目次
ほんと大好き
ネットフリックス配信アニメ「ヒルダの冒険」のシーズン3を見たので、感想を。
映画「ヒルダと山の王」で終わったと思ったら、全然続いてた!
今期も最高でした。
ヒルダの冒険とは?
アドベンチャータイムにも関わった漫画家ルーク・ピアソン氏が原案の、ネットフリックス制作の、一見子供向けに見え、子供も楽しめるが、子供向けの枠に収まらないファンタジーアニメである。
アドベンチャータイムの様な、独特な世界とノリが好きな人には、そりゃもう、刺さりまくる作品である。
あらすじ
<内容>
ママのおばさんであるアストリッドを訪ねて、トフォトンに旅行にやってきたヒルダと仲間たち。そこでもまた、新たなぼうけんが待ち受けていた。
公式引用
シーズン3の主な流れ
時系列は映画「ヒルダと山の王」の後、日常を取り戻したヒルダは、フリーダとデイビッドも連れてママのおばさんであるアストリッドの住むトフォトンと言う田舎町にバカンスに行く。
そこで、トフォトンに残る妖精の伝説に触れ、調べ始めると、思いもよらない出来事に巻き込まれ、徐々にジョアンナの隠された過去が明らかになっていく。
シーズン3はシーズン1や2と同じく、最初から最後まで通し、各話で描かれるバラバラの事件の中で登場する要素が一つの出来事に集約していく構成となっている。
ヒルダのママであるジョアンナの過去と妖精の国に関わる事件が丁寧にお膳立てされ、それが全8話(8話のみ77分で3倍の尺があるので、実質10話程度)で綺麗に解決していく。
安定して完成度の高い各エピソード
1,2,8話が妖精の国がメインのエピソードで、3~7では伏線や布石をまきつつも個別のエピソードが描かれる。
3話では、ウッドマンと共に並行世界に行ったヒルダが、大昔の巨人族と人々の争いを目撃し、争いと巨人の地球からの脱出を止めようとする。
4話ではスパロウ・スカウト(ボーイスカウト的なの)の野外活動で「変てこフレンズ」とバカにされている事を知った3人が普通の活動をしようとするが結局事件に巻き込まれ、ルイーズと言う引っ込み思案の少女を巻き込み、呪われた半魚人を相手にして家に帰りたければ勝負に勝つ事を要求され、不利なゲームを攻略させられるポップながら、ややホラー仕立て。
5話では、ヒルダのパパが帰ってくるが、仕事を探していたパパが見るからに怪しいポールキャッツと言う男の怪しい仕事をヒルダと共に引き受けてしまった為に、ヒルダ一家VS泥棒VSトロールと言う状況に追い込まれる。
6話では、落ち込むヒルダを元気付けようとジョアンナがキャンプに誘うと、車の故障を切欠に立ち寄った沼でガチ目のモンスターに襲われ逃げ惑うモンスターパニック。
7話では、ニッセ達(家の隙間の亜空間に住む悪戯妖精的な存在)が、ニッセ同士で盗み合う状況を解決しようとするフリーダを中心に仲間達がニッセの対話集会を開こうとする。
これらの個別エピソードの中で妖精の国編に必要な道具や情報、出来事が描かれ、8話目で一気に回収される展開は非常に気持ち良く、各エピソード単体でもヒルダの冒険ワールドが好きなら満足出来るだろう。
サブキャラのチラ見せが嬉しい
シーズン3では、いつものヒルダファミリーとフリーダとデイビッド、そして新キャラのアストリッドとヒルダパパのアンダース、母方の祖父のフィニアムと祖母のリディアを中心にヒルダの家族のルーツが描かれる。
個別エピソードでは、ウッドマンが、メインエピソードでは、まさかの再登場でビクトリア・バン・ゲールが活躍するが、それ以外のキャラクター達は深く関わって来ない。
しかし、7、8話でチラリと魔法使いのカイザや、ブラーガ族エルフのバーテルとアグネス、トロール親子、サンダーバード、ゲルダ、マーラ、ネズミの王、ティルディとオステンフェルド等、シーズン1、2を彩ったサブキャラ達が本当に顔見せ程度に登場するのだが、それがシリーズファンには、本当に嬉しい。
個人的には、中でもデイビッドにちょっかいを出すマーラが見れて、かなり満足だったりする。
シリーズを重ねてきたからこそのジョアンナが良い
今期は、2シーズン26話と映画の重みがあり、ヒルダママのジョアンナの描写がメインと言う事もあり、映画でも泣けるぐらい良かったのだが、ヒルダと共に苦難を乗り越えたからこその描写が所々で描かれ、かなり良い。
中でも、6話のモンスターパニックの中で見せるジョアンナは、かなり刺さった。
シーズン2の終わりから映画にかけて一気に好きになったジョアンナだったが、シーズン3でもっと好きになってしまった。
一見悪そうな存在こそいるが、根っからの邪悪が出て来ない心地良さ
