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【ネタバレあり感想】『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』を見ました。

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感動のフィナーレ!

本日、ついに最終話が配信された、ネットフリックス配信オリジナルドラマ作品「ストレンジャー・シングス」。

当然、すぐに見たので、感動の熱が冷めず情緒が落ち着いてきたタイミングを見計らい、感想を残す。

最後まで最高だった。

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これはネタバレを含む記事になる。

本作は、最初から最後までマジで面白い事を保証するので、見る気が1ミクロンでもあるなら、ネタバレは出来ればしないで、まっさらな目で見て欲しい。

繰り返すが、これは重大なネタバレを含む記事である。

シーズン5のザックリとしたあらすじ

シーズン4での敗北により、ヴェクナには逃げられ裏世界の亀裂が町中に走り、町はアメリカ軍によって管理され、メンバー達は軍に隠れて密かにヴェクナを探し出し倒そうとレジスタンスの様な状態となっていた。

そんな中で、ホッパーと戦闘訓練に励むイレブン、入院し意識が戻らないマックス、ロビンがラジオ放送をしつつ放送局を基地にし、ウィーラー家を拠点にしているその他メンバーと、エディの死を乗り越えられないで浮いているダスティン、みたいな構成で、シーズン5は幕を開ける。

ヴェクナ捜索を進める中、ダスティンが自暴自棄気味に暴走する中、何故かウィーラー家の次女ホリーがデモゴルゴンに誘拐され、ウィーラー家の夫妻がデモゴルゴンに襲われる事で事態は大きく動き出す。

ダスティン! とスティーブ!

シーズン1から一貫して再推しキャラのダスティン。

ずっと超有能キャラだったのに、シーズン5スタート時には、そりゃもう心身共にボロボロ。

親友エディがシーズン4で仲間を守る為に死んだ事を乗り越えられず、事情を知らない人々がエディを悪く扱う事が許せずに、エディの意思を継いで周囲に軋轢を呼んでいく。

大親友であるスティーブとも険悪になり、助走なのは分かるが見てて滅茶苦茶お辛い、お労しいダスティンが描かれていく。

なのだが、この助走が諸に効き、スティーブとの和解シーンでは感動で泣いちゃったよね。

スティーブも最後まで本当に良かった。

ナンシーと、ナンシーのママ!?

ターミネーターのサラ・コナーか、ウォーキングデッドのキャロルか、ってぐらい強くなってるナンシーも最高に良いのだが、シーズン5の1話目から重傷を負わされたママまで、めっちゃくちゃ格好良くなって帰ってくる展開は、本当に激熱。

ナンシーのママ、カレンだが、シーズン4までは事情を知らない、ちょっと五月蠅いお母さんって感じだったのに、1話目でホリーの為にデモゴルゴンと戦った時点で相当格好良いのに、6話目で犬デモゴルゴンを罠で一網打尽にした時は、あまりの格好良さで言葉にならなかった。

ホリーも意思的には強く成長するし(ヴェクナの精神体に怪我負わせるし)、ウィーラー家の女性陣は最終的に全員戦士ですよ。

デレク!

まさかのキャラに変貌、急成長したのがデレクである。

ただのデブのクソガキだったのが、最高のデブのクソガキになって、もう最高だった。

モブ同然かと思ったらシーズン5でメインキャラにまさかの昇格で、味方化後の有能さはマジで格好良くて痺れちゃう。

中指立てて「これでもしゃぶってな!」って滅茶苦茶下品な事をするのが、味方側でヴェクナに対してされると頼もしい事。

軍施設潜入作戦でのキレキレの有能ムーブは、ほんと良かった。

あんなに格好良いデブいる?

そして、ウィル

少しずつ前シーズンから匂わせていたウィルの同性愛設定。

シーズン4までは「どうなるんだろ(話的にも、ドラマ的にも)」と言う感じで、ポリコレ的な嫌な流れを警戒しながら見ていた部分が正直ある。

だが、実際シーズン5の蓋を開けてみれば、これもマジで最高であった。

4話に待つウィルの魔術師覚醒による反撃のカタルシス、7話での撮影に12時間かけた6分程度のカミングアウトシーン、そして最終話の対ヴェクナ戦での活躍と、ウィル関連のシーンはどれも滅茶苦茶感動するか熱いシーンばかりだった。

そして、何よりも素晴らしいのが、ウィルの同性愛やカミングアウトが、しっかり物語として必然的で必須の物として組み込まれ、面白さに貢献している事である。

ストレンジャーシングスは、レズビアンのロビンや、ルーカスとマックスの異人種カップルが登場し、働く女性や強い女性的な物も含め、DEIやらポリコレ色が明らかにある。

だが、当時の1980年代だからこその設定かつ、その上でポリコレ的な描写に見える設定は上記したウィル以外も物語の中に合理的に、理由があって溶け込む様に組み込まれ、更にアメリカのステレオタイプなスポーツマンとオタクと不良とか陰謀論者と言う様な「誰も気にしなかった差別」要素まで入れ、それらも設定の扱いとして同じ様に扱い、綺麗に統合している。

