
3.ビジネスジョークで笑ったことがない方
4.「ニーズ」と「ウォンツ」の違いにこだわっている方
5.「メラビアンの法則」をネタにしているセミナー講師の方

◆どんな内容が含まれてるの?

<経営手法編>
かんばん方式
シックス・シグマ
5S
特性要因図
サプライチェーン・マネジメント など

<経営戦略編>
ブルー・オーシャン戦略
SWOT分析
プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス
5つの競争要因
差別化戦略 など

<組織人事編>
ほう・れん・そう
メラビアンの法則
コンピテンシー
成果主義
マズローの欲求5段階説 など

<マーケティング編>
ロングテール
ニッチ市場
ニーズ・ウォンツ
顧客満足
マーケット・イン など

<法令遵守編>
コンプライアンス
個人情報保護法
製造物責任法
リスクマネジメント
ハインリッヒの法則 など

<オフィス編>
リスケ
PCB
なるはや
あいみつ
スキーム など

罵詈雑言辞典(1996)

<内容>

名詞・動詞・形容詞・成句のうち、いわゆる罵語・悪態語1200を集め、その罵語が「誰を」、または「何を」罵るかに重点を置いて解説した辞典。配列は見出し語の五十音順。用例については、江戸・明治・大正・昭和・平成の各時代の文学作品から引用。

無礼語辞典(2023)

<内容>

「お話に〈感心〉いたしました」「まじめに取り組む姿勢は〈尊敬に値する〉」「〈相変わらず〉お元気そうですね」など、使い方や使う相手によって無礼になる言葉=「無礼語」を解説し、配慮ある言葉選びをサポートする辞典。約600語の無礼語を紹介し、無礼になる例文や、言いかえ表現も収録。五十音索引、分類一覧付き。

賞賛語(ほめことば)・罵倒語(けなしことば)辞典(2005)

<内容>

人をほめることば、けなすことばを「サラリーマン」「医者」「妻」「夫」といった対象別に紹介。各語に添えた文学作品や国会議事録などの実例から、ことばの達人たちの「ほめる・けなす」のテクニックを盗むことができます。

本書を読めば、

(1)「ものは言いよう」を実践することによって、顧客、上司、同僚とのコミュニケーションが円滑になる。

(2)文飾の技術が発達し、レポート、論文などで、実力以上の成績をおさめることができる。

(3)的確なことばで感情を吐き出すことによって、ストレスを取り除くことができる。

(4)家族、恋人、友人をどのようにほめるべきかがわかり、私生活のトラブルを予防することができる。

まさに至れり尽くせりの頼りになる1冊です。

ラッセルの言葉-ユーモア,ウィット,皮肉,毒舌(2016)

<内容>

 哲学者は冗談を余り言わないというイメージが一般的にあります(たとえば,カント,ウィトゲンシュタイン,ニーチェ,西田幾多郎など)。しかし,ユーモア好きな哲学者も数は多くはないが存在します。バートランド・ラッセルもその中の一人であり,ラッセルの場合は,真面目な理論哲学書のなかに,突然とびっきりの冗談や面白い喩えが出てきたりします。ラッセルは,原則として,執筆活動で生計をたてていたため(また家族を養っていたため),幅広い読者を引き寄せるための読者サービスの意味もあったと思われます。ラッセルの著書の愛読者の多くが,ラッセルのウィットやユーモアや皮肉や毒舌を楽しんでいます。

 これに対しウィトゲンシュタインなどは冗談一つ言わないというイメージがあります。そのウィトゲンシュタインの信奉者,と言って悪ければ,ウィトゲンシュタインの考え方に強い共感を抱いている,お茶の水女子大学名誉教授で哲学者(というより,哲学の先生)の土屋賢二氏は,(本人は真面目な本は3冊しか書いていないと公言していますが)ユーモア・エッセイ集をたくさん出しています。女性ファンも多いそうです。

