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【ネタバレあり感想】『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン4 ボリューム2』を見ました。

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すごい事になってきた!

ネットフリックスオリジナルドラマの中でも、今最も熱い作品。

それが、今回見た「ストレンジャー・シングス(Stranger Things)」である。

今回はシーズン4の後半戦だ。

以下、詳しい感想をば。

これまでの感想,は、これらの記事からどうぞ。

シーズン4後半は、こんな感じ

シーズン4の前半で、敵であるヴェクナの正体が判明し、裏世界から戻ろうとした時にロビンがヴェクナに捕まった所で話が終わっていた。

シーズン4の後半では、ロビンがヴェクナのメッセンジャー役として開放されて何とか助かり、各グループがヴェクナを倒す為に、それぞれが出来る事の準備を始める。

散々、前半で事件に振り回され謎を追ってきたが、後半では味方側がヴェクナに対してようやく攻撃に転じる展開だ。

ソ連組は,子供達や世界の為に、ソ連脱出を目指しつつも、秘密収容所に隔離されたデモゴルゴンとマインドフレイアの粒子を処理しようと一つになっていく。

エルはパパとの因縁を乗り越え、米軍の暗殺チームを復活したサイキック能力で退け、ついにマイク達のグループと合流し、仲間達の機転からヴェクナに呪われたマックスを救う為に準備を進める。

ナンシー達ホーキンス組は、マックスを狙うヴェクナの計画を逆手に取り、ヴェクナの本体を倒す計画を立て、役割毎にチーム分けをして準備していく。

  • ヴェクナ本体の暗殺に、サラ・コナーばりに修羅場を乗り越えて強くなったナンシー、スティーブ、ロビンのチーム。
  • ヴェクナを守る蝙蝠達を惹きつける陽動に、エディ、ダスティンのチーム。
  • ヴァクナへの陽動に、囮役のマックスと、マックスを支えるルーカスのチーム。
  • ルーカスチームとナンシーチームの連絡係にルーカスの妹エリカ。

と、役割分担して決戦に挑む中、マックスを守りヴェクナの動きを止める為にエルが駆けつけ、子供達を守る為と詳しい事情を知らないままソ連組のホッパー達もデモゴルゴン達との対決に挑む。

果たして、ヴェクナ暗殺計画は成功するのだろうか?

と言った具合で、シーズン4の後半は2話構成、8話が85分、9話が150分と言う大ボリュームを一気に見てね方式で進み、しっかり区切り終わる。

怒れるバスケ部員と戦うルーカスが熱い

シーズン4の前半では良い所が少なかったルーカスも、最終話でマックスを守る為にようやく戦いの中に。

ジェイソンとの戦いだ。

ジェイソンは、ヘルファイアクラブ(エディの作ったD&Dクラブ)を目の敵にしているだけで、普通のイケてる高校生だった。

だが、彼女がヴェクナに殺され、エディが悪魔崇拝者で彼女殺しの犯人だと思い込み、エディを狙う様になる。

ルーカスはジェイソンのグループに憧れ入った物の、事件の真実を知っているが信じて貰えないから伝えられないと言う理由でヘルファイアクラブ側に戻る。

そのまま、正直に説明すればするほどドツボにハマるが、状況を切り抜けられる嘘も思いつかない状況で、怒りと正義に燃えるジェイソンと戦う羽目になってしまう。

劇中では、ジェイソンが、彼女が自分では無くエディを頼った事を受け入れられず殺意にまで発展したサイコパスかの様に扱われるが、それは少し可哀想だ。

エディに対して行き過ぎた悪意こそあるが、状況的にはジェイソンの状態に陥る事は、仕方が無く見える。

だが、殺人事件の被害者が犯人を悪魔崇拝者だと思い込んだ状況で、本当の悪魔が別にいて戦っている最中なんて説明が通るわけも無く、ジェイソンはエディを求め、悪魔の儀式を止める為に、悪魔の儀式を手伝うと言う皮肉過ぎる状況に置かれてしまう。

そんなジェイソンとタイマンで戦う事になるルーカスがだ、ボコボコにやられながらもマックスを守ろうと戦う姿は切なくも格好良い。

もっとも、その結末は悲惨な物だったが。

アーガイルとマレーが本当有能

シーズン4では、新キャラのラリってるピザ屋さんアーガイルと、お馴染み陰謀論者のマレーが、相当有能だったのも印象深い。

柔軟さと多芸さで、それぞのグループで縁の下の力持ちとして機能し、この二人がいなかったらにっちもさっちもいかない場面が多かったし、何よりもコメディリリーフとして状況を面白く保っている点で、かなり好き。

