壊すべき悲劇の円環
いずれ食われる側となる、ベールに隠された同士討ち装置。
終わりの無い蟲毒。
共食いを前提としたビバリウム。
いずれにしても、その環境で待っているのは、あまりハッピーエンドでは無い様子。
誰かの悪意や、厄介な善意によって作られた、とんでもない環境。
幸せを掴むなら、強者となるか、逃げだすか、環境そのものをぶち壊すぐらいしか無いのかもしれない。
この記事では、そんな「気付けば作られた生態系・食物連鎖の中だった」と言った設定が出てくる作品を紹介していく。
どんでん返しに使われる事が多い設定なので、重大なネタバレが多分に含まれている。
ネタバレを避けて純粋に作品を楽しみたい人は、事前に気になる作品を楽しんでから記事を見て欲しい。
selector(2014)
<内容>
都会に引っ越してきてから、友人もなくただ日々を特に不満もなく過ごしていた女子中学生「小湊るう子」。
そんな「るう子」を気遣う祖母をみかねて、兄がるう子に買い与えたものは、中高生の男女を中心に人気のWIXOSS(ウィクロス)というカードゲームであった。
渡されたカードゲームを開け、中に入っていたある1枚のカードを見ると、カードの中に描かれた少女が突然動き出した。
不思議に思う「るう子」をよそに、その少女は「るう子」にバトルがしたいと言い続ける。その少女の事をタマと名付けつつ、
不思議な事態に困惑している彼女の前に、るう子の事をセレクターと呼ぶ、同級生の紅林遊月からカードバトルを挑まれる。
タマは一体何者なのか?セレクターとは?
希望、願望、欲望。それぞれの想いを胸に少女たちは危険なゲームの渦に飲み込まれていく──
- カードに選ばれたセレクターは、自分の願いを叶える為にリルグと契約してカードバトルをする必要がある。
- カードバトルに一定数勝利すると、セレクターはリルグと身体を入れ替えられ、リルグはセレクターの身体を使って願いを叶え、リルグになったセレクターは他のセレクターを同じ状況に陥れない限り人の身体を手に出来ず、元の身体にはそもそも戻れない。
と言う、カードに勝てば願いが叶うと言う触れ込みから「そもそも嘘」で、関わったら最後、元の生活に戻れない地獄の様なゲームが待ち受けている作品。
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(2021)
<内容>
「自分ツッコミくま」ナガノの人気シリーズ、待望の書籍化!
なんか小さくてかわいいやつ=通称「ちいかわ」たちが繰り広げる、楽しくて、切なくて、ちょっとハードな日々の物語。みんなに愛されて、優しくされて、こういう風になって暮らしたい…はずが、周囲には得体の知れない存在もたくさん!?
でも、大好きなハチワレやうさぎたちと、おいしいものを食べたり、労働の報酬でほしいものを手に入れようとしたり、毎日を一生懸命生きる「ちいかわ」の周りは、いつも笑顔で溢れています。この本でしか読めない描きおろしエピソードももちろん収録!
もう一つの「ナガノワールド」、ここに開幕です!
あくまでも現在連載分までの一般的な考察の一つとなるが、
- 鎧さん達が、ちいかわ族に討伐を始めとした仕事を斡旋
- ちいかわ族が、でかつよ族やキメラを討伐して生活
- でかつよ族やキメラは、元ちいかわ族っぽい(突然変異や呪い等が原因?)
と言う、なんとも不穏な世界に見える。
パラサイト・イヴ 2(1999)
<内容>
映画的な手法を凝らし、謎解きの面白さを加えた「シネマティック・アドベンチャー」・シリーズ合計約140万本を売り上げたヒットシリーズです。
ネヴァダ地下実験場の下層、シャンバラではアンミックと呼ばれるミトコンドリアによって人為的に改造された人間を飼育する人工日照システムを備えた地下大規模温室が存在する。
新しい人類の形を模索し、人類を使って人類の生態系を完結させると言う狂った代物。
魔法少女まどか☆マギカ(2011)
<内容>
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い―
それは、新たなる魔法少女物語の始まり―
- きゅうべえが少女の願いを叶える時に、代償として少女を魔法少女にして魔女討伐をさせる
- 魔法少女は魔女討伐しないと、いずれ魔女になってしまう
- 魔法少女が生き続けるには、きゅうべえが魔法少女を作り続けて、誰かが魔女になるしかない
メイドインアビス(2013)
<内容>
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。アビスの緑に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?幻想と機械が入り混じる大冒険活劇、第一巻!★単行本カバー下イラスト収録★
6層に存在する慣れ果て村が該当。
以下、現在アニメ化部分の重要なネタバレ。
慣れ果て村その物の正体は、原住民の少女イルミューイの慣れ果てた姿だ。
子を生めない身体ゆえに村を放逐され、後にアビスで死の境を彷徨ったイルミューイ。
願いを叶える遺物「欲望の揺籃」によって、無尽蔵に子供を産み続ける肉体を得る代わりに人の形を失ってしまう。
しかし、ワズキャンによってイルミューイの子供達はガンジャ隊の食料にされ、それによりガンジャ隊は6層を生き延びる事となる。
そんな中で更にイルミューイは、ワズキャンによって現在に繋がる慣れ果て村に作り変えられてしまう。
やがて、慣れ果ての群となったガンジャ隊を体内に住まわし、子供を食い殺され続けたイルミューイは、最後に自身の分身の様な慣れ果ての娘ファプタを生む事となる。
ファプタは、これまで食い殺された兄姉達の復讐とイルミューイ解放を狙い、母の敵全てを殺し尽くそうと機会を伺っている。
要は、イルミューイの中でほぼ完結した生態系が出来上がっていて、ファプタはイルミューイを肉体・精神的に救おうとしていると言う設定だ。
※この記事は、追記・編集していく予定です。