 土屋賢二氏に師事したお茶大哲学科出身の知人の女性が,土屋氏の著書を愛読しているとどこかに書いていたのを思い出し,数年前に試しに読んで見たところ,とても面白いものでした。そこでそれ以来愛読し,これまでにほとんどの「作品」を「読破」しました。(読んだ本の中には,数少ない真面目な本の1冊『ツチヤ教授の哲学講義』(岩波書店)や『猫とロボットとモーツァルト』(勁草書房)も含まれています。)

 分析哲学者,特に日常言語学派(オクスフォード学派)の哲学者は,哲学の問題の多くは存在しないか,問題の設定の仕方が悪いか,のいずれかであると主張する人が多くいます。土屋賢二氏も,後期ウィトゲンシュタインの影響を強く受け,日常言語の曖昧さを俎上にのせて,従来の哲学者は(また世間一般の人も日頃)いかにまずい問題のたて方をしているか,また,曖昧な言い方をしているか,茶化しながら,一体何が問題なのか,問題にすべきことは本当にあるのか,ユーモア爆弾をぶつけて粉砕しています。

 哲学の問題を言語の使用法の問題に還元しようとする,このような日常言語学派の哲学及び哲学者に対しては,(独仏などの)大陸の哲学者からだけでなく,ラッセルも,言語分析の重要性を認めながらも,哲学はそれ(日常言語の分析)だけで終わってはいけない,世界観や存在等の問題をおろそかにしてはいけない、という考えのもと,日常言語学派の哲学者たちを手厳しく批判しています(批判しました)。

 ということではありますが,土屋賢二氏の哲学エッセイ本は、気分転換用・軽読書用としては,最適であり,食わず嫌いで哲学が嫌いな人や興味のない人には有益であると思われます。土屋氏は,従来哲学の問題とされてきたこと,多くの人が重要な問題だと思っていることについて,問題ではないあるいは問題の建て方がよくないということを,いろいろな角度から,疑問を呈して,「(哲学の)問題の解消」に努めています。

 しかし、ラッセルはそういったことで哲学の問題を解消できるとは思っていません。また,ユーモアも,土屋氏のユーモアのように面白いけれどすぐに忘れてしまうようなものではなく,より中身(内容)があり,考えさせるようなユーモア・ウィット・皮肉・毒舌となっています。本書をお読みになって気に入ったら,是非,ラッセルの著書を実際にお読みになっていただければ幸いです。

 最後に,ユーモアとウィットの違い,皮肉と毒舌との違いなどについて,以下、少しだけ蛇足を付け加えておきます。それぞれの笑いの特徴をあげると,次のようなものでしょうか? なお,本書において,便宜上,「ユーモア及びウィット」,「皮肉及び毒舌」,「その他」に分類しましたが,あくまでも大雑把な仕分けであり,余り厳密考えないでいただければと思います。

(1) ユーモア 
 ・人間や人生の逆説・矛盾・滑稽さなどを,人間共通の弱点として,寛大な態度でながめ楽しむ笑い,あるいは,自分を客観視して笑ってみせるしみじみとした情緒をもった笑い。
 ・皮肉の要素はあまり含まれない。また、漱石が言うように「知に働いて角が立つこともなく,情に棹さして流される」ところがないおかしみ。
 ・読者の知的レベルに関係なく多くの人が共感しそうなおかしみ。

(2) ウィット(機知)
 ・知的なおかしみ。
 ・言っている内容(知的なもの)がよくわからないと共感を呼ばないかもしれないもの
 ・駄洒落は含まれない。

(3) 皮肉
 ・人を揶揄したり茶化したりするもので,軽い非難が含まれている笑い。

(4) 毒舌
 ・毒がある笑い。
 ・特定の個人やグループに罵倒をあびせる時に使われ,人を傷つける場合が多い。
 ・笑いがほとんどないが,その毒舌を痛快に感じる人には笑いが生じる

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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