「やった方がいいことは、分かっている」が「動けない」。
- 勉強した方がいい。
- 運動した方がいい。
- 新しい仕事を探した方がいい。
- 挑戦した方がいい。
- ダイエットした方がいい。
頭では理解しているのに、なぜか最初の一歩が動き出ない。
どうせ三日坊主だしと、やる前から無意識に無駄に思えがちな人も。
こういう時、人は自分を責めがちです。
- 「自分は怠け者なのではないか」
- 「覚悟が足りないのではないか」
- 「本気になればできるはずなのに」
しかし、動けない原因は必ずしも意志の問題ではありません。
多くの場合、動けない理由は別の場所にあります。
- そもそも何をすればいいのか分からない。
- 効率的な方法を知らない。
- 失敗への恐怖が大きすぎる。
- 成功までの距離が遠すぎる。
つまり、問題は「動く力」ではなく、「動ける状態が整っていないこと」にあります。
動ける人と動けない人は、立っている位置が違うのです。
最初から動ける人、羨ましいですよね。
でも、同じ位置に意識して立つ事で、どうにか近づけます。
目次
状況1:何をすればいいのか分からない人
最初の壁は「方向が分からない」です。
目的地が分からない状態で走り出せと言われても、人は動けません。
目的地が分かってもどうやって行けば良いか分からないとキツイです。
例えば、「将来のために勉強しよう」と思っても、
- 何を勉強するのか。
- どの程度できればいいのか。
- それが本当に役立つのか。
ここが曖昧なら、行動は止まります。
行動したとしても、漠然と詰め込むだけで「何かの為に」とインプットする事は難しいでしょう。
この場合に必要なのは、行動の実行力ではなく、情報収集の実行力です。
まあ、行動には変わらないのですが、事前の下調べですね。
まずやるべきことは、「正解を探すこと」!
では、ありません。
「選択肢を増やす」ことです。
人は選択肢がない状態では動けません。
しかし、選択肢が増えれば比較できます。
多すぎても優先順位が決まっていないと選べませんが、この時点の人は、多すぎなんて心配は、恐らく必要無いでしょう。
例えば、
- 興味がある分野を10個書き出す
- 成功している人が何をしているか調べる
- 実際に経験者の話を見る
- 小さく試せる方法を探す
最初から人生を決める必要はありません。
未来も、自分が本当に何をしたいかも、何を選ぶと幸せになるかも、本当の所では分かりません。
なので、地図がないなら、まず周囲を見る。
それだけでも前進です。
状況2:効率的な方法が分からない人
次に多いのが、「努力の方向が分からない」という状態です。
一応、頑張ること自体は、できる、筈。
でも、
- どこから手を付ければいいか分からない。
- 遠回りしている気がする。
- もっと良い方法がある気がする。
そう考えて止まってしまう。
無駄は嫌だ、遠回りは嫌だ、損したくない。
これは、行動前に正解を求めすぎている状態です。
もちろん効率は重要です。
しかし、最初から最適解を見つけることは難しい、と言うか無理です。
なぜなら、効率的な方法とは、実際に試した結果から分かることが、非常に多いからです。
料理をしたことがない人が、最初から最高の調理手順を考えることはできません。
仮に教えられても実行は難しいです。
何度か作ることで、
- 「ここは先にやった方がいい」
- 「ここは省略できる」
- 「ここに時間を使うべき」
という、経験でこそ分かる改善点も見えてきます。
効率を求めるなら、
「調べる」
↓
「小さく試す」
↓
「結果を見る」
↓
「改善する」
という流れが必要です。
- 調査だけでは経験値は増えません。
- 行動だけでも無駄が増えます。
両方を回すことで、初めて効率は高まります。
状況3:失敗が怖くて動けない人
最も大きな壁になる物が、恐らく恐怖です。
- 失敗したらどうしよう。
- 笑われたらどうしよう。
- 時間を無駄にしたらどうしよう。
こう考えるほど、人は動けなくなります。
