待望の続編
【ネタバレあり感想】『ウェンズデー シーズン1』を見ました。【考察】に続き、シーズン2を見始めたので、感想を。
大筋は現状、コテコテなお約束が強めって感じだけど、新たなウェンズデーワールドが見れて概ね満足。
アダムスファミリーとは?
元は、1937年に雑誌掲載されていた1コマ漫画が原作で、タイトルのアダムスとは、作者のチャールズ・アダムスに由来する。
テレビドラマ(1964)、テレビアニメ(1973)、実写映画(1991)、CGアニメ(2019)と様々なメディアで作品が作られ、日本でも知名度は非常に高い。
上流階級のアダムス一家が活躍する物語であり、その一家の価値観が「愛」や「絆」等を除き一般社会と反転している事で、家族は仲良いし最低限の善良さや憎めなさを持っているのに、邪悪や暴力、悪事等を好むと言うギャップと、世間とのズレ方によって起きるコメディ展開が独特の世界観を作っていて、作品の特徴でもある。
本作は、あのティム・バートン監督が、アダムスファミリーを料理したミステリー作品である。
「ウェンズデー シーズン1」のあらすじ
一年前、ウェンズデーは幻視能力に目覚め、それを誰にも言わずにいた。
物語冒頭、ナンシーレーガン高校に通う弟のバグズリーが、学校でダルトンにいじめられている事を知る。
ウェンズデーは報復としてダルトンの泳ぐプールにピラニアを放ち、睾丸を喰わせて退学となる大事件を起こす。
ウェンズデーはカウンセリングに通う条件付きで、なんとか自由の身となる。
そんな娘の身を案じた父のゴメズと母のモーティシアは、自分達が出会い恋に落ちた寄宿学校、ネヴァーモア学園に通わせる事にする。
学園は、吸血鬼(牙)、人狼(毛皮)、ゴルゴン(石)、セイレーン(ウロコ)と言ったモンスターや超能力者等の特殊な人々が通う学校で、町の人々には「のけ者たちの学校」と呼ばれ、疎まれていたが、校長と町長の努力によって何とか関係を保っていた。
ウェンズデーは全てに反抗する様な態度のまま寮に入れられるが、転校すると早々に学校の生徒が怪物に殺されると言う殺人事件が発生。
しかし、通報したが事件の痕跡が何者かによって消され、嘘つき呼ばわりされる事となってしまう。
そこでウェンズデーは、独自に事件の真実を暴こうと捜査を開始する。
事件を追う中で、学園で起きた過去の事件との繋がりに気付き、遂には真相に辿り着き、のけ者の虐殺を目論んでいたマリリン・ソーンヒルことローレル・ゲイツとジョセフ・クラックストーンの野望を仲間達と共に打ち砕く事に成功する。
ゾンビとなったクラックストーンは再殺され、ソーンヒルは逮捕。
ソーンヒルに操られていたタイラーも逮捕され、精神病院に収監される事になる。
シーズン2のあらすじ
シーズン1で学園を救ったウェンズデー。
夏休み明けに、ネヴァーモアに通う事になった弟のバグズリーと共に学園に戻る。
すると、ウェンズデーは学園の人気者となっていた。
そんな状況にウンザリしている所、癖のある新校長や新音楽教師が学園にやってくる。
夏休みを挟み変化した学園の中で、ウェンズデーはストーカー被害にまで悩まされる。
同じころ、一人の探偵がカラスの群に殺される事件が発生し、新学期早々ウェンズデーの周囲には、死の匂いと怪しい気配が漂い始める。
事件捜査をするウェンズデーだったが、幻視能力を使うと黒い涙が流れたり意識を失う様になっていき、ウェンズデーのせいで親友のイーニッドが死ぬ場面を見てから、能力が制限されてしまう。
更に、能力発動を助ける「グッディの本」を、ウェンズデーの身を案じた母親のモーティシアに没収されてしまい、取り戻そうとする傍ら、イーニッドを救う為に昔ながらの犯罪捜査をして行く事に。
4話まで
シーズン2の前半4話まででは、基本は謎のカラスによる殺人事件の謎を追っていく事になる。
シーズン1の犯人の一人タイラーの父親で元保安官のドノヴァン・ガルピンと相棒のカール・ブラッドベリーが、事件の調査中に隻眼のカラスを中心とした殺人カラスの群に襲われ死亡し、カラスを操れるのけ者の「エイヴァン」と言う総称の能力者を探す事になる。
それと同時に、
- 母親であるモーティシアと、行方不明の叔母のオフィーリア、そしてモーティシアと険悪な祖母のヘスター・フランプ、それとゴメズ。
- イーニッドと新彼氏のブルーノと、イーニッドに距離を取られ一方的に振られたエイジャックスと、校長や母親に振り回されるビアンカ
- パグズリーとユージーンと、パグズリーがコンセントで遊んでいて身に着けた電気ショックで蘇らせてしまった脳喰いゾンビのスラ―プ
- ウェンズデーのストーカーファンの透明人間アグネス・デミル
- 学校を盛り上げつつ、寄付金集めをするバリー・ドート校長
- 学校や精神病院で活動する音楽の先生のイサドラ・カプリ先生
- 事件を追う中で何度も登場するウィローヒル精神科病院の院長のジュディと主任精神科医のウェアバーン博士と、ウィローヒルに収監されているタイラーとタイラーの精神鑑定の為に呼ばれたソーンヒル
- 捜査の為に精神科病院に潜入させられたフェスタ―と、ロマンスする事になるルイーズと、キーとなる入院患者のオーガスタス・ストーンハースト
- フェニックス少年団(ボーイスカウト?)の団長ロン・クルーガーと団員達
- ガルピンの元部下の女性保安官
等のグループやキャラクターがぶつかったり協力する事で、色々な事が起きていく。
4話までで、カラスによる殺人事件は一区切りし、4話のクライマックスで起きた大事件で事態が新たな展開を見せて後半への引きとなり幕を閉じる。
今期もキャラクターが良い
やはりフェスタ―おじさんとハンド君がシーズン2も安定して面白い。
新キャラの、ストーカー少女アグネスもキャラクターが良かった。
シーズン1で登場していたゼイヴィアが転校と言う設定で登場しないのは少し寂しかったが、キャラクターの整理と言う意味ではシーズン1の犯人ミスリードポジションだったので退場は仕方が無いのかもしれない。
また、シーズン1の犯人コンビであるソーンヒルとタイラーがしっかりメインストーリーに絡んで来たのは、かなり良かったと個人的には感じた。
シーズン1で一区切りし、シーズン2では心機一転みたいに見せておき、中身はしっかりシーズン1の続きとなっている点は、良い意味で予想外な部分があった。
脳喰いゾンビのスラ―プが台風の目みたいに働いていたが、今回のシーズンだとスラ―プが一番被害を出していた様な気もするので、割とマジでパグズリーが戦犯な気がする。
終わりに
後半で、あと4話で、どう話がまとまるのか。
- 力を失い、さらに重傷を負ったウェンズデー
- 逃亡したタイラー
- 自由になったオフィーリア
- モーティシアとヘスターの関係
- ウェンズデーとイーニッドとアグネスの関係
- イーニッドの死の宣告を回避出来るか
- 逃亡したギデオンと、ビアンカに匿われるママ
- 人造のけ者計画「長期のけ者統合研究」の事件やスラ―プとの繋がり
等の要素が終わりに向かって収束する物と思われ、楽しみである。
それにしても、学校や病院が実は超能力実験の非人道施設と言うパターン、人気だよね。