更に作劇的に分かりやすく、悪いアメリカ軍、悪いソ連、悪い異世界の怪物、みたいな設定を使いつつ、それらをステレオタイプで終わらせずに所属する登場人物達の個人の考えとして描く事で、記号では無く、そう言う考えの登場人物が行動した結果として物語に組み込まれ、そのどれもが自然と言える。

これは、仮にストレンジャーシングスをポリコレ的な視点で見た場合に、極めて正しいポリコレ要素の扱いをした事でポリコレ要素を面白さに昇華した、良き成功例と言えるだろう。

物語に仕掛けられた大どんでん返し達

本作は、とにかく魅力的などんでん返しが多く、それも、どれも上手い。

裏側の世界と思っていた場所は裏側では無かったし、全部の元凶かと思われたヴェクナでさえ全部の元凶では無かった。

この、見ていた世界を文字通り根底からひっくり返す仕掛けが何個も仕掛けられていて、それを全部読み切る事は不可能だ。

5シーズンもの積み重ねもあり、世界がひっくり返った時の快感は、カタルシスが凄い。

あまりにも綺麗な終わり

最終話にて、苦労の末にヴェクナとマインドフレイヤ―を総力戦で倒し、異世界と地球の衝突を回避して、異世界へのゲートを破壊してからの丁寧なエピローグ。

カリが死に、イレブンも消息不明となり、元の日常に戻ったホーキンスの面々が描かれ、生存したメインキャラクター全員が前に進む姿が描かれてからのどんでん返し。

マイクによってイレブンの生存がオープンエンド的に示唆され、イレブンの生存が視聴者には明かされる形での完璧なハッピーエンドである。

イレブンとホッパーの義理の親子関係は泣けるし、イレブンとカリの義理の姉妹による最後の仕掛けは、物語的にカリを再登場させた意味が分かるし感動的だ。

イレブンがマイクと約束した場所で新たな人生を掴もうとすると言う終わりは、サイバーパンクエッジランナーズでルーシーがデイビッドとの約束を果たす為に月に行く系の、離れ離れになったが二人は繋がっている事を彷彿とさせ、落としどころしては嫌いではない。

自分達の卒業式を滅茶苦茶にした後、D&Dをストレンジャーシングスに重ねて遊ぶマックスを加えたメイン4人組を描いてからの、5人がゲームブックを仕舞い、ホリーやデレクと言った次世代に席を譲る象徴的な終わりも美し過ぎる。

スティーブ、ジョナサン、ナンシー、ロビンの別れと再会の約束も全員が特別な親友として終わるが、それが一番良い形と言う恋愛を最上に扱わない結末は感動出来たし、ジョイスとホッパーの結婚も良かった。

ヴェクナと言う器

シリーズ通して子供やデモゴルゴンを利用する力の器として暗躍していたヴェクナだが、ヴェクナ自身もマインドフレイヤ―の器だったが、ヴェクナは器にされたが操られずに自分でマインドフレイヤ―と組む事を選んだ事がウィルとのやり取りで明かされる。

このヴェクナことヘンリー・クリールもマインドフレイヤ―の被害者だが、同時に加害者側に回らなければやっていられない状況に置かれていた事も描かれ、最終的にジョイスに首を斧で切り落とされると言う形でとどめをさされる死に方をするが、(決定打はイレブンがマインドフレイヤ―の棘にヴェクナを貼り付けにした事だが)ここに至るまでに悪い事をし過ぎた上に個人では作中最強なので、今更やり直せる余地が無いしトドメは順当と言った感じか。

なのだが、ジョイスの首切断シーンが嫌に生々しく、被害者達のフラッシュバックもあって、カタルシスよりも「やっと終わる」と言う、鎮魂的な方が強く感じられる独特な決着であった。

結局、軍が全部悪い?

ヘンリーにマインドフレイヤ―の欠片を接触させた事は事故だ。

だが、最終的に悪いのは実験して異世界と地球を裏世界と言う道で繋げた者達で、当時の悪者は恐らく全員死に、実験を継いだ人々も悪そうな奴は結構死んだが、純粋に研究を継いだケイ博士(リンダ・ハミルトン。サラ・コナーの女優さん!)は、イレブンと異世界を失った段階で手を引いたらしき結果しか描かれず、有耶無耶ながらも作戦失敗と言う事で手を引かざるを得なかったのだろう。

とは言え、妊婦にカリの血を輸血したり結構滅茶苦茶やってた印象もあるので、もっと、こう、痛い目に遭って欲しかった気も。

終わりに

総評となるが、マジで最高だった。

スティーブの豆の木作戦とか、ナンシーとジョナサンの別れの告白とか、どれも良いシーンばかり。

マレーの大活躍も良かったし、クラーク先生がダスティン達の為に加入するのも、スティーブとロビンとウィルって言う理解者の繋がりみたいなのが見えるのも良かったし、良かったところを挙げたらキリがない。

マジで。

良い報告はストレンジャーシングスが面白いまま終わる事。

悪い報告はストレンジャーシングスが面白いまま終わる事。

これに尽きる。

まだこっちの情緒は興奮気味だよ。

LEGOストレンジャー・シングス:クリールの家を勢いで買っちゃうぐらいには熱かった。

ここまで読んで未視聴の人が仮にいれば、是非見て欲しい。

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