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二人きりでは気付けなかった相手の事
人は、いつか死ぬものだ。
関係ある二人が同時に死なない限り、一人は残される事となる。
二人の関係は二人にしか分からない物だが、二人の関係は二人だからこそ分からない部分がある。
残された側が、それまで分からなかった相手の事を「死」と言う切欠を得て、生前よりも真面目に知ろうとする。
それには、新しい視点を授けてくれる他人の助けが必要だ。
すべては遅すぎる。
手遅れだが、手遅れだとしても、亡き人を理解する事は、残された者に絶望と同時に救いを与える。
気付けたからこそ、残された者は変わる事が出来る。
変わる事で誰かを救う事にさえ繋がる。
この記事では、そんな「相手の死後、他人に助けられ関係を見直す」事がテーマの作品を紹介していく。
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015)

<内容>
デイヴィスは出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートのエリート銀行員。高層タワーの上層階で、空虚な数字と向き合う味気ない日々。そんな会社へ向かういつもの朝、突然の交通事故で美しい妻を失った…。しかし、一滴の涙も出ず、哀しみにさえ無感覚になっている自分に気づいたデイヴィス。「心の修理も車の修理も同じことだ。まず隅々まで点検して、組み立て直すんだ」義父からの言葉が引き金となり、デイヴィスは、身の回りのあらゆるものを破壊し始める。あらゆるものを破壊していく中で、デイヴィスは妻が遺した幾つもの”メモ”を見付けるのだが…。
葬送のフリーレン(2020)

<内容>
魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー
魔王を倒した勇者一行の“その後”。
魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。
彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは--
残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは--
物語は“冒険の終わり”から始まる。
英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!
ドライブ・マイ・カー(2021)

<内容>
舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。
2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去を抱える寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。
悲しみと“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。
永い言い訳(2016)

<内容>
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。
その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。
そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。
保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。
子供を持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・。
私の息子が異世界転生したっぽい(2021)

<内容>
息子を失った母と同級生、喪失と愛情の物語
「異世界に行った息子と会う方法を教えてほしい」
17年ぶりに再会した同級生からの依頼で
オタク陰キャな会社員・堂原の非日常な日々が始まった!最愛の子を失くすということ。
この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



