正解は分からないけど
大事な存在を外に出したが為に、思いもよらぬ災難に晒してしまった。
もし災難を避けるルートがあるのなら、いっそ外に出さなければ良かったのか?
何が正しいかは分からないが「もし」が叶うなら、そちらの道も試してみたい。
この記事では、そんな「大事なら閉じ込めておけば良かった?」と言う展開がある作品を紹介していく。
大事だからこそ「出会いをキャンセルする」系作品と似た切ない作品群と言えるだろう。
ルックバック(2021)

<内容>
自分の才能に絶対の自信を持つ藤野と、引きこもりの京本。田舎町に住む2人の少女を引き合わせ、結びつけたのは漫画を描くことへのひたむきな思いだった。月日は流れても、背中を支えてくれたのはいつだって――。唯一無二の筆致で放つ青春長編読切。
RULE of ROSE(2006)

<内容>
『RULE of ROSE』第1回 不幸な少女の眠れぬ物語の始まり
1930年、イギリス。大飛行船時代の幕開けを感じられるその年。
美しい薔薇に囲まれた公園のベンチにひとりうたた寝をする女性、彼女の名はジェニファー。子どもでも大人でもない、おそらく人生の中で一番楽しい時であろう19歳になった彼女の顔には、いつも得体の知れない何かに対する不安が見え隠れしていた。まるでこの穏やかな時間を過ごせることが自分にはふさわしくないかのように。誰かに遠慮しているかのように。いつも。或る夜、ジェニファーは田舎道を走るバスの中で見知らぬ少年に声をかけられる。
少年は一冊の絵本を彼女に手渡した。ページをめくっても何も描かれていない絵本。
バスを降りた少年を追いかけて、ジェニファーは森の奥へと吸い込まれていく。
気がつくとジェニファーは【汚れ物の部屋】に閉じ込められていた。そしてここで生きるためのルールを告げられる。「社交界に貢ぎ物を持ってこないと、殺すよ。」追いかけてきた少年の声だけが響き渡る。
ジェニファーが迷い込んだのは子どもたちの王国。善悪のつかない無邪気な心、繊細で無垢な心が生み出した、大人たちには秘密の遊戯がこれから繰り広げられようとしていた。
少女たちのとても残酷で冷艶な物語は始まったばかり……。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