見所は多いが、やっぱりダスティンとエディが特に良い

シーズン4の後半だが、全篇見所満載なのだが、やはり飛びぬけてカッコいいのは、エディの陽動作戦だろう。

裏世界で赤い雷が鳴り響く暗黒の曇天の下、ギターを掛け鳴らして蝙蝠の気を引くエディの勇姿は、メタルバンドのアルバムジャケットの様な画となり、とにかくカッコいい。

その後、ダスティンを一人逃がして、逃げてばかりだった人生を終わらせるべく逃げずにヒーローとなる道を選び、終わりの見えない陽動作戦を一人続行するエディは終始熱すぎる。

エディの活躍は、ナンシー達が蝙蝠と遭遇せずにヴェクナに辿り着けた事が証明している。

スティーブ&ロビンの火炎瓶と、ナンシーのショットガンが火を噴いてヴェクナ本体をボコボコにダメージを与えていくシーンは、気持ち良い(一方で、みんな、こう思う。「もっと良く頭をねらえ!」と)。

ネタバレ:敗北エンド

シーズン4は、今までのシーズンとは違い、完全な敗北を喫してしまう。

一枚上手だったヴェクナによって、マックスの生贄化は止められず、ヴェクナの儀式が発動。

ヴェクナ暗殺も失敗し怪我を負わせるが逃げられ、エディが陽動作戦の中でダスティンの目の前で戦死してしまう。

ヴェクナがロビンに見せた予言は現実となり、裏世界と表世界は超巨大なゲートがホーキンスに出現した事で大規模に繋がり、表世界に裏世界の灰の雪が降り、黒い雲と赤い稲妻が表出し、穴の近くでは植物が枯れる様になっていく。

世間一般的には、大地震で地面が割れた事になって、ホーキンスの町からは大勢の人が逃げる様に流出。

完全敗北の中、エルはヴェクナの呪いに抵抗し、マックスは植物状態になりながらもギリギリ一命だけは取りとめる。

エピローグで、ダスティンに看取られながらヒーローとして散ったエディの最期を、エディの父親にダスティンが伝えるシーンは、非常にベタながらそれ以上に心を揺さぶる物があった。

ダスティンのおかげでエディは成長したしヒーローになれたけど、そのせいでエディを失ったダスティンは辛すぎる。

あまりにも辛すぎる事が起きるが、最終話のエピローグで、それぞれのヴェクナ戦を終えた仲間達がホーキンスに帰還し、グループは再び一つとなりヴェクナと戦う決意の中で物語はフィナーレを迎える。

スティーブはどうなる?

すっかり、ダスティンとのコンビも板につき、周囲のフォローとか子守りをする場面が多くなったスティーブ。

シーズン4ではナンシーへの感情が匂わされつつも、結局は良き理解者として終わってしまった。

しかし、ラスト、悲劇が多すぎた中でのロビンとヴィッキーが良い感じになるのと、それを優しく見守る彼の姿は、ホッパーの生還と同じく数少ない守り抜いた物だ。

スティーブは幸せになって欲しい反面、ダスティンとコンビを組んで振り回される姿も見たい。

ウィルの秘密は?

シーズン4を通して、うっすらと伏線を張り続けられた何かをカミングアウトしそうでしないウィル。

逃げる事をやめようと決意したジョナサンとの兄弟愛こそ回復したが、明確なカミングアウトが無いまま、実はシーズン2の時の様に、今でも裏世界と微妙な繋がりが維持している事が最後に明かされる。

なのだが、ウィルの感じ、マイクの事が恋愛感情で好きな事を言いだせない様にも見える。

実際どうかは、シーズン5に持ち越しだが、何を隠してるのかね。

終わりに、少し引っかかった所

エルVSヴェクナで、エルが「怪物はパパ」とヴェクナに告げるくだりは、構成的に微妙さを感じた。

あれは、エルがヴェクナがパパと言う怪物に作られた被害者だと思っている事で活きるシーンだが、そのシーンの前に既に、ヴェクナが元々怪物で、パパが制御を試みていた事が視聴者には明かされてしまっているので、エルの会心の逆転アイディアが失敗する事が既に分かっていて、失敗しても「うん、しってた」と言う感想以外出て来ない。

あそこは、エルが「怪物はパパ」と言ってヴェクナの改心を匂わせ、そこからヴェクナからのネタバラシで怪物はパパでは無く、ヴェクナだった事が視聴者にも始めて明かされ、怪物として死んだパパの最期の言葉がエルを想う本心だった事が判明する様にした方が、どんでん返しのカタルシスは大きかっただろう。

でも、ストレンジャーシングスシーズン4が面白過ぎた事で、その程度の情報開示順の微妙さなんて、些末な事に思えるのも事実だ。

それぐらい、このドラマは面白かった。

ネットフリックスに加入している人でまだと言う人は、是非見て欲しい。

シーズン5が楽しみな一方、子役が成長しちゃって、その辺がどうなるのかも気になる所。

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