コラム

「戦犯ちゃん」ミーム化現象に見る「舞台装置」としての登場人物を中心とした物語の作り方

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これぞ設定の力

2024年1月1日新年早々の大地震で世間が暗い中、早くも謎のブームが起きた。

2024年1月2日、X(元Twitter)上で「戦犯ちゃん」と言うキャラクターが投稿され、大きな話題となったのだ。

画像生成AIを用いた顔を赤らめた女性兵士の画像に、画像のメタ的な設定と、一部の人に馴染みがあるであろうゲームシステム風の文字列を用いたキャラクターの設定を記載した物である。

この画像がバズリ、話題からミーム化し、同年同月4日時点で10万ツイートを超えるトレンドとなり、この話題は海外にまで一部波及した。

このビッグウェーブに乗ろうとファンアートもたくさん作られ、現時点では局所的ながら、ある意味で大人気キャラクターと言ってよい状態だ。

この、戦犯ちゃんこと囚人Aを巡り、X民達の発言の傾向は、

  • エロゲ文法としてエッチじゃん。
  • こういうキャラいるよね、好き。でも全ルートで幸せになれなさそう。
  • こういうクソなキャラが主人公の選択で助かる胸糞展開も面白い。
  • 実際の戦争犯罪人の美少女化キャラかな?

と言う、コンテンツの意図に沿った楽しみ方、受け取り方をする人もいる中で、それ以外の大半が、

  • かわいいは正義のオブラートで包めない邪悪。かわいいは正義の完全敗北。
  • 拷問したい、処刑したい。
  • エロ要らないから裁判にかけろ。
  • 罪状えぐ過ぎ&酷いステータスで草も生えない。
  • 何かと思って調べたらヤバいのが出てきた。

と、画像の印象と内容のギャップにやられ、非常にX的な楽しみ方となっていた。

中には、AI生成画像である事を問題視したり、AI生成画像の使い方に言及する人も一定数いて、

  • AI絵を許すな!
  • ヤバいモチーフや設定の場合、AI絵ならイラストレーターのイメージに傷付かないし良い使い方なのでは?

等が見られたが、そこは今回の本題では無いので割愛させて頂く。

今回は、戦犯ちゃんを軸に舞台装置として見る登場人物と、それを軸に使った物語の作り方等について説明していく。

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