しかし、ここで重要なのは、「失敗の大きさ」を、漠然としたイメージでは無い形で、具体的に見直すことです。
人は未来を想像すると、実際より大きな被害を想像しがちです。
例えば、「作品を公開して批判されたら終わりだ」と感じるかもしれません。
まあ、実際に不愉快な経験は、ゼロでは無いでしょう。
- でも現実には、少数の人に見られるだけかもしれない。
- 改善点が分かるだけかもしれない。
- 次の挑戦に繋がるかもしれない。
失敗には段階があります。
いきなり人生を賭ける必要はありませんし、そんな行動力と計画性があるなら、むしろ凄いぐらいです。
まずは、小さく失敗できる場所を作ることが重要です。
- 試作品を作る。
- 無料で試す。
- 限定的に公開する。
- 短時間だけ挑戦する。
失敗の被害を小さくすれば、恐怖も小さくなります。
状況4:完璧に準備してから動こうとする人
慎重な人ほど陥りやすい罠があります。
「準備が整ったら始めよう」という考えです。
しかし、多くの場合、準備は行動しながらでしか、なかなか整いません。
初めて車を運転する人は、教科書だけでは上達しません。
実際に運転して、
- 車間距離の感覚を覚える。
- 速度調整を覚える。
- 危険な場面を経験する。
そうやって、徐々に本当に必要な能力が身につき、準備が進行していきます。
行動前に全てを理解しようとすると、永遠に準備の準備期間になります。
必要なのは、完璧な準備で網羅する事ではなく、次の一歩に必要な最適大の準備です。
状況5:疲れていて行動する余裕がない人
そもそもエネルギーが不足している場合もあります。
- 仕事で疲れている。
- 生活が乱れている。
- 精神的な余裕がない。
この状態で「夢に向かって努力しろ」と言われても難しいものです。
車に燃料がない状態で、アクセルを踏み続けても進みません。
こんな場合、必要なのは努力ではなく、まずは回復です。
- 睡眠を取る。
- 生活リズムを整える。
- 不要な負担を減らす。
- 癒される。
これは逃げではありません。
動くための、重要な土台作りです。
状況6:何度も挑戦して失敗し、自信がない人
過去の失敗が原因で動けない人もいます。
「どうせやっても無理だった」という感覚です。
失敗に経験と実感があり、そんな無力感は動きを鈍らせます。
この場合、必要なのは大きな成功体験ではありません。
まずは、ほんの小さな成功体験です。
人間は、自分の能力を過去の経験から判断します。
だから、「できた」という記録を、まずは、とにかく増やす必要があります。
- 部屋を片付けた。
- 毎日10分勉強した。
- 小さな作品を完成させた。
最初は些細なことで構いません。
重要なのは、自分に対して「まだ自分は行動できる」し「成功できる」という証拠を増やすことです。
動けない人に必要なのは、原因への対応
動けない状態は、全て同じではありません。
方向が分からない人に精神・根性論を言っても解決しません。
効率を知らない人に努力量を求めても疲弊します。
怖がっている人に「勇気を出せ」と言っても恐怖は消えません。
必要なのは、自分がどこで止まっているのかを確認することです。
- 方向不足なのか。
- 情報不足なのか。
- 経験不足なのか。
- 安心材料不足なのか。
- 体力不足なのか。
原因が分かれば、対策も変わります。
ここに無い事が原因で、動けない人もいるでしょう。
それでも大丈夫です。
必ず対処法がある筈です。
人は「何でもできる状態」になってから動くのではありません。
不足している部分を補いながら、動ける状態を意識して作っていかないと、欲しい状態に持っていけません。
最初の一歩とは、何も毎度が葛藤を伴う大きな決断だけではありません。
今の自分が止まっている理由を見つけて、それを少しだけ解消することで、一歩目が前に出る事もあり得ます。
そこから、自分で選んだ道を歩き始めることができれば、何らかの道は開く事になるでしょう。
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