まさか続くとは!
ネットフリックス配信ドラマ「その日がやってくる」のシーズン2を見たので、感想を。
シーズン1と似た様なノリなのに、シーズン1より個人的に面白かったです。
あらすじ
<内容>
パリ郊外の青少年支援センターの指導員が、なぜか大統領選に出馬することに。ついにフランスに、黒人大統領が誕生する日がやってくるのか⁉
公式引用
と言うのがシーズン1の内容。
【ネタバレなし感想】「その日がやってくる シーズン1」を見ました。
シーズン2では、シーズン1のネタバレとなるが、大統領となってしまったステファンが、大統領になっても変わらず、エリゼ宮を中心にてんやわんやする姿が描かれる。
大統領に次々と襲いかかる大事件
大統領となったステファンだが、シーズン1の仲間達と共にマニフェスト実現を目指して奔走していく事になる。
なのだが、ステファンが大統領になる事に反対する人が大量にいて、6話しか無いのにこれでもかと妨害や暗殺に晒され、最終話ではまさかのクーデターを起こされる事態にw
シーズン3前提の、敗北エンドでクーデターを起こした軍か何かに逮捕されてシーズン2は終わるのだが、そこに至るまでに紆余曲折ありながらも、良い感じに盛り上がる。
個人的には初っ端で、仲間のモーが「ナチ野郎め!」と勘違いして友好国の大使を誘拐監禁する事件を起こす展開で、一気に持って行かれてしまった。
椅子に縛られ目隠しに猿轡状態の大使を前に、仲間達がどうやって誘拐事件をもみ消そうかとバカな話し合いをしていく様は、最高に笑えた。
以降も、おバカな展開の連続は健在で、ネタが、政治やポリコレを上手に使っていて、皮肉な笑いが凄い。
良いコメディ、そして良いポリコレ
本作は、人種差別ネタや活動家イジリをバンバン入れてくる。
なのだが、その根底には、人種差や何らかの活動を笑う事では無く、現実的な、時に誇張された実在する差別や社会問題を笑いに変えながら提示していきつつ、最終的には主人公が目指すフランス像があり、ポリコレ表現を自虐的に提示する事で、かなりの受け入れやすさを獲得している。
現代フランスを舞台にしている事で、フランス的感覚も分かりやすく、パリオリンピックで散々な体制を見せつけられた後だと、この悪い部分が出たのがなんとなく感じられて、良い意味でタイムリーさもあった。
差別ネタが刺さると超笑えるのは、ギリギリを攻めていて良かった。
大半の差別ネタは、理解していない相手の文化に無理して寄せようとして真似をしに行く事で、アジア人相手に目を吊り上げる的な事を悪気無くしては「やめろぉ!」と周囲にツッコまれる的な、善意から来ているのも、ステファンと言うおバカなキャラクターを活かした、無知や下品故の微笑ましい失敗で、毒が少ない。
敵には毒のある皮肉の言い合いもあり、人種問題に詳しくなくても空気で笑えてしまったから、コメディとしては非常に良かった。
また、社会問題を解決しようと良い事思い付いたみたいな感じで社会主義で通った道に進もうとするステファンに対する周囲の困った感じとかも、なんとなく押し切られそうな市長とかも「ふふっ」と笑えた。
ステファンの奥さんが謎に浮気をしてスキャンダルになる展開も、浮気理由が謎過ぎて面白く、浮気の告白まで笑えたのは凄いと感じた。
浮気理由がバカ過ぎると、怒るとかじゃなくなるのかとも思ったが、単にステファンが優し過ぎるだけというね。
盛り上がるシーンは盛り上がる
後半では、軍を送り込まれたり、討論会をやったり、クーデターを起こされたりとあるが、毎度しっかりステファンや仲間達の見せ場があり、特に、ステファンの討論会での天然さによる逆転勝ちの展開や、クーデターへの対処に追われる様は、かなりの盛り上がりを感じた。
真面目なシーンでちょいちょいギャグを挟んでくるのも良かった。
終わりに
1話30分が全6話なので、一気見してしまったが、なかなか楽しませて貰った。
かつてのライバルが、ライバルとしてステファンを信頼している展開とか、ラストでクーデターを起こされてようやくステファンに救われた人や支持者が見えて来る展開は、胸熱であった。
フランスドラマと言う事で、吹き替え版も無いし、ノリで人を選ぶかもしれないが、面白い政治ドラマなのは間違いない。
個人的には、ノルウェーの女王様がちゃっかりしていて面白かったし、ステファン達がスウェーデンとノルウェーを混同してるのも笑える。
あと、一度は裏切り者となってしまったウィリアムが、シーズン2で戻ってからはまた味方となり、シーズン1ラストと対比する様に今度は裏切らなかった展開は激熱だった。
ギャグのノリでスタン警棒で脱糞するまで感電させられてたけど、今度は裏切らなかった格好良さには地味に痺れた。



