目次
- 長い時が経ち、物に宿る魂
- 金沢つくも神奇譚 ~万年筆の黒猫と路地裏の古書店~(2018)
- 可愛い彼は付喪神さま(2017)
- 北鎌倉あやかし骨董店(2019)
- 恋する付喪神(2015)
- 恋人は付喪神様!?(2018)
- ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも付喪神にしますか?(2019)
- ちょっきんぱにっく~ハサミちゃんと可愛い付喪神~(2009)
- 付喪神が言うことには~文京本郷・つくも質店のつれづれ帖~(2021)
- つくもがみ貸します(2018)
- 付喪神さまといただきます(2021)
- つぐもも(2008)
- ディルドの付喪神(2021)
- 蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~(2016)
- ものだま探偵団 ルークとふしぎな歌 (2022)
- もののがたり(2015)
長い時が経ち、物に宿る魂
人類は、大昔から擬人化をして来た。
大いなる自然への擬人化は自然崇拝や多神教へと繋がり、世界の法則への擬人化は一神教に繋がっていくと見る事も出来る。
また、人型や生物モチーフの無機物に魂が宿ると言う想像も、世界中で人類は発揮し、動く人形や絵の話は無数にある。
その内、自然物や生物型の無機物に限られていた擬人化や生物化の想像は、範囲を非生物の無機物にまで範囲を広げ、合わさり、長い時間を得た人工物であれば条件を満たし得ると言う考えが生まれ、それは一般化していった。
それは、日本では「物の物の怪」や「妖怪」となり、その区分の存在を「付喪神」と呼ぶようになった。
八百万の神々が住み、節操無くあらゆる宗教を日常の一部に取り込み、何でも物を大事にしがちな日本では、非人型の人工物が人の想いの力を蓄えたり、神聖な触媒を使う事で魂を持つと言つ考えは、生まれるべくして生まれたのかもしれない。
この記事では、そんな、物に魂が宿り、擬人化、あるいは擬神化した存在「付喪神」をテーマとして扱った作品を紹介していく。
金沢つくも神奇譚 ~万年筆の黒猫と路地裏の古書店~(2018)
<内容>
古都・金沢×伝統工芸×ほっこりあやかしストーリー!
お疲れ社会人の玉緒(二十四歳・空気読み過ぎ系女子)は、馴染めない会社をあることがきっかけで退職し、東京から地元・金沢に帰還した。
そんな折、小説家だった亡き祖母の書斎で、古い万年筆を見つける。
万年筆に憑いていたのは、尻尾がペン先みたいな黒猫姿のつくも神・マネだった。
マネは玉緒に、祖母の書き残した小説を完成してほしいと頼む。
その小説は、金沢の伝統工芸品に関わりをもつ、つくも神たちを巡る話だった。
金沢の街を舞台に、様々な物に憑いているつくも神たちと人間の想いを、玉緒は相棒の万年筆猫と共に紡いでいく。
可愛い彼は付喪神さま(2017)
<内容>
実家で木彫りの熊を見つけた湊。自分が昔、大事にしていたようだが記憶にない。だがその夜、枕元に着物の男が現れて!? 「湊のおかげで実体化できた。これからずっと一緒だ」木彫りの熊の付喪神を名乗る彼は熊五郎というらしい。過剰なほどの愛情を注いでくる彼に絆されていくが、偶然手に入れたテディベアの付喪神「クマちゃん」にも気に入られ大騒ぎ! 天然イケメン熊五郎と、あざと可愛いクマちゃんに取り合いされる賑やか&ほのぼの同居ライフ★
北鎌倉あやかし骨董店(2019)
<内容>
『如月堂』で売り買いされる骨董には、付喪神と呼ばれるあやかしが憑いている――
幼いころからあやかしが見える、男子大学生の恭介。
祖母からもらった『お守り』を母親に勝手に売られ、それを取り戻すため、北鎌倉にある骨董店『如月堂』に向かうことに――。
そして、そこで浮世離れした店主代理の四季と出会う…。
穢れ神――持ち主に捨てられた、付喪神のなれの果て。それらは、不気味な怪異現象を引き起こす。
恭介は四季と協力し、怪異を鎮め、あるべき姿に戻していく。
恋する付喪神(2015)
<内容>
天使のような少年・要に大切にされ、付喪神になった柳葉筆のトキ。要との再会を夢見て不屈の努力で福の神になり、期待を胸に水墨画家となった要のもとに向かうと、現れたのは疫病神が喜んで憑りつきたくなるような仏頂面の青年で……。たとえ自分のことが忘れられていても、要が愛おしくて仕方ないトキは、嫌がられてもめげずに奮闘するが……!?
