明るく楽しいバイオレンスアクション
ネットフリックス配信映画「ザ・ビッグ4」を見たので、感想を。
インドネシア映画とあるが、あまり馴染みが無かったけど、個人的に、かなり面白かったです。
あらすじ
4人の殺し屋は裏稼業から足を洗い、平穏な日々を過ごしていた。だが、野放しの殺人犯を追い続ける生真面目な警察官との出会いをきっかけに、4人は殺るか殺られるかの世界に舞い戻る。
公式引用
ザ・ビッグ4は、こんな話
主人公達4人の殺し屋、通称「ザ・ビッグ4」は、言ってしまえば必殺仕置き人である。
冒頭、孤児院に扮した臓器密売組織を壊滅させた4人、トパン、アルファ、ペロー、ジェンゴに、転機が訪れる。
彼らの指揮官であり育ての親でもあるペトルスの実娘ディナが、なんと警察官になるのだ。
ディナは親の仕事を、一切知らない。
ペトルスの願いを聞き、全員で裏稼業から足を洗い、小さなホテルでも一緒に経営しようと言う話になる。
しかし、最悪のタイミングで悲劇が訪れてしまう。
ディナの警察任官式の裏で、ペトルスが何者かに暗殺されてしまったのだ。
ペトルスの家で死にかけのペトルスを見つけたトパンだったが、亡くなったペトルスのそばで悲しんでいる所をディナに見つかり、咄嗟にトパンは逃げるが、ディナに父親を殺人した犯人として追われる事になる。
それから3年後、ディナはペトルスを殺した犯人を追いかけ続けていて、署内でも特に優秀な警察官となっていた。
しかし、父の仇を見つける事は出来ていなかった。
ディナは、ひょんな事からペトルスの秘密を知り、ペトルスと縁があるホテルへと、休暇を取って行く事に。
すると、そこにはペトルスとの約束通りに、小さなホテルで一人働くトパンの姿があった。
トパンは、ディナに正体がバレない様にしようと悪戦苦闘するが、そんなタイミングでトパン達を狙う殺し屋が現れ、それがペトルスの仇と分かり、トパン達ザ・ビッグ4はディナと共に戦いの世界へと再び飲み込まれていく。
ザ・ビッグ4と、ディナと、親の仇
ザ・ビッグ4の4人とディナは関係的には、ルパン3世一味と銭形とか、キャッツアイと内海 俊夫的な部分がある。
正義の殺し屋達と正義の警察官、義理の子供達と実娘と、似ているが対称的な二人が、父の敵討ちと言う一つの目的で協力していくのが話の中心となる。
そんな仲間達の前に立ちはだかるのが、アントニオことスタントだ。
彼は、ペトルスがザ・ビッグ4を育てる前に育ててしまった正義の殺し屋の失敗作で、凶悪な殺し屋だが、ペトルスやザ・ビッグ4に思い入れがある。
要は、敵も味方も、主要キャラはペトルスの子供達と言う話だ。
アクションシーンが最高
本作は、バイオレンスなアクションシーンが非常に多い。
その表現的な”えぐさ”が、見ていて、時にやり過ぎに感じるぐらい気持ち良い。
銃やナイフで攻撃し合うのだが、首を切って即死亡とか、撃たれてもう動かない何て単純な演技は少なく、例えば、首を切ったら失血して意識が消えるまでは死なないし何かしらの演技が入るとか、銃で頭を撃ったら口径とか威力次第で、穴があくだけとか、大半が吹き飛ぶとか、そう言う、記号的な武器を使った結果より、一歩踏み込んだリアル感を持った演技が必ず入る。
見ていて「痛そう」なアクションで、ギリギリかつボロボロで無双していく主人公達の戦い様は、アクション映画として非常にクオリティが高く、大満足だ。
更に、ここぞという時に大げさとも言える演出もカタルシスがあり、例えば、ロケランで吹き飛んだ事で足だけがその場に残って上半身がバラバラに吹き飛ぶとか、そう言うのも気持ち良い。
グロだけでなく、狭い室内で繰り広げられる超接近での銃撃戦やナイフ戦は、リベリオンのガンカタを彷彿とさせる仕上がりで、大興奮間違い無しである。
まあ、部位破壊時の失血描写は、いかにもチューブから血糊って感じだが、それを差し引いても出来は良い。
バイオレンスとコメディのバランスが良い
どのキャラも決める時には決めるのだが、通常時のコメディテイストや、真面目なシーンで唐突に始まるコミカルなやり取り等は、どれもクスリと笑える。
中でも、スナイパーでスナイパーライフルのシスカが彼女のジェンゴがコミックリリーフとして強く機能していて、場を必要以上に面白くしてくれている。
あと意外にも、敵の方もノリが割とふざけていて、怖い殺し屋集団であると同時に、笑えるシーンがちょこちょこあり、悪役として独特な魅力があった。
2に続く終わり方
本作は、実行犯への敵討ちまでは区切りが付く物の、黒幕に辿り着けずに終わってしまう。
濃い縁こそあるが、アントニオはペトルスとザ・ビッグ4を始末しようとするのは、あくまでも依頼を受けたからだったのだ。
だが、エピローグで、まさかの黒幕が登場しての2へと続く終わり方で、2への期待が高まらずにはいられない。
終わりに
本作は、アクション映画として、かなり面白かった。
インドネシアを舞台にしている為か、逃亡に速度が遅いバイクタクシーみたいなのを使ったり、南国の植物でカモフラージュしたり、地域性のあるアクションも多く、そう言う点も面白い。
軽いグロが大丈夫で、見ごたえのあるアクションを求めているなら、非常におススメの一本だ。
余談となるが、ディナが事故でラリってしまうシーンがあるのだが、あの演技凄いよね。
キャラとしては、トパンとジェンゴの二人がお気に入りかな。
傷の手当シーンとか、船で抱き合うシーンとか、ちょっとした所でクスッと笑える組み合わせなのも好き。
アントニオも、どうしようもない敵ながら、自称でカッコイイ通り名を付けて活動したり、変な所で可愛くて、憎み切れない愛嬌があったり。
とにかく、良質なアクションを接種したい人は見よう。