これはシリーズ通してだが、ヒルダの冒険シリーズは、性根が腐り切った様なキャラクターがあまり登場せず、シリーズ3でもそれは一貫していて、見ていてハラハラシーンも多いが、優しい世界に安心出来る。
それは非常に心地良いのだが、優しいからこそ、変な展開や空気になる事もある。
しかし、描写や伏線、各種設定がしっかりしている為、変な展開で優しい世界状態になっても受け入れられるだけの下地が出来ていて、見ていて不愉快やガッカリで終わる事は無い。
シーズン3では「え、そこから友達になれるの!?」みたいな展開がチョコチョコあったりするが、見終わると良かったと言う感想と、この先まだまだ面白くなりそうという期待に繋がり、毎度のことながら良かった。
とは言え、悲劇が悲劇として終わらない安心感のせいで、そのまま悲劇や犠牲が描かれれば感動したり泣けたであろうシーンも基本「あっぶかなったぁ。でも、みんな幸せになって良かった」と言うオチに収束してしまい、ヒルダワールドはこれで良いのだが、この感じが好きじゃない人にはぬるく感じるかもと見ていて感じる事はある。
でも、ヒルダの世界は、これで良いのだ。
トゥイッグがイケメン
毎シーズンカッコイイのだが、シーズン3のトゥイッグは特にクライマックスの活躍するシーンではイケメン度が天元突破していた。
あんなのカッコよさに惚れてしまうに決まってる。
終わりに
終始楽しいシーズン3でした。
最高だった。
と言うか、カイザとマーラに存在として気にされているデイビッドは、この先どうなっちゃうの?
魔女と夢魔のお姉さんに取り合いとかされる日が来る布石なの?
同人誌のネタ提供なの?
シーズン4とか、確実にある感じだし、これから先も楽しみなシリーズです。
いやぁ、超面白かった。
視聴後の勢いで書いてるから散文気味だけど、ほんと面白いから。
【ネタバレ】メインエピソード部分感想
ここからは本当にネタバレ。
ジョアンナの過去が明かされるメイン部分では、なんとなくヒルダの昔の家の持ち主として存在が仄めかされていた祖父のフィニアムが、祖母のリディアと共に遂に登場し、二人が行方不明だった事情が判明していく。
ジョアンナが実は重い病に侵されていて、病を治療する代償としてジョアンナの10歳以降の人生を妖精に要求され、フィニアムとリディアはジョアンナをアストリッドに託して妖精の国に幽閉されていた事が分かってくる。
更に、フィニアムとアストリッドは掟を破った妖精で、ジョアンナはハーフ、ヒルダはクオーターの妖精であり、ヒルダの髪色は妖精の隔世遺伝とも分かる。
アストリッドはジョアンナの10歳までの記憶を封印し、両親が出て行ったと思い込んで生きていたが、今回の事件で両親が自分の為に妖精の国に囚われている事を知るに至り、選択を迫られる。
フリーダとデイビッドとトゥイッグが協力してヒルダとジョアンナを救おうとするシーンは滅茶苦茶熱く、更に家族を救おうとそれぞれが自己犠牲をしあうヒルダと肉親達も切ない。
結局、アストリッドが自分の命を犠牲にしてヒルダとジョアンナだけでも救おうとするが、それをビクトリア・バン・ゲールと言うトラブルメーカーの乱入によって救われ、誰一人純粋な犠牲にならずに事が丸く収まる展開は、ややご都合主義を感じる部分もあるが、これで良いと思わせてくれるだけのパワーがある上手い物だ。
ヒルダとジョアンナのルーツが明かされ、シーズン4は恐らくヒルダのパパであるアンダース関係のエピソードが掘り下げられる事が予想されるが、控え目に言ってもダメ親父だがヒルダの事は本気で愛している事で憎み切れず、不良だが良き父親であろうとする一貫した姿勢は非常に愛せた。
でも、意外に新キャラで気に入ったのは名前の無い蜘蛛蛙(6話のモンスター)だったりする。
初手完全に殺しに来てたのに、捕食対象じゃないと分かった瞬間に友達申請してくる、人とは価値観が違い過ぎる古き者感は、普通に結構好み。
シリーズ通して殺意に関しては断トツに高かったのに、まさか敵にならないと言うギャップも面白い。
ああ、あと忘れちゃいけない、プーカ。
ウッドマンとかニッセと同系統の厄介な隣人系ファンタジー住人だけど、オチまで見終えると可愛く見えても来る。
でも、ウッドマンがキャラ良過ぎて、迷惑隣人系キャラ人気では越えられないかな。
シーズン3のウッドマンとか、もう最初から最後まで最高だし、皮肉言いながらもヒルダに甘々で最高でしょ。
3話オチのウッドマンの視線とか、想像するとゾクゾクしちゃう。
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