恋人は付喪神様!?(2018)
<内容>
「は、はじめてだったのに…」バイト先のチーフの接し方に疲れた咲玖(さく)。帰宅後、祖父の形見であるお気に入りの硝子ペンを手に取る。綺麗だなあと見とれながら何気なく絵を描いてみると、突然、男の子が現れた!名が欲しいという男の子に、硝子ペンから硝と名付ける。咲玖のために、なんでもやると言ってくれるが…戸惑いながらも、変わった付喪神の硝と咲玖は一緒に暮らしていく-。硝子ペンの付喪神×女子大学生の不思議な共同生活が始まる
ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも付喪神にしますか?(2019)
<内容>
ある日、リサイクルショップで冷蔵庫を買った高校生・九十九。目が覚めるとその冷蔵庫は、綺麗なお姉さんに変わっていた!? 冷蔵庫なお姉さん・ナノイと九十九の甘い夫婦(?)生活が今、スタート!
ちょっきんぱにっく~ハサミちゃんと可愛い付喪神~(2009)
<内容>
一人じゃ袋とじさえ開けられないダメダメな中学生・和夫の前に現れたのは、百年の時を経て付喪神となった洋裁バサミ。和夫に向かって、使い方がなっていないと大股開きで大暴れ!
付喪神が言うことには~文京本郷・つくも質店のつれづれ帖~(2021)
<内容>
『ご不要品のお引き取り致します つくも質店』文京区本郷にある無縁坂の途中にひっそりと佇む質屋──つくも質店。そこは物に宿った付喪神と交流できる力を持つ親子が営む不思議なお店。大学二年生の遠野梨花は、とある事情によりお金を工面すべく大切な万年筆をもってつくも質店を訪れるのだが、ひょんなことからそこでアルバイトを始めることに……。これは物に宿る神様──付喪神とつくも質店にまつわる人々による心温まる物語──。
つくもがみ貸します(2018)
<内容>
江戸は深川、仲町にて損料屋・出雲屋を営む、お紅と清次という姉弟がいた。損料屋というのは、日用品から骨董品、そして美術品とありとあらゆる品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。ただこの出雲屋が取り扱う道具たちが、他の店のものと一味も二味も違うのは、作られてから百年以上が過ぎ、魂を宿した「つくもがみ」という一種の妖のようなものになってしまっているところ。お客の元に貸し出されては、色々な話を聞いて来て、噂話を繰り広げる「つくもがみ」たち。人が良く情け深いお紅と清次は、そんな「つくもがみ」たちの力を借りながらこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していく。江戸の町に花開く「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情噺、骨の髄までとくとご堪能あれ—。
付喪神さまといただきます(2021)
<内容>
「私たちを使ってくれませんか?」
夏休みに田舎の祖母の家に預けられることになった小学生の遥斗。
その家の蔵には『付喪神』と名乗る、古いモノに宿るあやかしたちが
ひしめき合っていた。
遥斗は家の守り神である白尾と共に、彼らの願いを叶えてあげることになり――!?都会の少年とツンデレお狐さまが
「付喪神」を幸せにしてあげる
あやかし×癒し×はらぺこご飯物語
つぐもも(2008)
<内容>
人が長く使い続けた物には想いが宿り、それを「付喪神」という…。母の形見の帯を大事にし、常に持ち歩いていた一也は、ある日、不可思議な物体に襲われてしまう。その時に助けてくれたのは、帯の付喪神・桐葉だった!! 実力派の人気絵師が描く、アクションありラブコメありちょっぴりエッチありの学園もののけファンタジー、待望のコミックス化!!
作者の画力が極めて高く、中盤以降は下手なエロ本よりエロい事に定評がある。
濃厚なバトルとエロのミルフィーユみたいな作品。
作者pixiv:https://www.pixiv.net/users/2675549
浜田先生は、次作の作業机DIY等でも一部では有名。
ディルドの付喪神(2021)
<内容>
オ●ニーするハズが、神様といきなり「本番」!?代々、男性器そっくりの“張型”を神様として奉る神社の跡取り・征爾。その“張型”を見るたびなぜかムラムラしてしまい、我慢できず代わりに通販でディルドを購入。すると”張型”から突然イケメンが現れ、”張型”の付喪神・神真羅様だと名乗るのだった。神真羅は「そんなモノを使うな。ワシを使え」と征爾の胸を揉みしだいてきて…!?強引な神業テクでトロトロにされちゃうハプニング・エロコメ!コミックス描き下ろしも大ボリューム収録!!
蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~(2016)
<内容>
「お前は俺の嫁になる」
幼い頃、謎の美青年に告げられた予言。
翠は「この世ならざるもの」が見える体質。夢かと思っていたこの予言だが、その男の正体は大弓の付喪神・白銀だった!
時を経て再び翠の前に現れた白銀は、翠を嫁に望む。
穢れを背負った神は乙女の肌で復活するのだが、翠は特に強い「浄化」の力を秘めているという…
「見える」体質のせいで人とまともに関われず孤独に生きてきた翠は、自分が役立てるならと嫁入りを決意する。だが、「神の嫁取り」は想像を絶する、畏るべき混沌とめくるめく悦楽に満ちたものだった…!
ものだま探偵団 ルークとふしぎな歌 (2022)
<内容>
「活版印刷三日月堂」のほしおさなえが描く、ちょっぴりふしぎで、あたたかい物語。
「ルークとふしぎな歌」「わたしが、もうひとり?」の2作を収録。ものに宿った魂=ものだまの声が聞こえる町、坂木町に引っ越してきた小学5年生の七子は、同級生・鳥羽の「ものだま探偵」を
手伝うことになった。七子がふとしたときに口ずさんでいた、どこで聞いたのか覚えていない歌。
学校でも同じ歌を口ずさむ子がいるようだ。
もしかしたら、ものだまのせい?
鳥羽と七子は、「荒ぶっている」ものだまを捜しはじめた。
今回の事件は、鳥羽のライバル、律が持つ、ものだまの宿るチェスの駒・ルークが関係しているのかもしれない…。
「ルークとふしぎな歌」七子はある日、自分と同じ服、同じ髪型の子を見かけた。ふりむいたその顔も、七子そっくり!
もしかしてドッペルゲンガー?
さらに、自分のそっくりさんを見たという人が何人も現れて…?
ふしぎなことが起こるのは、ものだまのしわざかも…。
「わたしが、もうひとり?」
胸があたたかくなる、ファンタジック・ミステリー。
もののがたり(2015)
<内容>
付喪神…それは、古びた器物に心が宿った存在。付喪神に大切なモノを奪われ、憎む青年・岐兵馬。付喪神と共棲し“家族”として愛す少女・長月ぼたん。千年の都・京都で、二人は出逢い、暮らすことになるのだが…。三者交わる共同生活、前途多難な屋根の下。人と物。絆と恋の付喪ノ語り、此処に開幕。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



